れくさんの創作をセリフでまとめる

ふぁぼ整理!そっとまとめるよ。
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れく破り、承る! @lexeed

「壁」に四方を囲まれた世界

2013-06-27 22:14:27
れく破り、承る! @lexeed

数百年の人類の歴史において文明の発達とは「壁」を知ることだった

2013-06-27 22:15:43
れく破り、承る! @lexeed

「壁」に存在する技術は人類が見よう見まねで作るだけでも充分に文明を発展させるだけの技術だった

2013-06-27 22:18:56
れく破り、承る! @lexeed

だが「壁」の深部に至った者は総じて帰ってはこない

2013-06-27 22:20:12
れく破り、承る! @lexeed

文明の発展と共に既知の領域は拡大していったが年々帰らぬ者は増えていく

2013-06-27 22:22:08
れく破り、承る! @lexeed

ある時、人知を超えている「壁」を恐れた人が徒党を組み「壁」の破壊を企てた

2013-06-27 22:23:27
れく破り、承る! @lexeed

争うよりも「壁」を見ればより技術が発展する。そんな常識の通る世界で「壁」の破壊を恐れる人は止める術が思いつかなかった

2013-06-27 22:25:21
れく破り、承る! @lexeed

そして「壁」を破壊する計画の実行の日

2013-06-27 22:26:00
れく破り、承る! @lexeed

「壁」の前に黒ずくめの一団が現れる

2013-06-27 22:26:31
れく破り、承る! @lexeed

黒、黒、黒。大隊規模の人が黒一色で整列する異様な光景に 「壁」の破壊を企てた者たちに動揺が走る

2013-06-27 22:28:49
れく破り、承る! @lexeed

すると全身黒の重層鎧に身を包んだ者が抜き身の大剣を振るった

2013-06-27 22:32:21
れく破り、承る! @lexeed

大柄で重厚な鎧の身の丈ほどある大剣だが人々との間にはその数倍の距離が開いていた

2013-06-27 22:33:56
れく破り、承る! @lexeed

それでも「壁」の破壊に集まった人々は一人残らず両断された

2013-06-27 22:34:28
れく破り、承る! @lexeed

一振りで人々を全滅させた黒ずくめの集団は何をするでもなく立ち去り、 その時から「壁」を守るように時折姿を見せるようになる

2013-06-27 22:37:27
れく破り、承る! @lexeed

そしてその事件から人々に新しい常識が幾つか加わる

2013-06-27 22:38:09
れく破り、承る! @lexeed

「壁」に危害を加えない 一面に広がる死体を前に人はその魂に刻む

2013-06-27 22:39:51
れく破り、承る! @lexeed

「壁」を知り繁栄する 人は「壁」無しに発展し得ない

2013-06-27 22:40:41
れく破り、承る! @lexeed

「壁」の深部には触れてはいけない 触れれば帰ることは出来なくなる

2013-06-27 22:41:35
れく破り、承る! @lexeed

そして、その事件以降一部の市民に奇妙な力が与えられた

2013-06-27 22:42:06
れく破り、承る! @lexeed

心の底から、その魂から真に願った時、人は力を得る

2013-06-27 22:43:12
れく破り、承る! @lexeed

超能力。魔法。絵空事でしかなかったその力は現実に現れた

2013-06-27 22:44:02
れく破り、承る! @lexeed

初めは人が壁を守るために新たに壁から与えられた力だと思われた

2013-06-27 22:45:16
れく破り、承る! @lexeed

だが力を得た人のみがそれを否定する

2013-06-27 22:45:45
れく破り、承る! @lexeed

これは、「壁」に疑問を持った時に初めて得られる

2013-06-27 22:46:14