【鴻池朋子ギャラリートーク】
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本日河口湖美術館で14時より。10時半新宿発かいじ103号で間に合います。それは私!RT @kgmuse 『Wonderful My Art 高橋コレクションの作家たち』展出品作家によるギャラリートーク 【鴻池朋子ギャラリートーク】http://t.co/jFqqUZiMEe
2013-05-06 08:39:10ということで、河口湖美術館に出発です。GWの混み具合がまったくわからず、早く来すぎました。 http://t.co/jNqc4TnbP5
2013-05-06 10:25:08意外にバスが時間がかかりましたが、河口湖美術館に着きました。いいところ http://t.co/qxCGFZxf51
2013-05-06 13:54:16作品を作るきっかけ:絵は普通にチラシの裏に描いてました。立体は、お人形遊びの一環で作ってました。中学生になってやめなきゃいけないな、と思っても、子どもの相手をしてあげる名目でやってました。あとは、トーベ・ヤンソンの「ムーミン谷の冬」とかを図書館などで読むのが好きでした。
2013-05-06 14:09:25秋田市の子供時代:学校の行き帰りの道が、いろいろな質感のものがある「旅行」みたいなものでした。東京に住んでいると高層ビルやアスファルトとか質感がどこもいっしょで、葉っぱの肉厚な質感とかかないなぁと思います。だから秋田に帰りたいとかそういうことではなくて逆に思い出すというか。
2013-05-06 14:12:48今回コレクションで3点展示されているうち「ナイファーライフ」について:90年代に入って「人はモノを作るんだ」ということだけが重要だということに気がついて、ガラクタだったり未成熟なものを受け入れてくれる場所がアートにあるんだ、ということに気がついたんです。
2013-05-06 14:26:10ギャラリーでやらなきゃいけないことになって、絵を描かなきゃ、と思ったんですが、重いものを描くつもりはなかった。デッサンは好きだったので、キャンバスの上に石膏を流して、自分の好きな質感で描いていったのが「ナイファーライフ」です。
2013-05-06 14:29:45「物語シリーズ」は1章から描いていくとずっと描いていかなきゃいけないので、4章から描いていきました。全部別の展覧会です。作家は展覧会が終わっても生きているので、展示会に左右されない見せ方ができないかと思って制作していった作品です。
2013-05-06 14:34:07(話戻って)「ナイファーライフ」のナイフの意味:意味はないです。いつも直感で描いているので。細かくて冷たくてキラキラしていて方向性のあるものがたくさん渦巻いているものがいいなと思って、それが見えたらいいな、と思って描きました。何ヶ月か考えていて、それがナイフとして出てきた感じ。
2013-05-06 14:39:07音について:音は見えないものですよね。ナイフは見えるものですけど、実際は見えないものを表している。作品は観客のものなので、音と共鳴をして何かが生まれるかもしれない。それは作家が語るものではなくて、観客が自分で感じるものなので私からは答は出ない。作家は疑問を呈する仕事だと思います。
2013-05-06 14:44:44展示する場所で変わるタイトル「惑星は暫く...(ミラーオオカミ)」:2006年に作った作品だけど、今はこの時の状況とは変わってきているし、自分も観客も既に違う存在です。作品はモノにあるという認識は変わっていってほしい。「モナリザを見ました、はいオッケー」ではなく何を感じるかが大事
2013-05-06 14:50:36モノだけが作品ではない。作家によってはロードムービーが作品になることもあるかもしれない。美術館に行ってチケットを買って作品を見てオッケー、とのどかにやってるだけではない面倒くさい時代になっていると思います。
2013-05-06 14:55:01隠れ山マウンテン:襖(ふすま)という意味は部屋のいちばん奥にあって本来は獲ってきた獣をお供えしている場所、そして「伏す間」ですよね。この中に何かが隠されている。結界ですよね。紙と木でできているけど、この世とあの世くらいの違いがある。そして人の肌と同じくらい近いもの。山は異界ですし
2013-05-06 15:02:34さらに隠れ山マウンテン:襖に描いていることで空間を表現しているので、この襖を壁にかけてしまうとこれは違うものになってしまいます。私自身も観客ですが、そういう意味では観客も襖というものを理解できる質が必要になってくる。 http://t.co/MsuS0yRknr
2013-05-06 15:06:07美術館ロッジ:秋田県立美術館の仕事です。美術館から離れて何か成立させられないかと思って始めたプロジェクト。作品は見る人あってのものなので、一筋縄では見に行けない場所に設置してもっと能動的に見に行ってほしいという一種のいやがらせ(笑) http://t.co/gWppor1FSn
2013-05-06 15:28:13秋田県立美術館から遠く離れていても、想念を飛ばせば見ることができるというか、あるいは実際に登山して見に行くことで、その人にしか体験できない自分だけの実感や物語の中と生活を結びつけることが、これからの未来を作っていくものだと思います。 http://t.co/A7HhFnlrDy
2013-05-06 15:34:05震災後の不安定な状況の振動みたいなものを自分が感じていることがやっぱり影響しているんだと思います。山小屋の作品も、回りの風景の方が圧倒的にすばらしいわけですよ。自然と一体になるなんてとんでもない。でも、人間はモノを作っていくんですね http://t.co/tqMUPBlUdR
2013-05-06 15:42:30