- yukisebasu
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「最近、とても仕事が楽しい。担当アイドルである高垣楓のプロデュースがうまくいき。何事も順調で、いろいろ余裕が出てきた。そして、今日は何か重大な話があるとかで社長に呼び出されている。彼女の今後についてだろうか?とても、どきどきする」
2013-05-23 22:36:03「そう。実を言うと私、Pは高垣楓のことが好きだ。いろいろあって忙しかったので言い出せなかったので、今はまだPとアイドルという関係だが、余裕も出てきたのでそろそろ1歩踏み出したいという気持ちがでてきた」
2013-05-23 22:38:11「事務所の前に来た。なんだか知らない車が1台止まっているが、お客さんだろうか?まぁ、そんなことより早く社長室に行こう。楓さんの今後のプロデュースの方針についてだったらとても、楽しみだ」
2013-05-23 22:40:06「社長室のドアを開けようとすると中から楽しそうな声が聞こえてくる。これは、社長とちひろさんと楓さんとん?知らない声が一つある。楓さんが出ている番組のスポンサーさんであろうか?そう思いながらドアを開けた」
2013-05-23 22:42:25「「お疲れ様です。社長。」そういって、中に入る。やはり、知らない男の人がいたので、「はじめまして。私、高垣楓のPのPと申します。」と挨拶をした。相手の男の人は「あぁ、貴方が」と呟き。「私、○○局の○○と申します。」と続けた。やはり、楓さんの今後についてか・・・」
2013-05-23 22:47:31「「それで、社長重大な話とは?楓さんがここにいるということは楓さんの今度の方針についてですか?」早く、今後について話したかったので社長に話を戻す。「あぁ、まぁ、たしかに楓さんの今後についでだな。」なんだか、歯切れが悪い。どうしてだろう。」
2013-05-23 22:51:17「「どうしたんですか?今後の方針についてでしょう?いろいろ企画を考えておきたいので、早くしましょう」なんだろうこの空気。嫌な感じがする。「社長、ここは私が自分できちんと言います。」そういって、○○さんが話に入ってきた」
2013-05-23 22:53:11「「楓がアイドルとして順調になってきたときにすみませんが、Pさん落ち着いて聞いてください。今度、私、○○とこの高垣楓は結婚します」・・・は?えっ?この男・・・今なんていった?結婚?この男と楓が?ふと、楓さんのほうを見てみると、顔を赤くして恥ずかしそうにしていた。」
2013-05-23 22:56:24「「社長本当ですか?」とても動揺していたが頑張って平然を装い、うそであって欲しいと願いながら社長に訊ねた。「P君突然で信じたくないのはわかるが、全て本当だ。今度のライブをもって高垣楓はアイドルを引退する。これは本人の意思でもある。」やはり本当だったようだ・・・」
2013-05-23 23:06:03「「そうですか」もう、頭の中がぐちゃぐちゃになって何も考えられない。ただただ、楓さんが結婚という言葉だけが自分の深い部分でぐるぐる回っていた。「Pさん、とりあえず落ち着いてお茶を」そこで、黙っていたちひろさんがようやく喋った。「ありがとうございます」力のない言葉でお茶を受け取る」
2013-05-23 23:10:47「ひとまずひちろさんから言われた通り、落ち着くことにする。もらったお茶を一気に飲み込み。いろいろ頭の中を整理していく。我ながらよく整理できるものだ。と自分をすこし褒めつつ整理するために言葉にしていく」
2013-05-23 23:13:44「「まとめると、○○さん貴方とうちの高垣楓がご結婚なさると。それで、今度のライブで引退する。ということでよろしいですか?」今だに信じたくないという気持ちが渦巻いてる中、自分で言葉を吐き出していくことで整理していく」
2013-05-23 23:16:17「「そうです」○○さんが簡潔に答えた。すかさず「そうですか」とどこに向けて言ったかもわからない言葉を吐き出す。「それは、おめでとうございます。順調にいってて最近落ち着いてきたところだったというのが悔やまれますがそれは、とてもおめでたいことです」」
