茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第957回「異次元の、iPhone」
- toshihiro36
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あっ、えーと、滞在中のマサチューセッツ州ボストンは、午前5時55分です。 @kenichiromogi しゅりんくっ! ぷれいりーどっぐくん、おはよう!
2013-06-01 18:55:04滞在中のボストンより、連続ツイート957回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、昨日メディアラボにいて思ったこと。
2013-06-01 19:20:40いi(1)黒田日銀総裁による「異次元の金融緩和」。この「異次元の」という言葉が、今年は流行ってくれないかな、流行語大賞にならないかな、という思いがある。もっとも、「異次元の金融緩和」というフレーズによってではない。自分が能動的にやる行為における異次元のことである。
2013-06-01 19:22:39いi(2)「異次元のiPhone使用」。確かにそういうことはあるのである。もちろんiPhoneでなくても、スマホでもいい。今や単なる携帯ではなくて、それは一つのコンピュータであり、「学び」や「仕事」という視点から見ても、使いこなし方によっては異次元の世界に突入することができる。
2013-06-01 19:23:44いi(3)ホリエモン(@takapon_jp )が長野に転居(収監)される前に、私の前でフリック入力をしてみせてくれたことがある。とても、早くて、へえと思った。それで、ホエリモンが、「ぼく、メルマガの原稿、これで書いていますから」と言った。ぼくは、また、へえと思った。
2013-06-01 19:25:29いi(4)それで、ぼくもやってみた。ぼくは日本語の原稿は、最速で一時間10枚くらいである。やってみると、フリック入力だと、その6−7割の感じだ。でも、一時間に6−7枚書ければ、十分、業務系の入力に使うことができる。そこで、電車の待ち時間の1−2分でも入力する習慣が。
2013-06-01 19:26:48いi(5)駅で降りてエスカレーター乗っている時など、いきなりATOK Padを立ち上げて、ほんちゃんの文章(本の原稿とか、アイデアのメモとか)を入力し始める。もちろんキーボードだともっと早いが、iPhoneで、いきなりほんちゃんに入れるその稲妻切り替えが気に入って愛用している。
2013-06-01 19:28:12いi(6)入力系だけじゃなくて、つながり系でも、仕事のメールを読んで返信するのもiPhoneだし、最近ではLINEで、かなりintenseなブレストもやる。ツイッターやフェイスブックはもちろんのこと。動画をとって、すぐさまyoutubeに上げるのも、iPhone一つでOK。
2013-06-01 19:29:28いi(7)学習系でも、そうで、論文のPDFをローカルに持ってくるのは当然。昨日はメディアラボでちょっとした空き時間にヴィトゲンシュタイン、自由意志にまつわる論文を落として読んでいた。ぼくの感覚だと、iPhone(スマホ一般)でできることはたくさんあって、異次元もかいま見える。
2013-06-01 19:31:00いi(8)以上は一部の例だけど、例の高校でスマホ携帯禁止という通達が、いかに時代遅れで愚かなことか、ということを改めて感じる。一体、現代におけるリテラシー、教育をどう考えているんだろう。スマホがひまつぶしの道具だというのは、教師側が想像力、見識を欠いているだけのこと。
2013-06-01 19:32:06いi(9)メディアラボ、MITのキャンパスにいて感じたのは、スマホ禁止、みたいな愚かな発想は凡そ空気の中に存在しないということ。昨日ustreamしたように(まだyoutubeへの上げ方わからない、ごめんね)、日本はカビの生えた過去に拘り、未来への跳躍力を失っているように見える。
2013-06-01 19:34:11