＞突然の早苗×霊夢小説＜

不二式 @Fujishiki

早苗「わ…霊夢さんって…割と…着痩せするタイプなんですね…」 霊夢「サラシ巻いてても最近胸がキツくて…」 早苗「ブラジャー付けましょうよ…」 霊夢「だって…結婚式で、白無垢を綺麗に着たいんだもん…」 早苗(ｷｭﾝｷｭﾝ)「れ…霊夢さん…可愛い…」

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早苗「霊夢さーん、遊びに来ましたよーっ」 返事が帰って来ない。家に上がると、寝ている霊夢。 早苗「…霊夢さん、調子悪いんですか？」 霊夢「うーん…」 霊夢とおでこをくっつけて熱を測る早苗。 霊夢「―ッ！！」 早苗「熱ありますねえ…」 霊夢「ね…熱上がるから！くっつかないで！」

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早苗「ほぅら、奇跡の力でチルノから氷を貰ってきましたよー」 霊夢「それ奇跡でもなんでもなあひゃぁあ…きもちぃ…氷枕きもちぃのぉ…」 早苗「そしてこれが奇跡の力で、ガスコンロにかけて作った、柔らかめのおかゆですよー」 霊夢「だからそれ奇跡でもなんでもな美味しい…」

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早苗「汗かいたでしょ？身体拭いてあげます」 霊夢「……」 早苗「どうしました？」 霊夢「…恥ずかしい…」 早苗(ｷｭﾝｷｭﾝ)「じゃ…じゃ部屋出るんで、タオルで身体拭いておいてください、タオルだけ回収しますから」 霊夢「わかった…」 早苗(回収したタオルすーはーすーはーしたい…)

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霊夢「…入って…」 早苗「はーい…ってまだ裸じゃないですか！」 霊夢「背中は上手く拭けなくて…拭いてくれる？」 早苗「も…もちろん！」 コシコシ 霊夢「なんでこういうのって、人にやってもらうと気持ちいいんだろうね」 早苗(ﾄﾞｷﾄﾞｷ)「な…なんででしょうねー」

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寝ている霊夢「ｽｰｽｰ…」 早苗(霊夢さんの寝顔綺麗だなあ…) 解けつつある氷枕に気付く早苗。 早苗(チルノに貰ってこようか) 〜湖〜 早苗「チルノー！氷ちょうだい！」 チルノ「えーまたー？」 早苗「ダメ？」 チルノ「世の中とーかこーかんだもん！ろーどーにはたいかがいるもん！」

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早苗「わ…私は何をすれば…」 チルノ「お話して。外の世界から来たんでしょ？」 早苗「そうねー。外の世界には、冷蔵庫ってものがあるのよ」 チルノ「れーぞーこ？妖怪？」 早苗「電気エネルギーで動く、食べ物を冷やす道具よ。ずっと食べ物を冷やし続けて、食べ物を保存するの」 チルノ「へー」

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早苗「冷蔵庫の仲間には、物を凍らせる道具の、冷凍庫ってものがあるのよ。食べ物を凍らせ続けることで、さらに保存出来るの」 チルノ「幻想郷では使えないの？」 早苗「冷蔵庫があっても、冷蔵庫を動かす電気が、幻想郷では確保し辛いのよねー…今、幻想郷で電気を確保しようと頑張ってるわ」

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チルノ「冷蔵庫も冷凍庫も、なんだか親近感が沸くけど、使えるようになれば、あたいのろーどー価値が著しく下がりそうね」 早苗「あはは…まあそうね」 チルノ「まあ、あたいはろーどーしなくても、生きていけるし、どうでもいいけどねー。妖精はいたずらが仕事だし、本分に戻るだけよ」

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チルノ「お話楽しかったよ。対価を支払おうではないかっ」 早苗「ありがとう！」 早苗が袋を差し出すと、そこに氷を入れるチルノ。 チルノ「はっはっは！こいつはサービスだーもってけどろぼー」 早苗「あ…あはは…」(こんな言葉どこで覚えてくるんだか…)

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早苗「霊夢さーん！氷持ってきましたよー」 霊夢の枕元にいる魔理沙。 早苗「あ…魔理沙さん…」 魔理沙「よう。薬は飲ませておいたぜ。日頃霊夢には世話になってるからな」 早苗「…キノコが材料なんでしょ？大丈夫なんですか？」 魔理沙「自分で飲んで試してるから大丈夫」 早苗(早死しそう)

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早苗「氷枕を載せて…これでよし…と」 魔理沙「早苗は世話焼きだなあ。自分なんて霊夢に世話焼かれてばっかりなのに」 早苗「霊夢さんには、いろいろ貰ってますから…」 魔理沙「あいつはそんなお金も物も持ってないだろ？」 早苗「お金じゃ買えないものですよ」 魔理沙「…そうか」

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むくりと起きる霊夢。あくびをして、すっかり調子の良くなった身体で伸びをすると、そばで早苗がすやすや寝ていた。霊夢はその髪をさらさらと撫でると、早苗はにっこりして、 「霊夢さぁん…大好き…」 と寝言を放った。 霊夢の顔がまた熱を帯びた。