シェールガス長期契約についての個人的疑問

シェールガス・オイルは資源の性質が在来型資源とは異なり、事業モデルも異なるはずなので、評価にあたっては当然そこをふまえる必要がある。報道は無責任だから、読み手がそこを理解して読まなければならない。
4
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

禁止していたわけじゃなく元々認可制。だから解禁じゃなくて20数個ある申請のうち1つがようやく認可されたというだけ。日本は元々米国から数十年間輸入している。小出しにしてくる。“米政府がLNG輸出解禁、日本など非FTA締結国に http://t.co/I1o3TvLCtn

2013-05-20 12:36:03
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

輸出してくれなくなったインドネシアに依存する大阪ガスと、菅のせいで高いカタール産ガスを買わされている中部電力の思惑が一致。“@Reuters_co_jp: 米政府がLNG輸出解禁、日本など非FTA締結国に http://t.co/I1o3TvLCtn

2013-05-20 12:38:57
末永寛嗣 /Hiro Suenaga @nagasakiumare

@nuribaon @dai_dereg 実はガスが必要量調達できるか、が北米LNG事業最大のリスクです。@ぬりさんQT:調達でガスが足りなくなる事はほぼあり得ないです。

2013-05-20 15:46:13
末永寛嗣 /Hiro Suenaga @nagasakiumare

@nuribaon @dai_dereg 私は直接関与していないことを前置きしておきます。液化プロジェクトは一定量以上のLNGを一定期間以上輸出することを確約する必要があります。これはファイナンスの観点だけでなく、投資家としても同様。(続)

2013-05-20 14:49:49
末永寛嗣 /Hiro Suenaga @nagasakiumare

@nuribaon @dai_dereg (承前)LNG販売の長期契約はname plate capacityの8割ぐらいは固める必要があるでしょう。ガス購入は、通常なら契約で確保したガス田の埋蔵量のp90ぐらいでOKでしょうが、北米ではこれは無理。(続)

2013-05-20 14:56:37
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

@nagasakiumare @dai_dereg 契約生産井からの調達が難しくなれば、別の所から買えるのではないでしょうか。ガス市場があるのだから、値段さえおりあえばいくらでも掘る人はいるかと。国内価格が上がり過ぎた時に、政府が輸出認可を停止するリスクの方が現実的と捉えられてる

2013-05-20 17:15:17
中島 大 @dai_dereg

@nuribaon @nagasakiumare ぬりさんが言うとおりだとすると、買う側がどこまで価格上昇リスクを織り込むかがポイント、ということになるでしょうね。「安いシェール」を買い付けに行くわけだから。

2013-05-20 17:21:27
中島 大 @dai_dereg

@nagasakiumare @nuribaon ひろさん、その辺がどうも気になっているのですよ。シェールの長期契約というものの本質がつかめていません

2013-05-20 17:22:31
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

@dai_dereg @nagasakiumare 当然価格上昇リスクは織り込んでますよ。既に先物は7ドルを超えています。別に安いシェールを買いにいくわけではないので。調達先多様化活動の一つですよ。

2013-05-20 17:23:08
中島 大 @dai_dereg

@nuribaon @nagasakiumare 長期って、20年くらいの契約ではなかったでしょうか?先物は何年くらい先まで成立していますか?

2013-05-20 17:24:34
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

@dai_dereg @nagasakiumare 国内需給はマーケットで決まりますが、LNGの輸出は量の弾力性がまだ弱い(数パーセントは変動できるような契約で、それでも足りない場合はよそからスポットで買う←今の日本)、国内より高く買ってくれる輸出が優先される可能性はありますね。

2013-05-20 17:25:38
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

手元の資料では、2025年もののデータがあります。RT @dai_dereg: @nuribaon @nagasakiumare 長期って、20年くらいの契約ではなかったでしょうか?先物は何年くらい先まで成立していますか?

2013-05-20 17:27:19
中島 大 @dai_dereg

@nuribaon @nagasakiumare まあ、掘れば出ることがほぼ確実で堀り方もわかっている地層が広大に存在している、という前提の取引と考えれば、さほどリスクは大きくないと考えて良いのでしょうね、きっと

2013-05-20 17:28:36
中島 大 @dai_dereg

@nuribaon @nagasakiumare 国際的な取引基盤も安定しているから、当初計画のシェールガス田に何らかのトラブルがあっても、常識的な金額で収まる。そう考えるのでしょうかね。

2013-05-20 17:34:03
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

@dai_dereg @nagasakiumare というか、健全な範囲を超えないように、輸出案件の認可数をコントロールするのが米政府の戦略です。

2013-05-20 17:37:10
中島 大 @dai_dereg

@nuribaon @nagasakiumare ああ、その説明はよくわかります

2013-05-20 18:07:46
中島 大 @dai_dereg

@nuribaon @nagasakiumare つか、コントロールしないととんでもない博打打ちが出てきそうな(笑)

2013-05-20 18:08:34
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

@dai_dereg @nagasakiumare 現在のLNG輸出業者は資本力の弱い中小企業で、なかなかファイナンスが付かないのは彼らの事業計画が結構ずさんだったりする事も一因として挙げられます。既にかなりの量の計画がオファーされていますが、まあ全部は絶対無理。

2013-05-20 18:10:22
中島 大 @dai_dereg

@nuribaon @nagasakiumare ひろさんにもう少しコメントいただいた上で toget したいと思うのですけれど、ひろさん、お願いできませんか?ぬりさん、いいですよね?

2013-05-20 18:11:09
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

@dai_dereg @nagasakiumare なので、日本の輸入者にとって読めないのは価格や生産量というよりは、米国の認可のペースでしょうね。それが結構外交カードになり得るので厄介なわけです。

2013-05-20 18:11:42
中島 大 @dai_dereg

@nuribaon @nagasakiumare ありがとうございます。とても勉強になりました。

2013-05-20 18:13:15
末永寛嗣 /Hiro Suenaga @nagasakiumare

@nuribaon @dai_dereg 価格ではなく、物理的に調達できるかについてリスクは大きいと認識してます。金さえ出せば調達できる、という考え自体が成り立ちません。@ぬり:QT契約生産井からの調達が難しくなれば、別の所から買えるのではないでしょうか。

2013-05-20 18:41:53
大場紀章(エネルギーアナリスト) @nuribaon

@nagasakiumare @dai_dereg 大ガスや中電にとっては違約金もらえるし、調達先のうちの一つなので、万が一輸入が止まってもある程度ならスポットで調整出来るのでは。買い手にとって意識するのは自分の所の需要が読めないリスクの方だと思うんですが。

2013-05-20 18:49:00