楓さんが結婚するお話

簡単にいうと楓さんが結婚するのだけれど。 相手がPではないので苦手な方は注意です。
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せばす @yukisebasu

「たったひとり部屋に残される。そして、誰もいない空間に一人話しかけていく「俺は、高垣楓のことが好きでした。アイドルとして頑張ってる貴方が好きでした。駄洒落を言って周りが反応してなくてしょんぼりしている貴方が好きでした。」」

2013-05-23 23:59:33
せばす @yukisebasu

「「でも、なんだかんだいって開き直ってる貴方が好きでした。私、Pはそんな貴方がいたからこそここまで頑張ってこれて、そんな貴方と並びたくてずっとずっと支えてきたのです。俺は・・・俺は・・・」いろいろ言おうと考えれば考えるほど、普段の彼女の笑顔やいろんな顔が浮かんでくる」

2013-05-24 00:02:36
せばす @yukisebasu

「やばい耐えられない。今まで我慢してきた分、一気に涙が出てくる。「私は・・・貴方が・・・」泣きながら声にならない声で「好きでした」と過去形に変えて、誰に言い聞かせるわけでもなく何度も何度も呟く」

2013-05-24 00:05:20
せばす @yukisebasu

「そうやって、泣きながら何時間が経っただろうか。あるいは、まだ、何分も経っていないのだろうか。ただ、いろんなものを吐き出したおかげで多少はすっきりした・・・と思う。と自分に言い聞かせて、腫れ上がった両目を誰かに見られたくないのでそそくさと洗面所にいき顔を洗う」

2013-05-24 00:08:25
せばす @yukisebasu

「顔をあらって、頭がさえてきた。すっきりしたかといわれれば、そんなものすっきりしてないに決まっているまだまだ、吐き出したりない。ただ、すっきりしてると自分に言い聞かせなければずるずるといってしまいそうなのだ」

2013-05-24 00:10:54
せばす @yukisebasu

「もし、もっとはやくに告白していればどうだったのだろう。もし、自分がもっと近くにいてやればどうだったのだろう。もし・・・もし・・・もし・・・そんなifの世界が自分の頭の中を駆け巡る。そんなことはありえないのに」

2013-05-24 00:14:20
せばす @yukisebasu

「まぁ、いつまでもくよくよしていられない。あまり、落ち込んでいると他のアイドルの娘たちが帰ってくる。彼女が幸せならそれでいいそれでいいそれしかないのだ。と自分に言い聞かせながらもう一度顔を洗い、机で仕事しているちひろさんに「少し風に当たってくる」といって外に出る」

2013-05-24 00:17:38
せばす @yukisebasu

「少し冷たい風が心地いい。さて、どこに行くあてもないけれど少し歩こう。いろんな所に行ってみよう。まだ見たことない場所、あったことない人、これまで行った場所、あったことのある人。いろんな、たくさんの場所や人が今後の俺のこの心の隙間を埋めてくれるだろう。」

2013-05-24 00:22:24
せばす @yukisebasu

「貴方の隣に私はいないけれど、私はいついかなるときでも貴方の幸せを願っています。なので、あなたはどうか心から幸せになってください。」そう思いながら少し時間がたったので事務所に戻るとしよう。この時間なら、他の娘達が帰ってきてるころだろうから、楓さんのこと説明してあげないとな。

2013-05-24 00:26:05
せばす @yukisebasu

「はたして、貴方の結婚式のときには私は笑って普段どおりに貴方に話しかけられるのか。そして、本当に自分に言い聞かせるわけでもなく貴方に「おめでとう」と言えるのだろうか。それは、これからの俺の行動しだいなのだろう。貴方はいってしまったけれど、俺はこの事務所で他の娘達と頑張ろう。

2013-05-24 00:28:46
せばす @yukisebasu

そう、この少し冷たい風と約束をして・・・ -fin-

2013-05-24 00:29:19
せばす @yukisebasu

高垣楓「さっきの連投SSは楓さんの名前を嫁にしてから読め! (嫁と読めクススw」「あと、○○さんを自分の名前にするのもよしとします」

2013-05-24 00:36:39