#TBss Purple Rain まとめ

ケイヨウ🌻低浮上気味っす @keiyou3

シュテルンビルドの下層から見上げた雨ってPurple Rainな感じなのかなぁ。。。そんなバディください(・ε・`*)

なち＠土曜 東 パ 09a @nachi8118_ss

@keiyou3 右に同じく欲しいです( ´ ▽ ` )ﾉ

ケイヨウ🌻低浮上気味っす @keiyou3

@nachi8118_ss ほしいですよねぇ、ほしいんですよー(´ε｀ )＜ください♡

なち＠土曜 東 パ 09a @nachi8118_ss

@keiyou3 え？え？ブーメラン？（笑） でもあの場末のモーテルっぽい感じ、好きです。「こんなとこで悪いな」「無駄にこの街を知り尽くしてますよね、貴方」とかではじまるんですよ、きっとε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(;￣◇￣)┘

ケイヨウ🌻低浮上気味っす @keiyou3

夢心地でバーから這い出ると霧雨で街が紫色に煙っている。俺が人肌が恋しくなったと言い訳しても誰も文句を言わない、そんな静かで肌寒い夜だ。相変わらず頭上の巨大なディスプレイに相棒のCMが流れ、その意味深な文句を鼻で哂う間に画面の赤に染まる霧雨が俺を濡らしてゆく<ゆめ> #同題二次TB

なち＠土曜 東 パ 09a @nachi8118_ss

@keiyou3 雨は街から色んなもんを洗い流して行く。においも熱も。見上げた先の相棒が消えると俺は不意に寒さを思い出した。何の当てもなく携帯を手にする。『寒いんだけど』案の定相棒は不在。俺は分が悪い賭けみたいに伝言を残すと雨の中歩き出した。ウチには帰りたくねぇなぁ #TBss

ケイヨウ🌻低浮上気味っす @keiyou3

@nachi8118_ss 留守電に低気温の苦情を残す素直じゃない年上の相棒に文句を言おうと電話すると、『あ、アンタがバニーちゃん？なんだ男かよ！虎徹さん酔いつぶれてさ、近所だから送っていくから心配すんな』そう言って切れた電話に呆然とする<どうする？> #同題二次TB #TBss

なち＠土曜 東 パ 09a @nachi8118_ss

@keiyou3 聞き覚えの無いその声に気付けば「安心出来るかっ！」と叫んでいた。信じられ無い！何やってるんだあのおじさんは！そして怒りに震える指で再度呼び出す。「一歩もそこを動くな！」恫喝する僕に、だが応答はのほほんとした声。「りょ〜かい」そして送られて来る現在地。#TBss

ケイヨウ🌻低浮上気味っす @keiyou3

@nachi8118_ss 急いで下層の薄暗いキャバレーに足を踏み入れると、店の奥で安物のドレスの肩紐がずり落ちているのをストールで隠す年配の疲れたホステスに話しかけられてだらしなく笑う男と同じテーブルで無防備にソファーに凭れて口を半開きで寝ている虎徹さんを見つけた。 #TBss

ケイヨウ🌻低浮上気味っす @keiyou3

@nachi8118_ss 僕は虎徹さんをぞんざいに抱え上げると、「へぇ、アンタがバニーちゃんなのねぇ。意外だわぁ」滲んだルージュの女の声が僕に纏わりつき、咥え煙草の男は下品に煙を吐きながら僕を値踏みをする。「これじゃ虎徹さんが苦労する訳だ。礼儀がなってねぇな」 #TBss

ケイヨウ🌻低浮上気味っす @keiyou3

@nachi8118_ss 「コノ人がご迷惑を掛けたようですね、この卓の支払いは済んでます。いつでもお帰り頂いても結構です」挑戦的に往く手に足を投げ出され、周りからは野次が飛ぶ。職業柄ケンカで負ける訳はないが、虎徹さんの縄張りを乱す事に少し考えを巡らせていると、 #TBss

ケイヨウ🌻低浮上気味っす @keiyou3

@nachi8118_ss 「あれぇ茶色い目のバニーちゃんら」 呂律の回らない虎徹さんが目を覚まし「ママかえる。今日のツケな」と言う言葉に、店内の全ての客が僕をすんなり出口に見送る。ココはまるで村社会だなと店を出て見上げると、既に霧になって紫に煙り階層境界すら見えない #TBss

