@naholograph @1_dark #twremix トイレの紙が女の子の顔の形に折られていた。使おうとしたら『私、花子。身体を作って』仕方がなく顔の下をスカートの形に折った。ありがとうと呟くと花子さんはひらひら何処かに。 新生トイレの花子さんはたまに便器に流されるとか。
2013-05-10 10:41:17
#twnovel 空から酒が降ってきた。子どもはまずさに顔をしかめ、主婦は洗濯と掃除が大変になり、マイカー通勤の人々は受動飲酒を恐れて車の運転ができなくなった。下戸は匂いだけで酔っぱらい、酒好きは「この酒、美味しくない」と文句を言った。結局、誰も幸せにはなれなかった。
2013-05-09 23:32:09ジャックが天まで昇る豆を育てて以来、天に豆が残ってしまい、時々空から豆が降ってくる。急いで豆を回収しないと大変だ。人々総出で豆を拾いまくる。それでも拾い残しは出るもので、彼方此方で天まで届く豆ジャングルが出現する。@1_dark #twremix
2013-05-09 23:45:16「お母さーん、今日のごはんも豆なのー?」「文句言わないの!家が豆に飲まれる前に、食べ尽くすのよ!」 RT @kazue555 @1_dark 早く切らないとジャングルが広がる~!豆を拾って切って、拾って切っての繰り返し。大変です(汗)
2013-05-09 23:54:49空から飴が降ってきた。「よくあるパターンだね。雨と飴をかけるなんて」空には大きなクモが浮んでいる。「雲とくもなんてのもね。も一つだね」空から干し大根が落ちて来たので「星と干し大…痛て~!」気をつけないと危ないよ。「言うのが遅いんだよ!」 @1_dark #twremix
2013-05-10 00:09:02空からネコが降ってきた。被災地ではみんなが癒され、戦時下では、猫の鳴き声がこだまする戦場でみんなが白けて戦意喪失し、この近所でもペット不可なアパートがなくなって、結局みんな倖せになった。@1_dark #twremix
2013-05-09 23:39:16人が空に落ちていった。 天気予報「昼過ぎから重力がマイナスの値となるでしょう。」 変化は緩やかなので怪我したりはしないが、 ほとんどの人は、自分の体を紐や鎖で地面に繋いだ。 結局自由には飛べなかった。 @ce1039 @1_dark #twremix
2013-05-10 00:24:48
@marinegumi 今日のテーマは(合戦だの何だのと言うのが面倒くさくなってきた)「透子さんは『ひとひら』と『傷跡』、登場人物が『なぞる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。」です。
2013-05-09 23:08:53ひとひらの願いも虚しく、透子さんがまた料理をすると言い出した。自分では食べられないのに、なんでそんなに料理が好きなんだ。台所からトラウマをなぞるかのような匂いがしてきた。前回と違うところがあるとすれば、ちゃんと胃薬を買ってあるところ。@marinegumi #twnovel
2013-05-09 23:11:25空けた窓から、ひとひらの花ミズキの花びらが舞いこんできた。それを拾い上げ、手のひらに乗せて見る。ズキンと心が痛んだ。お手伝いロボットのミミと暮らし始めたのは私が8歳の時だった。それまでも何体かのお手伝いロボットは家にいたけれど、ミミは最新式だった。@ce1039 #twremix
2013-05-09 23:31:18動作はまるで人間の様に滑らかで優しくてよく気がきいた。すぐに私に取っては無くてはならない存在になった。そんな時、あの花ミズキの木の下で私は転んだ。足をすりむいてとても痛かった。後ろにいたミミがそれを見て、まるで人間のように笑ったのに私は傷ついた。 @ce1039 #twremix
2013-05-09 23:35:30今から思うと、その笑うと言うのも最新型のミミだからこそ出来た事だったんだ。そうとも知らず私はミミに向かってそばにあった石を投げつけた。それはミミの半袖の服から出た右腕に傷跡をつけた。それを見て私は すぐに自分のしたことを後悔した。「ごめんね、ミミ」@ce1039 #twremix
2013-05-09 23:39:53そう言いながら私はその傷跡をさすった。花ミズキの花びらがミミの服に数枚付いていた。今でもその白い花びらを見ると 思い出してしまう。傷跡は修理する事も出来たけれど私はそのままにしてもらった。時々その傷を指でなぞってみた。自分の愚かさを思い出すために。@ce1039 #twremix
2013-05-09 23:44:42