じつは、避難のときにも同様の問題があった。避難すると、生活基盤を失う。それによる不利益と健康を守る利益の天秤だった。天秤をかけて避難が有利と思ったひとが(自主)避難した。甲状腺検査も、天秤かけて検査が有利と思うひとだけが検査するのならかまわない。でも現実はちがうと私はみてる。
2013-03-16 11:58:51勘が悪い,、と評価します。 QT @HayakawaYukio ↓ 批判の声を生んだ批判者側の理由(私の想像)。1原発事故の影響が必ずあるはずだと思い込んでいる、2(放っておいても長い間)悪さをしない小児甲状腺がんがあることを知らない。
2013-03-16 21:23:55@kentarotakahash @HayakawaYukio 私の想像は、「1,医学部に合格するくらい勉強すると、どのくらい精神が破壊されるかを、知らない。2,大規模調査ということのもつ暴力性を軽視している。」
2013-03-16 21:30:39とすると、2に繋げた場合、ちゃんとした医者は大規模調査の暴力性を重視する、として良いでしょうか。QT @kentarotakahash ちゃんとした医者というのは、自分の精神の破壊されていることに気づいた医者、という意味だと受け取りました。
2013-03-16 21:47:57昼にこう書いた( http://t.co/P4W0XnyvkH )んだけれど、前後を含め、ちゃんと読んでみたら、ちょっと違った。避難の問題と、甲状腺検査の問題に共通項がある、というのは早川さんの言う通りなのだが、僕の捉え方は少し異なる。
2013-03-16 22:51:16ここで、玄妙さんの「知らぬが仏」論を思い起こすと、今の避難の話と重なり合うのは、甲状腺がんが発見された後の話だ。甲状腺がんだと知ってしまうと、切除手術したくなる。が、甲状腺がんは放っておいても良いことが多い。
2013-03-16 23:11:17A:甲状腺がんだと知ってしまうと、切除手術したくなる。が、甲状腺がんは放っておいても良いことが多い。B:放射能汚染されたと知ってしまうと、避難したくなる。が、住み続けていても放射能ではがんにならないことの方が多い。このABの相似ね。
2013-03-16 23:16:07このA及びBの考え方は、当然ながら、少数の悲劇を生み出す。少数の悲劇を生むとしても、「知らぬが仏」の方が社会全体としての最適解だとするには、それ で幸せが保たれる大多数というのが何%以上だったら良いのだろう?
2013-03-16 23:21:46さて、今日の早川さんのTw。「避難すると、生活基盤を失う。それによる不利益と健康を守る利益の天秤だった。天秤をかけて避難が有利と思ったひとが(自主)避難した。甲状腺検査も、天秤かけて検査が有利と思うひとだけが検査するのならかまわない」http://t.co/Uzj9XiD8o4
2013-03-16 23:26:22↓ これは比較のポイントが違う。「避難すること」と「検査を受けること」を比較している。どうも、早川さんは、2年前に避難しなかった人が、今、甲状腺検査を受けることが不合理である、そういう人達は利益/不利益の理性的に評価せず、流されている人達である、と考えているように見受けられる。
2013-03-16 23:30:15が、僕が考えるには、この2年間に避難をしなかった人(親)が、甲状腺検査を受けようとする(子に受けさせようとする)のは、実に合理的な判断だと思う。
2013-03-16 23:32:02なぜなら、年10mSVあるような土地に20年住み続けても、大多数の人は家族に致死性のがんが出ることはない。自分の家族はその大多数にとどまれる、と考える(そのぐらいの運は信じられる)人は、避難はしないだろう。
2013-03-16 23:37:56同様に、甲状腺がんの検査も、受けたところで、B判定が1%以下というような検査だ。もともと、検査は安心のための検査だと公式に謳われているし、あるいは、当局の思惑が外れて、数年後に福島でゴメリ並みの小児甲状腺がんが出たとしても、数千人に一人の確率でしかない。
