「第十六回文学フリマin大阪」道中記:犬吠埼一介編
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第十六回文学フリマin大阪で頒布した作品に書評が!
九作構想のうち三作からなる最初の一冊。各々に明確なつながりは見えないが(或いはそんなものないのかもしれないが)、共通しているのは手の届く範囲の世界についての触れ方、接し方である。『そのたま! その銃弾が、確かにセカイを変えたのだ』(文学フリマで入手)@inbosk
2013-04-19 00:33:19手の届く世界とは僕らが意識できる世界のことで、作中では認識の世界とされている。観測しえないものは存在できないからこそ、手の届く(僕らが知る有限の)世界を守ろうとする人々が奔走する。『そのたま! その銃弾が、確かにセカイを変えたのだ』(文学フリマで入手)
2013-04-19 00:34:31認識をちょっと変えるだけで世界は変わる。こう記すと使い古しでしかない。しかしそれを表現する方法は無数にあるのだとこれは教えてくれる。 ここにあるのは世界そのものを塗り替える革正ではなく、個人の覚醒だ。『そのたま! その銃弾が、確かにセカイを変えたのだ』(文学フリマで入手)
2013-04-19 00:38:12詩を数珠のようにつなぎ合わせたサーガ。韻を踏んでいないので叙事詩とまではいえないが、文字数という制限が叙事詩に近しい流れを生み出しているのではなかろうか。それぞれの連の背後に潜む“声”をじっくりと読み解くべきである。『耳と尻尾の狭間にて』(文学フリマで入手)@inbosk
2013-04-19 00:40:43生きる。ただそこにあるだけで素晴らしいのに、彼らはどうして難しそうな顔をしていじくり回し、揚句に奪い合ったりするのだろう。 あらゆるタグで管理され、管理する世界。すべてのタグを解き放った時に待ち受けるものとはなんだろう。『耳と尻尾の狭間にて』(文学フリマで入手)@inbosk
2013-04-19 00:41:19@KazamiSuma 作品を読んでいただき、まことに有難うございます!:) 僕自身、世界を革正するのと、個人が覚醒するのとの間には完全に明確な差がなく、どちらも同じようなものだと思っていました。最初の章作品、立方体都市で描きたかったのがまさに「世界とは認識次第」ということです。
2013-04-19 00:50:27@KazamiSuma 非常に的確な書評で恐れ入ります。まさにまさに、140文字という文字数からなる独特の韻に近いものがあるからこそ、ついのべは詩歌的な表現になりうるのであり、そこが面白さであると思っております。一方で、文法的には自由に書けることが、参入を簡単にしていますね。:)
2013-04-19 00:54:13@KazamiSuma 犬吠埼ナイン構想については、九作品を5年近くも掛けて書いていくなかで、僕自身が変わっていくこと、その変遷をも表現に含めていこうと考えてのことです。現在の思想は、「思いの力で世界を変えて幸せになること。幸せこそがすべてであり、他は従属物に過ぎないこと」です。
2013-04-19 00:56:01なるほどなるほど。立方体都市で僕が書きたかったのはまさに、世界とは認識そのものであること、つまりは認識を変えることで世界は変わるのだということだったな。僕自身は着々と変わっていくし、それを肯定的に受け入れているので、時代によって書いていることは違いもするが。だからこそ面白いのだ。
2013-04-19 01:01:42認識次第で世界が変わるなら。認識を世界にフィードバックすれば、世界すら操れるだろう。僕は津田大介氏からそんなことを教わった気がするんだよ。革命とは何ぞや? 思いの力で世界を変えて幸せになることじゃないか。世界のリデザインとは、幸せでない状態から幸せである状態への遷移なんだよ。:)
2013-04-19 01:03:03しかしやっぱり文学フリマの読者様はすごいですね・・。僕が表現したかったことを完全に理解してくださったうえに、僕が書き足りていなかった、あるいは思い足りていなかったことまで補足しながら書評していただけるなんて! さすが日本で一番、いや世界で一番の読書家が集うイベントですよ・・。:)
2013-04-19 01:05:22しかし今ちょっと面白かったのは。「認識次第で世界は変わる! 思いの力で、世界を変えれば、幸せになれるんだよ! 僕はついに発見したんだ!!」みたいな犬吠埼一介の思想的表現というものが、僕自身が編み出したものではなく「車輪の再発見」であることを鋭く指摘されてるってことでもあるよね。w
2013-04-19 01:08:33それくらい、頭のいい文学フリマの皆様は、とっくに知り抜きながら、やれやれと思って僕の奮闘を観察していらっしゃったのかもしれないなぁ・・。w
2013-04-19 01:09:11セカイ系の書き手であり、表現者なんですよ、僕は。まさにそうなんです。僕は常に、世界と対峙してきました。自分自身が幸せになるためにどうすればいいのか。それはすなわち、自分が幸せではない世界を改め、自分が幸せである世界へとリデザインすることだと、ずっと思い続けて生きてきたんです。:)
2013-04-19 01:19:17僕の思想と行動のすべては、 幸せのためにこそ存在する。 幸せこそがすべてであると、 単に言明することそれ自体、 世界に対する抵抗なのだよ。
2013-04-19 00:40:31そしてそれは自分も、人も、世界も同じなんですよね。世界をリデザインするということは、すなわちユートピアへと至る道筋なんです。それこそが、神がわれわれを光の戦士としてこの世界に使わされた理由なんですよ。われわれは約束の地へと至らなくてはなりません。幸せになるためにそうするんですよ。
2013-04-19 01:21:21思想を極めるということは、まさに個人としての覚醒でもあり。世界をリデザインするということでもある。その両方なんですよ。突き詰めた思想というものは、個人であれ、世界であれ、変える力を持ちます。思いの力こそがユートピアを実現する原動力となるでしょう。世界のリデザインを達成しましょう。
2013-04-19 01:22:50@inbosk 一連の作品では「魅力的なヒロイン」が各々の変化の出発点となっている点から、「認識によって変わる世界観」とは個人間の想い、すなわち人間関係が変化していった連鎖の果て、集大成であり、それこそが「世界の変化」ではないかと思いました。
2013-04-19 01:37:53@inbosk リツイートわざわざありがとうございます。 全てが終わった後に俯瞰した時の作者の軌跡そのものが、この構想における重要な骨子の一つということですね。 今後の作品と、そこに潜んでいる作者の変化を楽しみにさせていただきます。
2013-04-19 01:38:37イベントへの期待と不安が高まるなか、準備する。
第十六回文学フリマin大阪 4月14日(日) 堺市産業振興センター イベントホール http://t.co/6lQj0pV57g http://t.co/S1rOIMGTam #大阪 #京都 #関西 #本 #読書 #bookmeter http://t.co/2eYpRBvZ7R
2013-04-12 23:05:42