図書館の恋

髪伸びろー @sera_R18

受験の日はまさきから１通だけ、「がんばってね」とだけメールが来てて、漣も「がんばるよ」と一言だけ返信をした。

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図書室　「まーさき」「…漣くん」「…じゃんっ。受かった。」「…」「メールありがと。」「…おめでとう…っ」「うん、…ありがとう。」

髪伸びろー @sera_R18

「漣くんの学校は…どこにあるん？」「んー…ちょっと、遠い、電車でー…１時間くらい。」「ふーん…」「…また変なこと考えてんだろ。」「考えてへんよ」

髪伸びろー @sera_R18

「俺、一人暮らししようかなーと思って」「一人暮らし…」「学生用のアパートとか安く借りれるし、通学の定期代とかいろいろ考えると、そっちのが安い」「…うん」

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一人暮らしなんてもっとずっと先のことだと思ってたし、まさきにとってはすごくオトナな事に思えて、急に漣が遠くに行ってしまったみたいですごく寂しくなる

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漣にしてみれば、距離は離れるけど落ちついて自分のことを考えられるいいきっかけになるかもしれないし、まあ、家にまさきを呼べて２人きりで邪魔も入らずゆっくり過ごせるだろうし、みたいな考え

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「まあ、そしたらバイトとか…あー結構忙しくなるのか？」「いやや」「いやや…なあ」「…俺も早く大学生になりたい」「えぇーそっち…」

髪伸びろー @sera_R18

大学生になった自分が高校生と付き合うことにちょっとした罪悪感となんとも言えないイケナイ気分を感じるのがいいんだけどなー…とか桐山さん歪んでるよ君

髪伸びろー @sera_R18

「まさきは、ゆっくり大人になればいいのよ」「２歳しか、違わへんのに」「…２歳の壁は結構大きいよなぁ…」「体は大人やもん」「こらこらこらこら。」

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「でも会いに行こうと思えば行けるし」「それやアカンの…」「…なんでよ」突然泣きだすまさき

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「…まさき、泣くな」　

髪伸びろー @sera_R18

「泣かないで」「漣くん」「どした」「好きや」「…うん、俺も」「大好きや」「…うん」