2013-05-23 23:21:11「ほんとよく、この口は思ってもないことをすらすらと吐き出せるな。とすこし自己嫌悪に陥る。本来であれば、この男に飛び掛り、てめぇ!この大事なときに結婚だと!?ふざけんな!といってやりたいところだが、隣に座っている楓さんの幸せそうな顔を見るとそんな気もなくなってくる。」
2013-05-23 23:23:26「むしろ、ここで飛び掛ってしまえばただ、自分が哀れになるだけだろう。そして、先ほどは思ってもないことといったが、「そうなのか、おめでとう楓さん」となげかける。この言葉は本心である。紛れもなく本心である。・・・いや、本心でありたいというただのやせ我慢かもしれない。」
2013-05-23 23:26:27「「Pさんと少し、お話したいので2人にしてもらえませんか?」そこで楓さんが俺以外の人に話しかける。「そうだな。まぁ、いろいろ話したいこともあるだろうし、我々は外に出ているよ。行こうちひろ君」「はい。社長」そういって、社長とちひろさんは部屋を出る」
2013-05-23 23:29:33「「なら、これからいろいろ挨拶に行かないとだめだから、車の中で待ってるよ。楓」とあの男も出て行く。そうして、残った俺と楓さんの間に少しつめたい風が流れた。何から話そう・・・と迷ってる俺を尻目に楓さんのほうから口を開いた」
2013-05-23 23:32:04「「いきなりこんなことを言ってごめんなさいね。でも、落ち着いてきたしそろそろいいかなって。彼も賛成してくれたし。なにより社長とちひろさんが後押ししてくれたので・・・」なんだ・・・社長とちひろさんは知っていたのか「知らなかったのは俺だけなんですね・・・」」
2013-05-23 23:35:41「なんだか、のけ者にされてるみたいで追い討ちをかけられた気分だ。「ごめんなさい。でも、貴方は他にもいろんな子をプロデュースしてるし負担になってはいけないかなと思って」今のこの状況になるくらいだったら前から教えて欲しかった」
2013-05-23 23:38:52「そして、何より貴方を早い段階で諦められたというのに・・・「それで、いつからなんですか?」あまり聞きたくはないが今は高垣楓のPであるのでいろいろ聞いていく「えっと、初ライブが終わっていろんな仕事で忙しかったときに彼と出会って夕食に誘われて意気投合してって流れだったと思います」」
2013-05-23 23:42:36「「最初はアイドルだから駄目だと思ったんですけど、ことあるごとに彼が優しくしてくれて、そんな彼のやさしさに甘え始めてそして、ずるずると・・・」と彼女が顔を赤らめながら話していく。正直言って聞きたくない。聞きたくない。そんな彼女の顔なんて知らない。嫌だ。」
2013-05-23 23:45:11「「そうなんですか・・・」と必死に悟られないように声を絞り出す。「それで、まだ引退ではないですけれど・・・」と彼女が口をあける「Pさん。今までありがとうございました。貴方がいなければ私はここまでこれなかったでしょう。そして、彼とも出会うこともなかった。」」
2013-05-23 23:48:46「「本当に、今の私があるのはPさんのおかげといってもいいのです。今まで、お世話になりました。」といつもの彼女では信じられないくらい、はっきりした声ではっきりとした瞳でこちらを向いてなげかける」
2013-05-23 23:50:46「やばい。泣きそうだ。でも、ここでは泣きたくない。彼女の前では泣きたくない。「こちらこそ、ありがとうございました。私も今の私があるのは高垣楓というアイドルがいたからこそです。彼と・・・お幸せに」必死で・・・必死で搾り出していく」
2013-05-23 23:53:16「「はい。幸せになります。どうか、Pさんもお元気で。そして、幸せになってください。結婚式挙げるときには皆さんご招待しますので。では、また。」と彼女はそういい残して部屋を出て、彼のとこへと去っていく。」
2013-05-23 23:57:04