第21回twitter読書会(金曜会)飛浩隆『自生の夢』(河出文庫『NOVA1』収録)発言まとめ
#dks twitter読書会のおしらせ。本日9月10日(金)の課題図書は、飛浩隆『自生の夢』(河出文庫『NOVA1』収録)です。午後10時くらいからハッシュタグ(#dks)をつけて、感想をつぶやきあいます。参加自由ですので、ぜひどうぞ。
2010-09-10 21:45:38#dks 今夜の読書会の課題図書は、飛浩隆『自生の夢』(河出文庫『NOVA1』収録)でした。第41回星雲賞日本短編部門受賞作だそうです。SF作品は『たったひとつの冴えたやりかた』以来ですね。久しぶり。
2010-09-10 22:13:52#dks 『NOVA 1』は、他の収録作品も面白かった。直球あり、変化球ありで、そうそう、SF好きなんだよな、ってことを思い出させてくれるような作品集でした。
2010-09-10 22:17:42#dks 収録作品の『エンゼルフレンチ』のような作品に弱い。わかっているんだけれど、弱い。"ひとり深宇宙に旅立ったあなたと、もっとミスドでおしゃべりしてたくて"というコピーが完璧。
2010-09-10 22:23:41#dks (本題に入る前に他の作品の話をしています)あと、やはり伊藤計劃氏の未完作品『屍者の帝国』は残念。つづいていたら、ヘルシングとワトソンにホームズも絡んできたのだろうか、続きが読みたかった。
2010-09-10 22:26:18#dks あと奥さんが突然28人に増えてしまう『ゴルコンダ』はキュート。映像化したら面白いだろうなあ。場面転換が無いから地味だろうけど、『世にも奇妙な』あたりで。
2010-09-10 22:30:04#dks まだ「自生の夢」以外は、最初の方しか読んでないのですが、「社員たち」とか「エンゼルフレンチ」はいいですね。「自生の夢」は、この手の作品を読み慣れていないせいか、ちょっと難しかったです。
2010-09-10 22:32:02#dks 『NOVA1』は昨年末の発行で書き下ろしだし、新しい作品なのですよね。SF初心者としては、SF短編って世界観に疲れすぎず、楽しめるなと思いました。といってもまだ「自生の夢」しか読んでないです…
2010-09-10 22:32:41#dks @shin1960 僕も最近SFを読んでいなかったので、少し難しく感じましたけれど、次第にそういった「違和感」が心地良く感じるようになりました。僕がSFに求めている部分って、そういうものなのかもしれません。
2010-09-10 22:34:56#dks 「自生の夢」はGoogleBooksやGoogle翻訳を思い浮かべて読まずにはおられない話でした。いつも触れてるものが、SFのアイテムに使われていて、たまらない感じでした。潤堂と質問者の会話も緊張感があって良かった。
2010-09-10 22:42:54#dks あの「物凄いTwitter」と「物凄いGoogle」が生み出されたら、人の意識がどう変わっていくのか、という部分に興味をひかれました。
2010-09-10 22:43:24@yuya76 #dks 「自生の夢」と「屍者の帝国」しか読んでないのですが、「屍者の帝国」は続きが読みたくて仕方ありません。本当に惜しいです。
2010-09-10 22:46:21#dks @mura30 ありとあらゆる文章が電子化されて検索可能となり、全ての言語が翻訳される時代…というのは、考えられる未来でもあるので、たまらないですよね。
2010-09-10 22:51:16#dks @yuya76 言葉でしか説明できないもどかしさを言葉にする息苦しさは読んでいて頭がぐるぐるに…。言葉って空の箱をやり取りするようなもので、誰が読むかが問題なのかなと思いました。
2010-09-10 22:53:19#dks 「忌字禍」は、中島敦の『文字禍』の強烈なパワーアップ版のようで素敵。『文字禍』は文字通り(笑)文字が災いをなすという短編。http://bit.ly/bPcMaC
2010-09-10 22:54:27#dks @yuya76 @mura30 「もの凄いGoogle」のイメージは納得できるというか、今そこに近づいてるなと思うとちょっと怖かったです。あまり便利になりすぎないで欲しいです…
2010-09-10 22:55:11RT @yuya76: #dks 「忌字禍」は、中島敦の『文字禍』の強烈なパワーアップ版のようで素敵。『文字禍』は文字通り(笑)文字が災いをなすという短編。http://bit.ly/bPcMaC
2010-09-10 22:55:50#dks @recollect 小説内で書かれている出来事が、そう書いているから起こるという状況もすごいけれど、途中で書かれてしまうという展開もスリリング。
2010-09-10 23:00:36#dks @mura30 僕は『自生の夢』もスピンオフがあったら読んでみたいです。あの世界の設定は、他の小説にも使われているのでしょうか。
2010-09-10 23:01:39#dks GEBの説明の「GEBの収められた文章は匿名になってしまう。本が逆向きになっているような逆さまの図書館」というのは、近頃感じることが明確に言葉になっていて感心しました。最近は本の題名や著者をおぼえてなくても、印象的なフレーズや場面から探し出せたりするし
2010-09-10 23:10:58#dks 「背表紙が逆向きの本」は、狭いたとえですが、pixivで、作者ではなく、タグで絵を拾い見していく感覚そのものだなと思いました。
2010-09-10 23:15:35#dks @mura30 それは確かに感じます。ブログやTwitterで読んだ「名言名句」が記憶に残っていても、それが誰がなんと言う本に書いていたのか知らなかったりすることがありますからね。下手すると前後の文脈が切られて、違う意味で受け取られてたりもするのでしょうね。
2010-09-10 23:16:17