福島共同診療所報告会 その3

Akira Tsuboiさんの、2013年3月10日、福島共同診療所の報告会の書き起こしをまとめさせていただきました。こちらは絵本の読み聞かせをなさっている女性のお話です。
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Akira Tsuboi @1876to1945

2013年3月10日、11日の福島で見聞録に戻る。福島行‐「それでは診療所での絵本の読み聞かせなどの取り組みを紹介いたします。」司会の女性に促されて皆の前にでてきた女性は、経産省前の女性テントの主催者だった。官邸前記で、自分と長く話した女性が顔を曇らせたのもこの女性だった。‐

2013-05-01 12:43:55
Akira Tsuboi @1876to1945

‐彼女は福島市に住んでいる。2012年に三回目の県民健康調査の結果を受けて福島県庁前でデモが抗議活動が催された。自分が情報をたどり参加したその広義には17名というごく少数の参加で、そこで自分は彼女に絵を所望されたのだった。この抗議活動も彼女が主催していた。‐

2013-05-01 12:46:47
Akira Tsuboi @1876to1945

‐「長いこと伊達市の柳川でこどもを育ててきて、絵本の母と子の読み聞かせ会をやってきて子供に絵本を読み聞かせしたりして、診療所に関わるのならこのあたりかなと思って始めました。私だけじゃなく、もしろ中心になっているのは若い女性です。若い、と言っていいかな(笑い)。‐

2013-05-01 12:49:05
Akira Tsuboi @1876to1945

‐「具体的なきっかけになったのは落合恵子さんがこの診療所に250冊の絵本を寄付してくださったからです。その後たまたま福島の保育所で40年勤めあげた古い友人が”なにかすることない?””なにか寄付したい”ってしばらくぶりで会って、”あ、この人だ、この人と一緒にやってゆこう”と思って‐

2013-05-01 12:52:15
Akira Tsuboi @1876to1945

‐「不思議だなと思って、次々に。診療所がこうして一年できてしまって、落合恵子さんから寄付があって、また友人があって、すごいことだと。つまり、立て続けに答えをちゃんと勇気をもってだしてゆく、絶対子供の問題症状がでてくるはずだという広島の体験から学んだ先生方が、‐

2013-05-01 12:58:11
Akira Tsuboi @1876to1945

‐ふくしま診療所が答えを一つ出すことによって、多額の金額が寄付が集まって、一年でこんなに建ってしまって、そこに今度は具体的なところに具体的な手がさしのべえられてゆく。そしてあったかい広場に感動した客自身も動く。ここだここだ、と答えを見つけて動き出せてゆく。‐

2013-05-01 13:02:07
Akira Tsuboi @1876to1945

福島行‐女性の話は続いた。「非常に大変な時代だし、大変な時代なんですけど日々生きがいを感じてやらせていただいています。そこでそれを(落合恵子氏から寄贈の250冊の絵本)を使ってどうなのかというと、ご覧のとおりここでは並べきれません。それでまあ、50冊ぐらい並べて始まりました‐

2013-05-03 10:51:56
Akira Tsuboi @1876to1945

‐「で、福島リビング新報に取り上げられて、こども福島のメールングリストにの紹介されて、ちらほらと来てくださる方が増えております。そして少しでも地道に、先ほど杉井先生の話にもありましたけれども、医療だけに終わらないこの問題。‐

2013-05-03 10:55:32
Akira Tsuboi @1876to1945

‐「(不明)家庭に暮らし方、学び方、食卓の作り方というか、食のあり方、すべての問題にでてきているんで、できるところを丁寧に、マンツーマンで話を聞きながら、命の立場にたって、本当のことに向かって、やっていけたらいいなと思っているところです。‐

2013-05-03 11:00:48
Akira Tsuboi @1876to1945

‐「これは読み聞かせがはじまってからではないんですが、レセプション、見学会の時にピエロさんが来てくれました。これは私の友人で、そのピエロさんにこどもさんに子供がまつわりついたんです。診療所にピエロ。聞いたことがないんですが、楽しさに惹かれて。その彼は職業も年齢も名前も明かさない‐

2013-05-03 11:05:50
Akira Tsuboi @1876to1945

‐「絶対に明かさない。”ダメだダメだ”(身振りをいれた。笑いが起きた)って。だから、こっちだって聞かないんです。その何の語らない、仕草だけで語るピエロさんにこどもが話しかけたんです。「ピエロさんしってる?わたし学校でいじめにあってるの」。‐

2013-05-03 11:10:18
Akira Tsuboi @1876to1945

‐ここで彼女は涙に声を詰まらせた。「そんな風にね、放射能と関係あるかどうかはわかりません。要するに教育の問題、社会の問題でいきづらくなってるその端くれに子供もいたと思うんですね。そういう風にピエロさんはその子に寄り添って立ち、そんないい場面を診療所によって私は見せてもらいました‐

2013-05-03 11:13:25
Akira Tsuboi @1876to1945

福島行‐女性の話は続いた。「そこに今度は40体も手作りのお人形が寄せられたんですよ。すごいんですよ段ボール2つなんですから。(会場から笑いが興る)なんか嬉しくなって、人形みて嬉しくなったのは久しぶりなんですけどね、全部並べて写真撮って、だきしめて今度はデモ連れてゆこうかと思った‐

2013-05-04 09:11:34
Akira Tsuboi @1876to1945

‐「(会場からまた笑いが興った)自然とそうやってなにかしたい、命の立場にたって本当のことに向かって、お互い一人じゃだめだいろんな知恵を集めて、予防医学東洋医学すべての知恵を集めて、診療所を面として、突破口というかここを窓口として、こうした人達が次々次々と寄せてくださる場として‐

2013-05-04 09:18:16
Akira Tsuboi @1876to1945

‐「そこに塊ってやってゆきたいと思います。読み聞かせ、落合恵子さんが寄贈してくださった本を通して、そこには心の文化があって、それに向かって勇気を持って具体的に立ち向かってゆく、誰かが勝つんじゃない、専門家任せじゃない、お医者さんだからお医者が子供のこと、命のことを考えてくれる‐

2013-05-04 09:21:39
Akira Tsuboi @1876to1945

‐「というの幻想でした。弁護団のことも政治のことは任せてゆくというのは幻想でした。ですから、自分たちが自らのからだの、そしてこころの主体となって、自分たち自らがつくりあげてゆこう、そんなことをお話できる広場をめざしています。もっともっと、狭すぎるんです。‐

2013-05-04 09:25:38
Akira Tsuboi @1876to1945

‐「食の提案もできないんです。からだの広場のスペースも足りません。ですから、まだまだほんとうに規模のおおきな、豊かな診療所として、福島のひとびとに寄り添う場として成長させていきたいので、またちからを貸してください。よろしくお願いいたします。」女性の話は終わった。‐

2013-05-04 09:28:09