無頼庵レポート7 28~30日 同行者・董子
@black_bury だがそれも今は気にしないことにした。必要があれば彼女から言ってくるだろう。無理に聞き出して不快感を与えても仕方あるまい。『だからね、シュウ。その詰めの甘さ、取材の甘さが結局貴方を半端にして落とし穴に落とすのよ?』以前サンドラに言われた言葉を思い出した。
2013-05-04 21:44:46@miyu_zs 頭にかぶる無頼庵さんの手が(やはり未だ触れられるたび戸惑いはするものの)菫子には嬉しかった。「はい」と頷いて、無頼庵さんをしっかりと見る。おじさんがあんまり危ない道へ入っていってしまわないように、と見張るように。
2013-05-04 23:33:26@miyu_zs ニクからどんどんと足早に離れてから、菫子は立ち止まって深くお辞儀をした。「あの、こんな、本当に勢いみたいに押しかけちゃいましたけれど。改めてよろしくお願いします」そうしてからあげた顔は歳相応の女子高生の顔をしていた。
2013-05-04 23:34:24無頼庵レポート30-2
@Zs_tl レポート30-2 董子くんを引き続き預かることになった。彼女からの申し出だったが、私が死に対して恐れがないことが心配らしい。董子くん、それは君が若いからだよ。私も若い頃は怖かった。死を如何に遠ざけるか考えていた。だがね、50も前になると少し考えが変わってくる。
2013-05-05 11:43:27@Zs_tl 人には「終わり」が必要なんだ。生きていくうちにいつの間にか増えてしまった人間関係、社会関係、自分に周囲に世界に対する考えや気配りを綺麗にしたくなってくる。だが決してそれは自ら死ぬということでも、死を願うという事でもない。『死を許容』するようになるということだ。
2013-05-05 11:44:56@Zs_tl 不満に思う人も反対者もいるだろう。だが、決して少人数の感じ方ではない、とは言えるよ。むしろ今まで、そしてこれからの生き方について深く考える機会になる。君はまだ沢山のものと出会う最中だ。この感覚は理解できないだろう。だがそれでいいと私は思う。生に向かいなさい。
2013-05-05 11:52:58