テクノロヴェイク

U @ebleco

いやぁ、やっぱりネット上ではエイプリルフールは賑わいますねぇ。 まぁ、お兄さんは別にエイプリルフールだからって何かするわけじゃないんだけどさ。

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1100/1111『-Technolovache-』10110/101 #テクノロヴェイク

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磁力の波が、私の感覚系を押し上げるように揺らす。視覚を補正。距離5000。前方、浮遊型要塞。規模、戦艦級。戦争行為とは、『解答』の繰り返しである。例えば、地上戦における自立機動機対する解答が眼前のそれならば、その更に解答となるべく用意されたものが、私である。 #テクノロヴェイク

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戦艦級フローティングユニットの実践投入は、戦争と言う名の資源の奪い合いに一つの終止符を打った。重金属チャフに滅ぼされた空が再び戦場として機能し始めたと言い換えてもいい。制空権の概念の再来。我々の戦場は今や空であり、制御された重力の上であり、敵機の甲板上だった。 #テクノロヴェイク

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「センサー良好、制御機構を展開、目標補足、コード：『13(ドライツェーン)』、シークエンス完了。送れ」「了解、射出まで、残り８秒」展開されたカタパルトの上、私は快楽系へ流れ始めた信号に身を震わせる。「残り５秒」私が私として機能する瞬間は、これを知覚した時だ。 #テクノロヴェイク

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「残り１秒」対衝撃。脚部装甲が、ロックを外す。サスペンションを展開。加速度。弾き出された私の素体が、装甲を組み替えながら重金属の霧を突き抜けていく。視界は既に調整している。前方、対応するように飛来する白い機体。向こうも私を捕捉している。奴のセンサーが私を見た。 #テクノロヴェイク

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展開した、微細振動ブレード。接敵。白刃。鍔競り合い。衝撃波が重金属の霧に伝っていく。「今日こそ、壊してやる。『白いの(ヴァイス)』」「警告する。その呼称は私を示すものではない」敵機との通信が成立する。エンゲージした重力場が、有線接続めいて私の感覚系を突き刺す。 #テクノロヴェイク

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背面装甲からワイヤーを展開。金属音が響く。「警告？　何を今更」「何度であれ、私は警告する。『ドライ)』」霧を振り払う、その視覚情報が、快楽系を叩く。 「私の識別は『軍事用機(ミリティ)』。戦闘用機体の完成形にして、唯一『自壊する機能を持つ自立機体』である」 #テクノロヴェイク

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その声が私の感覚系を揺らす。「なら、ミリティ、今日こそ壊してやる」今日こそ、この感覚を手に入れてみせる。「その発言に妥当性は無い」今日こそ、そのグラスセンサーを歪めてやる。「それはお前の演算結果だ」そうだ、今日こそ、 今日こそ、お前のメモリを奪ってみせる。 #テクノロヴェイク

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――――ｚ＿＿＿＿ 1100/1111『-Technolovache-』10110/101 #テクノロヴェイク

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ウソです。