2013-03-16 23:50:23だから、検査を受ければ、大多数が安心することは最初から約束されている。となれば、避難と同じように、自分(の家族)はその大多数にとどまれる(そのくら いの運は持っている)と考える人は、検査を受けるだろう。大多数に約束されている「安心」という利益を取りに行くだろう。
2013-03-16 23:55:35と考えると、避難せずに福島にとどまっている人(親)が、甲状腺の検査を子供に受けさせるというのは、矛盾するどころか、極めて合理的ということになる。早川さんはそれを「理解できない」と言うのだが( http://t.co/Xu6KkhEDbf )、むしろ理解しやすい行動だろう。
2013-03-17 00:03:43あるいは、そのような人達はリスク評価ができていないから、そう行動するのだ、と言う人が出てきそうな気もするが、そんなことはない。発癌の確率を過去データから学んだ上で、「大多数の側にとどまれる運は持つ」という人生観に従えば、取るべき行動は「避難はせず、検査は受ける」になる。
2013-03-17 00:11:50@AtsuTam ちなみに、放っておいたら、死に至っていた(あるいは、酷い闘病になっていた)がんが発見された人(の家族や友人)は、検査で幸せになります。誰も幸せにならない検査は、そういうがんを一つも見つけられない検査です。
2013-03-17 01:01:01これが早川仮説。RT @HayakawaYukio: なにも情報を与えられず、情報を取りに行こうとしなかったひとたちが、避難する機会を失ってあそこに留まった。いま、あのときとまったく同様に、なにも情報を与えられず、情報を取りに行こうとしなかいひとたちが、甲状腺検査に列をなしている
2013-03-17 07:39:53悪い結果を知りたくない人は、検査に行かない傾向がある。RT @study2007: がん検診受けぬ理由―内閣府調査(時事通信) - Y!ニュース http://t.co/LncN7xVsvY 「時間がない」(47.4%)が最も多く、「がんと分かるのが怖い」(36.2%)が続いた。
2013-03-17 07:52:26じゃ、僕はどっちにも入らないな。RT @mu0283: 玄妙・早川サイドは、切らなくてもよい甲状腺が切られることを懸念している。玄妙・早川批判サイドは、早期発見・早期治療(あるいは慎重な経過観察)を行ったほうがよい甲状腺がんが見つけられないままになることを懸念している。
2013-03-17 10:25:28いいえ。それはすでに答えが出ている。RT @AtsuTam: 果たして甲状腺検診が、そういうもので有るか否か・が、重要なポイントになるわけですね。> @kentarotakahash :誰も幸せにならない検査は、そういうがんを一つも見つけられない検査
2013-03-17 10:30:14うーん。QT @TAKASHIMA724 @drsteppenwolf 一般論で言えば,具体的な患者の疾病との関係で必要なCTであれば,個別の同意までは要求されないと思われます。また,通常の患者であれば,一定の医療被曝の可能性は一般常識として既に認識していると思われるからです。
2013-03-17 10:46:05@kentarotakahash インフォームドコンセントの現状を認識しておられないことは,子供の検査結果を知らせたときに親は理性的に対応できない,という玄妙さんの推論にもつながっていると思われます。
2013-03-17 11:57:13@kentarotakahash 「必ずしも必要ではないが後で文句を言われないように切っておけ」という対応(過剰診療といいます)の恐れが全くないとは言えませんが,少なくとも,より適切な診療行為が経過観察であるのに,これを患者に知らせず切除した場合には,それ自体が医療過誤です。
2013-03-17 12:06:18@kentarotakahash なお,「生命に関わる疾病(末期ガンなど)の場合,正しい情報を与えると多数の患者は不合理な行動を取るので,知らせないほうがよい。」,という考えは,実は,インフォームドコンセント自体に対する批判として,かなり前から主張されています。
2013-03-17 12:26:46