馬場正博さんrealwavebabaの「誰だって公益のために自分だけが犠牲になるのはまっぴらだ。」

馬場正博 @realwavebaba

米軍基地の受け入れに地方が拒否権を持てるのは国防の性格になじまないのは明らかだ。防衛は国全体に対して行われるので、防衛に伴う損害を特定の地方が拒否してもその地方を防衛しないということはあり得ない。地方に拒否権があれば、受け入れは拒否して防衛は享受するのが正しい選択になる。

馬場正博 @realwavebaba

米軍基地の受け入れの拒否権を地方が持つのは国防の本質から外れる。こう言うと「沖縄の苦難を正当化するのか」という反論が来る。沖縄の米軍基地集中は日本の他の地域が米軍基地の受け入れに拒否し続けた結果でもある。「最低でも県外」と気楽に言う病の持ち主は一人だけではない。

馬場正博 @realwavebaba

国防は公益の最たるもので、国防のためには国は殆ど何でもできる。これが原則。徴兵制があろうとなかろうと（意味があるなら）敵が攻めてくれば国民は命を賭して戦う義務がある。戦争に反対すればその義務を許されるわけではない。防衛を妨害するのは戦争を防ぐことにはならない。その逆だ。

馬場正博 @realwavebaba

オスプレイがどの程度危険な代物かは知らないが、墜落して市民が何十人も死ぬことはまずないだろう。ミサイルが撃ち込まれれば被害はその比ではない。国防はある種の必要悪だが、誰だって公益のために自分だけが犠牲になるのはまっぴらだ。しかし不公平はある。問題は不公平が公正なものかどうかだ。

馬場正博 @realwavebaba

沖縄の米軍基地の集中は公正なものとは言えない。しかし、米軍基地の受け入れをどの地域も拒否する限り現状は変えられない。皮肉なことに地方自治体が受け入れ拒否をすることが可能だということが、地方自治体が受け入れを拒否する大きな要因になっている。反対できるから反対する。