第十二回【なんでしょう句会】選評まとめ

やきとりい @yotii23

【葉桜評】；雪；11；x；葉桜やポテトサラダを愛撫せり；他の人もさんざん言ってますが、ポテトサラダは愛撫しない！ そして個人的にマヨネーズが嫌いなので、嫌悪感はいやますばかりです。マヨネーズ混ぜる前のやつに塩かけて食べさせて！（愛撫なしで）； #nande_kukai

やきとりい @yotii23

【葉桜評】；雪；17；x；葉桜の木洩れ陽の下本広げ；「ナツイチ！」ですかねそうですね。「本広げ」てなんだったんですか、その先まで、あと一言なんか足してほしいです。この際「スカートがめくれてた」でもいいから！； #nande_kukai

やきとりい @yotii23

【葉桜評】；雪；85；x；なききみのひとみにうつるの葉桜；どんな表現でも、都合でひとを欠損させたり殺してはだめです、つまんないから。； #nande_kukai

るいべえ@なんでしょう @ruibee_nandesho

【エロ評】；る；27；x；のぼりつめのぼりつめれば青嵐（あをあらし）；二度繰り返したことでかえってのぼりつめ感が失われた。「れば」でつなげているのも、効果的な語の使い方というより単に言いやすさ（読みやすさでなく）を取ったと感じられてしまう。； #nande_kukai

るいべえ@なんでしょう @ruibee_nandesho

【エロ評】；る；28；x；薔薇燃へて獣は息を潜めけり；比喩と象徴ばかりという点も問題だし、薔薇と獣がどういう関係にあるかも掴めず。この素材で二物衝突を狙うならもっと形の上でも極端にすべきだったのでは。； #nande_kukai

るいべえ@なんでしょう @ruibee_nandesho

【エロ評】；る；51；x；枇杷の実や目隠しのみを身につけて；エロ句として、枇杷がふつうの卑猥な比喩にしか聞こえず。食べ物をおもちゃにするのは好きでないです。； #nande_kukai

るいべえ@なんでしょう @ruibee_nandesho

【エロ評】；る；83；x；毛虫たち逃がすましろきかいなの毛；「ましろきかいな」と開いたことが完全に失敗し、一読何のことかわからない。また、毛虫と腕のうぶ毛も単に似ているという意味で並べただけで響いていないと感じる。； #nande_kukai

るいべえ@なんでしょう @ruibee_nandesho

【エロ評】；る；116；x；鞭刑に処す夏痩の王子なら ；夏痩せ、というのは相対的な話であって、もともと痩せている人のことではない。その時点で王子の体型を思い浮かべる手立てがなくなった。「なら」もほとんど意味なく使っているように見える。； #nande_kukai

るいべえ@なんでしょう @ruibee_nandesho

【仮評】；る；1；x；人生の仮性包茎五月闇；仮性包茎という言葉にことさら人生を見るのは中学生男子だけではないだろうか。エロというより青春の鬱屈ならありだが。； #nande_kukai

るいべえ@なんでしょう @ruibee_nandesho

【仮評】；る；32；x；宇宙人遠慮して来ないってゆう仮説；なぜ「ゆう」って言ったのか。； #nande_kukai

るいべえ@なんでしょう @ruibee_nandesho

【仮評】；る；36；x；本仮屋ユイカの正しき読みよ、夏；その人はよく知らないけど、前の段に「、夏」を支える器量があるとは思えない。； #nande_kukai

るいべえ@なんでしょう @ruibee_nandesho

【葉桜評】；る；15；x；葉桜やひとのパンツも洗いをり；「同居してる人のパンツを洗うこと」を言うの自体かなり陳腐化している気がしますが、それを「も」ということでさらに得意げに言ってる気がしてならず。； #nande_kukai

るいべえ@なんでしょう @ruibee_nandesho

【葉桜評】；る；97；x；惜しみつつ燃える葉桜までの恋；最初から期間を限定して盛り上がるというのがどうも合わなかったです。； #nande_kukai

るいべえ@なんでしょう @ruibee_nandesho

【エロ評】；る；102；○；乳しぶき弧を描きたる夏野かな；「乳しぶき」という語のイメージのおさめ方として、季語は「夏野」しかないと感じた。馬鹿エロと抒情をつなげる壮大な言葉のアーチやー！（料理ギャグ漫画風リアクション）； #nande_kukai

るいべえ@なんでしょう @ruibee_nandesho

【仮評】；る；62；○；朝凪や仮にあなたを妻とする；言っている方は全くの例え話（法律の話とか）のつもりなのに、聞いた方が「妻」という語に過剰に反応してしまったのだろうか。そうじゃないと意識で引き戻そうとすればするほど、かえって妄想は深まる。； #nande_kukai

るいべえ@なんでしょう @ruibee_nandesho

【葉桜評】；る；86；○；葉桜や知らぬ町での徒歩五分；ふつう「徒歩五分」というのは厳密に計った結果を言っている訳ではないし、知らない土地の場合はさらに曖昧になる、伸縮自在な言葉だ。そういう時間に春から夏へと移行する途中の景色である葉桜が響いている。； #nande_kukai

やきとりい @yotii23

【葉桜評】；雪；97；x；惜しみつつ燃える葉桜までの恋；うっかり想像内で葉桜燃えてしまいました。しかも「燃える恋」だと思うとまだ葉桜が燃えた方が句としてはいいんじゃないかと。色恋は、燃えてるうちは俳句にしないほうがいいですよ！； #nande_kukai

るいべえ@なんでしょう @ruibee_nandesho

【葉桜評】；る；122；◎；葉桜や若き牝馬の一完歩；イメージされる光景が確かで、安定感がある。競走馬の厳密に区切られた生と葉桜、「一完歩」の語の重なりから、常に一定速度で止まらない時間の存在を意識させられる。； #nande_kukai

やきとりい @yotii23

【葉桜評】；雪；114；x；「電池切れ？」葉桜「いいえ充電中」；聞いた方は誰なんですか、妖精かそれとも植物の想いと響き合う「緑色共感覚（グリーンシナスタジア）」（造語です）の持ち主ですか、つまり、ワタカスさんの真似でごめんなさい、擬人化乙！； #nande_kukai