そば屋のジャズナイト開催にあたり

和田正樹 @masatikigogo

(続き)ここで、自分自身に問うためにも、このイベントの意味を連続ツイートしようと思う。

和田正樹 @masatikigogo

(続き)私はわたやに入る前、ジャズシンガーを志していた時期があった。深夜までライブハウスの電話受付係、深夜から朝方まで別のジャズクラブで見習いシンガー兼ウェイターをしながら、「いつか独り立ちを」と思っていた。しかし芸の道は甘くない。生活の目処が立たず、結婚を機に父の後を継いだ。

和田正樹 @masatikigogo

(続き)とても格好悪い話だ。私自身、ミュージシャンからそば屋になるという自分の境遇をしばらく受け入れることができず苦しんだ。実際、３０過ぎて調理もろくにできない私は、当時のスタッフにずいぶん迷惑を掛けた。

和田正樹 @masatikigogo

(続き)でもある日、お客さまからお褒めの言葉を頂いたとき、はっと気づきいた。「自分は昔、単に自分のやりたいことだけをして生きていこうとしていた。だから歌も認められなかった。そば屋はお客さまの喜ぶ顔を見ることができる素晴らしい仕事だ。」

和田正樹 @masatikigogo

(続き)そう思えてからはこの仕事に腰を据えて頑張れるようになった。音楽の挫折も「他者の心の痛みがわかる」、フリーター生活も「使われている人の気持ちがわかる」事につながったと思っている。「お客さまに喜んで頂けるにはどうしたらいいか」を考えるための基礎にもなった。

和田正樹 @masatikigogo

(続き)だから、私のわたやを継ぐまでの経験は決して無駄ではなかったと思っている。単にそう思いたいだけなのかもしれないが。それでもジャズは私の身体の一部のようなものだ。歌は錆びついてしまったが。

和田正樹 @masatikigogo

(続き)でも、「今回のジャズライブは単に社長の道楽でやってるんじゃないの？つきあわされる方はたまったものじゃないよ。」そう思われる方もいるだろう。実際その全てを否定できるわけではない。ジャズは私自身のこだわりでしかないのだから。

和田正樹 @masatikigogo

(続き)当イオン店は「へぎそば新スタイル」を標榜している。今まで当店は、つけそばやぶっかけそば、その他新しいメニューで、新スタイルを提案してきたが、新しいスタイルは、新しいメニュー提案だけとは限らない。「そば屋」の新しいスタイルを提案することも、私は重要だと思う。

和田正樹 @masatikigogo

(続き)そば屋の新しいスタイル、その答えはひとつではないはずだ。正解もない。ただただ、今までになかったものを、一生懸命考えて提案し、お客さまにご評価頂く。その繰り返しの中でしか、作り上げていけるものではないと思う。

和田正樹 @masatikigogo

(続き)でも何もないところからは生み出すことはできない。自分自身が見て聞いて味わって経験したものの中からしか、生み出せない。だから今回は、自分の心の引き出しから取り出した。大切なものを。それが今回のジャズライブだ。その意味で今回のイベントは、私自身が試されていると考えている。

和田正樹 @masatikigogo

(続き)ブリーズは、自信をもって紹介できる本当に素晴らしいジャズコーラスグループだ。リーダーの小菅けいこさんは私の友人だが、当時の友人の中で、努力の末、志を全うした数少ないシンガーだ。聞いて頂ければ、ハーモニーのすごさに納得できると思う。

和田正樹 @masatikigogo

(続き)私が考え抜いて作ったこの店。力を合わせてこれまで頑張ってきたスタッフのみんな。その想いと努力が混ざり合い結実した現在のイオン店。この店の方向性が18日にまたひとつクリアになる。このイベントがお客さまにご評価頂ければ、当店の新しい魅力が加わることになるはず。期待している。

和田正樹 @masatikigogo

以上、ブリーズライブについての連続ツイートでした。