@UTAUmosoTL 今日のネタはテドカイ。BGMは森ノ宮診療所。 真っ暗な部屋の中で、カイトが蝋燭に火をつけていく。その蝋燭が十本灯ると、その先から魔神が現れ、願いを叶えてくれるという。 そうして、カイトは最後の蝋燭に火をつけるのです。
2013-06-28 18:56:43@UTAUmosoTL そうして呼び出される魔物はテッドさん。 彼はカイトと契約を交わし、そして彼の願いを叶える。 そうして、物語は始まるのです。 それが話の始まる前、というかプロローグ。
2013-06-28 18:58:02@UTAUmosoTL その世界でカイトはテッドさんとペアを組んで仕事をしてる。 腕に自信がある二人は、魔物退治をしたり、助っ人として戦場にでたり、または暗殺者として人を殺しにいく事もある。 依頼を受けるのはいつもカイト。というかめんどくさい事を全部カイトがしてるwww
2013-06-28 19:00:03@UTAUmosoTL 二人はいつも一緒で、当然住まいも一緒。 そんな風に仕事をしながら、二人で過ごす日々を満喫してたわけです。時折いちゃつきつつ(笑) で。ある時、とある人とカイトが出会ってしまうのね。その男はカイトを見た途端、酷く驚くんです。
2013-06-28 19:02:12@UTAUmosoTL どうしてカイトがそこにいるのか。何故、お前は生きているのか。 そう叫ぶ男。その理由はカイトの過去にある。 カイトはずっとずっと昔。今とは違う街で暮らしてた。けれど、幼い時分に街の人たちに殺されてしまうんです。 たった一つの痣のために。
2013-06-28 19:04:23@UTAUmosoTL ある時、突然カイトの背中に浮かび上がった痣。それは魔物の刻印とされ、その刻印を持つものは魔物になると信じられている。つまり、人々はカイトが魔物だと思って恐れたわけです。 カイトはまだ小さくて、大人たちのいうことがわからなかった。
2013-06-28 19:06:12@UTAUmosoTL そしてカイトは街の人々に殺されたはずだった。しかし、そこでカイトは死ななかったんです。それは、テッドさんが彼の命を掬い上げたから。 すべては、カイトがテッドさんと出会ってしまった事から始まってるんです。 死ぬよりももっと前に、彼はテッドと出会ってる。
2013-06-28 19:08:13@UTAUmosoTL もっともっと幼い頃、カイトはテッドさんと出会い、目をつけられた。その時に彼はカイトの身体に刻印を押したのです。いつかそれを目印にテッドさんがカイトの所に行けるように。 そしてその刻印が原因でカイトは殺された。しかし、それでは死ねなかった。
2013-06-28 19:10:15@UTAUmosoTL 刻印の力によって、カイトはめいふを彷徨い、そして自然とテッドさんの所に誘き出される。それが冒頭のシーン。辿り着いたその場所で、カイトは蝋燭を灯し、テッドさんを呼び出す訳です。 そのまま進めばカイトは死ぬはずだった。しかし彼はその道を進まなかった。
2013-06-28 19:12:29@UTAUmosoTL そうしてテッドさんに死出への道を封じられたカイトは、再び現世に戻り生きていくんですね。 その傍には必ずテッドさんがいる。刻印で縛られてるカイトは彼からは逃げられないから。でも、カイトはそれでもいいやって思ってる。だって楽しいから。
2013-06-28 19:15:46@UTAUmosoTL テッドさんとずっと一緒にいて、大きくなっていったカイトはテッドさんだけが唯一信じられる存在。だって両親さえも刻印を持ったカイトを殺そうとしたから。 テッドさんに守られて、カイトはその中で安らぎを覚える。だからテッドさんが大好きなんですよ。
2013-06-28 19:17:25@UTAUmosoTL そんな二人だったけど、カイトには目的がある。それは、自分を殺した街の人々に復讐すること。 何かするわけでもないのに、ただ刻印を持ったというだけで殺した街の人たちをカイトは憎んでるんです。どうして僕は殺されなきゃならなかったの、って。
2013-06-28 19:19:18@UTAUmosoTL そうして、カイトは目的を果たしにいくんですね。テッドさんをつれて。 何故、僕を殺したの?何故、僕は死ななきゃいけなかったの?ってその疑問の答えがほしくて。 結局、その答えを教えてくれる人などいなくて、その街は滅んでしまうわげなんですが。
2013-06-28 19:23:34@UTAUmosoTL 答えを見失い、目的もなくなってしまったカイトは、そのままテッドさんと二人で生き続ける。 何も変わらない生活。でも、もうカイトにはそれしか残ってない。テッドさんしか、いないのです。 そんな幸せなんだけど、物悲しい終わり方。
2013-06-28 19:25:50