なち＠土曜 東 パ 09a @nachi8118_ss

@keiyou3 「なぁなぁ、なんれ茶色のお目々なんだよぉ」言いながら下ろせとばかりに足をバタつかせるあの人を、軽く揺すり上げて黙らせる。「BBJとお付き合いがあると言われた方が良かった？なら今からでも戻りますが」威圧的に言ったのにあの人はくすくすと楽しそうに笑うだけ。#TBss

なち＠土曜 東 パ 09a @nachi8118_ss

@keiyou3 「帰ります」このままここにいたところで埒が明かないと踏んで、僕は霧雨の中歩き出した。だが数歩も行かない内に、背中をバンバンと叩かれる。「いーやーだ」あんた何処のワガママおやじだ。それなのに「貴方の部屋も、僕の所も？」僕も何、希望を訊いてるんだか！#TBss

ケイヨウ🌻低浮上気味っす @keiyou3

@nachi8118_ss 「バニーの背中は堅いからヤダーっ、おろせぇ、おろせよぅ」子供の様に僕の背中を叩き足をバタつかせて、背中の居心地に対して文句をいうコノ人に僕の気持ちを汲む事など無い事に漸く気付いた馬鹿な僕は、なんだか急に可笑しくなって珍しく声をあげて笑った。 #TBss

ケイヨウ🌻低浮上気味っす @keiyou3

@nachi8118_ss 不貞腐れる虎徹さんを車の助手席に放り込むと、縋る力の無い体から雑多な臭いを嗅ぎ取ってから僕はおかしい。目の前に虎徹さんのアパートが見えるのに、どうしても雑多な臭いの漂うコノ階層に帰したくなくて、僕は雲の様な霧の中へ彼を攫ってしまったんだ。 #TBss

ケイヨウ🌻低浮上気味っす @keiyou3

@nachi8118_ss 部屋に入るとバスルームに直行して熟睡しているコノ人の服を剥ぎ取りバスタブに横たえる。カランから滔々と流れる水音を聴きながら荒れている唇を指先でなぞり、服が濡れる事を厭わずにコノ唇の所有者が誰かを確認することに没頭しても何かが足りないんだ。 #TBss

なち＠土曜 東 パ 09a @nachi8118_ss

@keiyou3 でも知ってるんですよ、僕。こんな風に何もかもを預けてくれるのは今は僕だけだって事。嵩を増していくお湯をぱしゃんと叩いたあの人の手をそっと持ち上げる。そして首を抱かせる様に回して虎徹さんをぎゅっと抱き締めた。「服が痛ぇ」素肌に擦れる感触に不平が零れる。#TBss

なち＠土曜 東 パ 09a @nachi8118_ss

@keiyou3 「おやお目覚めですか？」言って顎の猫を擽ればあの人はむぅと唇を尖らせた。「危な過ぎておちおち寝てられるかよ」「僕が貴方を害すとでも？」笑いながら文句の出所を親指で撫でる。と、あの人は口の端をにっと上げ僕の指を咥え込み、かしりと歯をたて言った。「まさか」#TBss

なち＠土曜 東 パ 09a @nachi8118_ss

@keiyou3 「でも役に立たねぇぞ」指を舐める口から零れた声に視線を下げる。そこにあるのはふにゃりと揺れる貴方。「これだけじゃ無いでしょ？」握り込んであやせばふっと熱い吐息が耳朶を掠めた。「えっち〜」僕の肩に額を擦り付け貴方が笑う。「僕、虎徹さん限定でどエロです」 #TBss

なち＠土曜 東 パ 09a @nachi8118_ss

@keiyou3 「お前なぁ」くすくす笑うあの人の腰を抱いて僕も笑った。「いいじゃないですか。ここには貴方と僕しかいない。ね、一緒に天国に行きましょう。だから脱がせて？」言えば虎徹さんがくしゃりと僕の髪を握る。「甘えん坊兎め」「問題でも？」強気で強請れば手が伸びてきた。#TBss

なち＠土曜 東 パ 09a @nachi8118_ss

@keiyou3 そこから先は、Under the Rose．紫の雨にけぶる街であの人とふたり、ただ愉悦に溺れる。 ねぇ虎徹さん、もう寒くないでしょ？ #TBss