#twhihyo 【まとめ】「ブンガクショー」投稿作品

Gabb-- @itisnot

やっぱり変わらないなあ。駅に降り立つと自然に感想がこぼれ出た。三十年ぶりでも覚えてる。自販機から改札までの距離とか、そんなことまでが思い出の部品だった。錆の浮いた看板だって懐かしい。それに、「きゃあ！」柵の向こうで走り去る全裸の老人。本当、何もかもが懐かしいよ。 #BGS_fes

kikoen @kikoen0213

@re_hadano 兵庫県ではないが、地元には阪神ファンの間で有名なお寺があり、寅年のお正月時期には、同寺に登る道路が大渋滞になる(正に駐車場状態)。その道を横切らないと買い物にも行けない実家は、12年毎に陸の孤島となってしまい、必然的に寝正月となってしまう。 #BGS_fes

re:hadano @re_hadano

皆様の物語・思いが、現在35件集まりました。ありがとうございます。サイトもよろしければ御覧ください。http://rehadano.com/ 勿論、まだまだ募集中です♪大賞はkindleです♪全ての文章はお祭り当日貼り出します♪　#twinovel #BGS_fes

ma62473m @ma62473m

@re_hadano 高校を卒業し引越して早20数年、偶然地元の企業に就職し毎日１時間強掛けて通っているが、育った場所には行く機会が無かった。懸賞で当たったスーパー銭湯の送迎バスが偶然そこを通ったが、既に社宅は無く、大型スーパーに衣替え。木造中学校舎も今や鉄筋。 #BGS_fes

たくわん @takuwan_takusan

そこに広がるのは田園風景のはずだった。ところが、目に飛び込んできたのは一面が芝生の公園だった。変わるものだな、とぼくは息をついた。公園では家族連れや愛犬家たちがゆるやかな時間を過ごしていた。ふと、一組の夫婦に目が止まった。変わらないものだな、とぼくは息をついた。 #BGS_fes

九十九沢美勇(次作から本気だ〜す) @mihaya12

@re_hadano この夏十年ぶりに帰省した。殺人的暑さに変わりはなくがっかりした僕は、裏山の長い階段の先にあるちんけな神社に懐かしさと涼を求めてやって来た。「もーいいかい？」ふと聞こえた声に「もういいよ」と応えると、そこには幼い頃の僕がいた。暑さは時として思い出も見せるらしい

藍　真史 @shin1960

#twnovel 高架になった駅が言う。夢破れたか。路地だった大通りが言う。みんな変わったよ。新しいデパートが見下ろしている。みんなを捨てたというのはお前か。花屋はファーストフード店に。あたしのせいじゃない。さびれた商店街。通って行きなさい、お前の家まで近道だ。 #BGS_fes

@kawakamiyuki

@re_hadano 聞き慣れた駅名のアナウンス。降り立つ駅。再開発が進み見慣れぬ景色が広がる。 懐かしい気持ちと新鮮な気持ちが複雑に入り混じりつつ、改札を抜けると、遠くで大きく揺れる手が見えた。そこにある変わらない笑顔を見た時、ああ、帰って来たんだなって、心の隅まで深呼吸した。

ゆず @nanakoro8

#BGS_fes 背中に「祭」という字が印刷された法被を母親に着せられて、父親から貰った500円玉を右手に握り締める。射的にボードゲームにリンゴ飴にくじ引き「最後はどの屋台に行こうかな」考えるだけで雰囲気が心躍る空間。今この右手にあるのがビールだとしても変わらない、そうだろう？

たかゆき @NoWritingNoLife

#twnovel 当時、付き合ってた彼女とは卒業と同時に別れた。僕が地元を出て東京の大学に通う事になったからだ。学校の帰りに彼女とよく寄った公園に久しぶりに行ってみる。木陰のベンチ。彼女が座っていた。隣には小さな男の子。変わらない笑顔。良かった、幸せそうで。 #BGS_fes

200🍖🍚🍻 @niou200

部活の帰り、よく買い食いをした。上京してから食べ物は土地代も含まれてるのだと痛感した。大して美味しくもない鯛焼きが150円以上。帰ったら80円で食べられるのに。バカらしい。降り慣れた駅に着いた。階段を下った。通り過ぎてから気づく。もうあの店はなかった。 #BGS_fes

ひのもと　和義 @khinoxyz

久しぶりに故郷に帰った。実家の近くに神社があり、ちょうどお祭りをしていた。そう言えば、子供の頃お祭りと言えば心がときめいた。行って見ることにした。お祭りに来ている子供達の姿が子供の頃の自分と重なった！ 忘れていた気持ちが蘇る！ 鮮やかに！ #BGS_fes #twnovel

