第21回twitter読書会(金曜会)飛浩隆『自生の夢』(河出文庫『NOVA1』収録)発言まとめ
#dks 「自生の夢」飛浩隆 読んだ(また読書会間に合わず)。ひー面白すぎ。創造物と出来事が入れ子になってて、どっちが外側で内側なのか、中心が何なのか判らない。殆どが会話で構成されていて情景描写が僅かなのに、読書中になぜか荒涼な乾燥した広大な岩地が思い浮かんだ。(つづく)
2010-09-12 19:21:20#dks googleや増殖するウィルス、膨大な情報が断片化され別の情報が自動生成されていく様子は、非常に身近で、「既にあるもの」。人格や意思までもが既存のエッセンスの合成で生みだされたら…。しかも、これは全部「言葉」の話だ。全部、実体は無いのかも。と考えると、ほんと面白い。
2010-09-12 19:33:52#dks (これで最後にしよ)物語に挟まれている「ブルーベルベット」や「ミツバチのささやき」のイメージが箸休めになって、重量感のある話を最後まで読み切れ楽しめた。初めて読んだ作家だったけど、他の作品も読んでみたい。お薦めしてくれた人ありがとうございます。
2010-09-12 19:42:31RT @akemiQ: #dks 「自生の夢」飛浩隆 読んだ(また読書会間に合わず)。ひー面白すぎ。創造物と出来事が入れ子になってて、どっちが外側で内側なのか、中心が何なのか判らない。殆どが会話で構成されていて情景描写が僅かなのに、読書中になぜか荒涼な乾燥した広大な岩地が思い浮かんだ。(つづく)
2010-09-12 21:03:38そういえばやってたのね。すっかり忘れていた。NOVA1を読んだのは数ヶ月前になるけれど、今ぺらぺらとめくって思い出してみたり。 #dks
2010-09-12 21:49:51NOVA1後半は牧野さんから言語ネタが続いていた記憶があるけれど実際どうだったか。その後に読んだ虐殺器官もこれまた言語ネタだった。切り口は完全にそれぞれなんだけれど、自生の夢は明らかに現在進行形の要素の先に物語を置いていて、とても面白かった。 #dks
2010-09-12 21:56:43Googleとその周辺が色々問題を抱えながらもどこに進んでいくか、莫大な情報から今度は何を引き出すかというのは、とても多くの人の関心事だと思うのだけれど、そこを起点にこんな物語が生まれてくる。だからSFなのだけれど、妙な現実感があって驚かされる。 #dks
2010-09-12 22:06:31虐殺器官といい、荒唐無稽ではなくSFなりに「今」の直線上にあるSFってのはとても面白いなと感じる作品だったなあ… #dks
2010-09-12 22:11:01