あまちゃん市川大河まとめ(第9週)

ArbUrtla
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市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』考えてみるとアキの北陸へきてからの日々での探索と選択は、常に脇に存在する大人のミスディレクション故だった。大吉の北陸推し。ユイ主導のアイドルユニット。春子の叱咤激励。しかし人はそれを「縁が生んだ原動力」として、自分が生きていく血肉にする #あまちゃん

2013-05-31 12:47:09
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』お座敷列車の社内風景は徹底したハンディの手持ちカメラでドキュメンタリチックに王。一方「真っ白に燃え尽きた海女クラブ」は俯瞰で死屍累々(笑)この対比が笑いと親近感を呼ぶ。「これアイドルか?」「うーん」ユイ「うーん」ヒロシ #あまちゃん

2013-05-31 12:48:48
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』師匠が「琥珀を磨く」横で目を光らせる水口。水口は「磨けば光る(琥珀ではなく)アイドルの卵」を捜して目を光らせる。海女クラブも大吉も、今は四半世紀来の「夢のような光景」に喜ぶ。その笑顔を作ったのはアキとユイ #あまちゃん

2013-05-31 12:50:34
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』最後のお座敷列車。ハレーションの中に立ち尽くす種市に「早く乗ってください!」と声を掛けるアキ。しかしその列車には「標的を求める水口」も乗り込む。スナップ風の撮影が「そこにある幸せの儚さ」を描き出す。登場人物達の「幸せの事実」 #あまちゃん

2013-05-31 12:52:46
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』水口の演技「うまいうまい。あんたテレビ出れるよ」の台詞の読み方等、亡父の松田優作氏が生前に『傷だらけの天使(74年)』を自分でやりたくて工藤栄一監督と組んだ『ヨコハマBJブルース』の主人公のプランニングにそっくり。この映画も81年。80年代の初頭だった #あまちゃん

2013-05-31 12:55:00
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』「最後だもんね」『潮騒のメモリー』笑顔で見守る春子。この物語全体の折り返し地点だったのだろう。種市との別れ。「戻ってくるころには天野、潜ってるな」「うん、潜ってるよ」果たされる事はない約束。初恋の、夢の本当の終わり。見つめるユイ。二つの「想いの終わり」 #あまちゃん

2013-05-31 12:58:47
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』最後の『潮騒のメモリー』で笑顔を見せないユイ。「好きよ」も歌詞に想いを込めるアキ。次の瞬間に何が待っているか分からない人生だから「その瞬間」に人は思いを詰め込む。その引き出しは春子のように突然開かれる事もあるが、そっと閉めたまま人生を終わる人も多い。 #あまちゃん

2013-05-31 13:00:00
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』近日公開の『中学生円山』で誤魔化されがちだが、クドカンは『ゼブラーマン(04年)』のように「妄想と現実の狭間の人」を描く行為に関しては、クドカン自身が傾倒する市川森一氏のように没頭するが、こと青春に関しては常に「現実から逃げきれない思春期の葛藤」を描く #あまちゃん

2013-05-31 13:00:47
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』内気で人と接することが不得手な主人公が、いきなり「社会」へ放り出され様々な人達と出会い繋がり、そうすること=生きる事であることを学び、自覚する頃には一人の「社会人」となっていた。これは『機動戦士ガンダム(79年)』『千と千尋の神隠し(01年)』に通ずる #あまちゃん

2013-05-31 13:01:32
市川大賀 @ArbUrtla

@simanekomama いや。#あまちゃん クラスタの人はTLにも結構いるんで本当に自由にTwしちゃってくださいませ(笑)僕はなんていうか、カッコつけでストイックにやるのが趣味なので(笑)僕のスタイル、かっこいいでしょう?(強制)本編は6月突入直後から東京行きになりそうですね

2013-05-31 13:21:54
市川大賀 @ArbUrtla

@simanekomama 前作『純と愛』を制作部的に分解していくと「放送局サイド近辺編」2:「ご当地編」2:「最終編」1みたいな比率でしたからアレを脚本家の構成と考えずに制作予定調和的な読み解き方をするのであれば。そろそろ一度東京編ですね。で震災の後をどうするかが夏の終わり頃と