つくね乱蔵・厭系実話怪談作家 @t_ranzo

父と喧嘩し、故郷を捨て十年になる。久々に帰る気にさせたのは、妻の一言だ。「あなたを育てた場所が見たい」懐かしい家の前で母が待っていた。私を見つけた途端、母は笑いながら泣いた。黙りこんでいた父は、帰り際ようやく口を開いた。「いい嫁さんだな。今度は孫を連れてこい」 #BGS_fes

つくね乱蔵・厭系実話怪談作家 @t_ranzo

忙しい日々を言い訳に電話一本していない。その気になればいつでも帰れると思っていた。けれど、いつでも帰れるはいつになっても帰らないのだ。そんな単純な事に気づけなかった。初雪の朝、姉から電話。気丈な姉が泣いている。「母さんが」いつでも帰れるなら、早く帰れば良かった。 #BGS_fes

ライム @rabbitmacky

#BGS_fes ここにはいつも懐かしい空気がある。日常を忘れて、ゆったりと時間が流れている。あれ？今すれ違ったの、もしかして同級生？！どうやらゆったりとした時間の中でも、確実に時は流れているようだ。同じ時、同じ時間を共有した同級生、いくつになってもホッとするな。

つくね乱蔵・厭系実話怪談作家 @t_ranzo

僕、帰らなきゃ。捨て子だった僕を育ててくれた皆には悪いけど、お母さんに会いにいくよ。大体の場所は判るんだ。後は根性だ。だいぶ遠くまで来たなぁ。え？おじさん達、何？「ほら、暴れるな。大人しくしろ」離してよ、僕、帰るんだから。「こいつ、首輪してるな。飼い犬かな」 #BGS_fes

ひなたま @hinata_ma01

#BGS_fes 地元はないと、妻は言った。父の転勤が多く、各地を渡り歩いたという。結婚の日、俺は誓った。あの川を、あの山を、あの商店街を、あの道を、この町を君の心安まる場所にする、と──三十年目、ここが一番に思えるか尋ねた。「この町は好き。でも違う。私の一番は、あなたの隣」

mayuden @mayudenn

@re_hadano いつもの道、何も変わらない。ただ歩いていると、ふと気付いて空を見上げる。ああ、あの時と同じように吸い込まれそうな空だ。いつもの道。一瞬だけ、あの頃の道に戻っていた。#BGS_fes

さだもっち @sadamotti

子供のころにかくれんぼした神社。秘密基地を作った河原。畑のトマトを齧って赤くなった口元を袖口でゴシゴシぬぐった。・・・あんなに広いと思った私たちの“庭”は、こんなに小さかったっけ？子にもあの体験を味わってほしいと思った久しぶりの帰省、私の地元。 #BGS_fes

Ask @may_rabbit

#twnovel 免許を取って初めての帰省。実家の軽トラを運転するため、免許はわざわざマニュアルで取った。歩き慣れた山道はこんなに狭かったか？軽トラはこんなに小さかっただろうか？隣に座る母も。がたんがたんと車が揺れる。就職は地元か、東京か。僕の気持ちも揺らいだ。 #BGS_fes

とおる6th @windcreator

@re_hadano 不思議と、声を聴いただけで相手が誰だかわかった。「でもね」が口癖の彼女と話すのは、十年振りだろうか。お互いに近況報告や昔話で盛り上がり、地元の同窓会で、と再会を約束する。かつての片思い相手は「でもね、私、二児のママなんだ♪」嬉しそうに話す。 #BGS_fes

いでゆのまち @ideimachi

#BGS_fes お盆で帰ると訪れる。海に散った若い命の資料館。一枚の写真、少年を指し、かつて母は教えてくれた。貴女のお祖父さんよ。出征前、貸借や身辺関係を家へ書き送った手紙が残る。こう書く以外なかった祖父の気持ち。『異性トノ交遊一切ナシ』遺された祖母の心。佇んで、ひとえに思う。

rime @prhymethyme

秋祭りで街を練り歩く神輿が休憩する「御旅所」として毎年当店の敷地を提供しております。担ぎ手の皆様に飲み物、山車のお子さん達にはアイス。地元の祭りは天神、つまり雨を降らす神様。雨が降ればお客様が増えるご利益があるんです。当店はパチンコ屋ですから！ #twnovel #BGS_fes

Shimada Yuichi @chimada

僕の地元は猫の国と領地を共有していて、たまに帰ると僕はそこにお供え物を持っていく。とにかく猫は警戒するから、カップ麺の容器を洗ったものでおわんを作り、そこにペットボトルの水を注いで、急いで退散する。今日は猫は見られなかったな。 #twnovel #BGS_fes

kikoen @kikoen0213

@re_hadano Long time ago, dad bought land 2 build our own house. While building it, dad was in hospital & when completed, in grave. #BGS_fes