2013-05-31 13:27:18
市川大賀 @ArbUrtla

@miyurao Twでも書いたけど、松田龍平君の演技の仕方が、意図的なのか自然なのか、自発的なのか脚本か演出が狙ったのか、亡父の優作さんの80年代の演技にそっくりに仕上げてあるんですよねぇ。アレも8-年代リスペクトの一貫なのかなぁと。

2013-05-31 13:53:00
市川大賀 @ArbUrtla

@simanekomama 一回クドカンは確信犯的に「えぇ最初はご当地ドラマとして面白かったのに、途中からただのアイドル成長ドラマになっちゃったのぉ?」と古参朝ドラファンを落胆させておいて……実は……という手法を使いますよ絶対。あの見た目栄養失調風脚本家は確信犯です(笑)

2013-05-31 13:54:37
市川大賀 @ArbUrtla

龍平君のその他の作品は『御法度』くらいしか観てないけど、今回の龍平君の演技が「今までになかったやり方」だとしたら絶対周囲も本人も、優作さんの『ヨコハマBJブルース(81年)』のBJ狙ってますね。 RT @miyurao 演出かも。龍平くんは普段は割と飄々とした演技すると思うです。

2013-05-31 14:02:39
市川大賀 @ArbUrtla

「『あまちゃん』の松田龍平君の水口=亡父・松田優作氏の『ヨコハマBJブルース(81年)』のBJ」説を裏付けるには、もうちょっと松田龍平君の演じた映像作品を観ておかなければだなと思う訳ですよ。『花より男子(05年)』は……アレは弟君の方か(笑) #あまちゃん

2013-05-31 16:21:19
市川大賀 @ArbUrtla

@tamic53 @hontuma アキとユイの関係がどことなく『櫻の園』を思い出させます。

2013-05-31 23:48:41
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』祭りの後か、祭りの最中か。松のさなかと祭りの後の混濁した夢想の中は、押井守監督の真骨頂だった。押井守が「祭りの後」を描いたアニメは、これも84年という「その年」に作りだされた『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』だった。 #あまちゃん

2013-06-01 12:47:42
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』学校でもアイドル化していくアキ。自らの身にも降りかかる「未来」を察知するユイ。水口の正体に言及する時だけ天井からの「状況を伝える俯瞰」撮影。「今年の夏は海女に専念する」と明るく言い切るアキを揺さぶるユイの「一人だけで行動する不安さ」ゆえの揺さぶり #あまちゃん

2013-06-01 12:52:22
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』海女たちの会合にこっそり混じる水口。大人達の、欲と生き残りをかけた酒飲み話を唖然と聞くしかないアキだが、秋が編み出す『海女カフェ』といいうアイディア。そういやぁメイドカフェが舞台になった『アキハバラ@DEEP(06年)』を髣髴とさせる。 #あまちゃん

2013-06-01 12:58:51
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』水口を試すユイ。しかしすぐにキレるユイ。その後の展開はまだ見えないが『海女カフェ』設立資金が一つの鍵になるのか?それとも『海女カフェ』に水口が何かを仕込むのか?クドカンのドラマは「ぬるい馴れ合い」だけじゃない『木更津キャッツアイ(02年)』でも描かれた #あまちゃん

2013-06-01 13:02:22
市川大賀 @ArbUrtla

@miyurao 導火線が短い印象よね(ΦωΦ)若い子が「そこ」が回りくどい子って大成しないと思うんだよね。クドカンはそういう部分も描いてるよね。

2013-06-01 13:25:29
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』ユイは直情径行型アキは天然型であり、共に異なるメンタリズムだが策を弄さずストレートに物事にぶつかるという意味では相似形。思春期の頃は誰もが巧緻に長けたクレバーな利口さで人生を渡りたくなるが、実はアキとユイのようにストレートに生きる方が幸せへの効率は高い #あまちゃん

2013-06-01 13:27:55
市川大賀 @ArbUrtla

@miyurao クドカンが「そういう思春期像」に興味ないのよね(ΦωΦ) 『木更津キャッツアイ』なんか、そうなもんだから「馬鹿の集団」になっちゃった(笑)

2013-06-01 13:31:43