魔界マミトゥリブルパ将軍　発言録

アンブッシュでベリュルに傷を負わせながらも、深追いはしない将軍。
あらゆる魔物を操り将軍なだけに「手負いの獣は手強い」ということを知っているに違いない。

帰って早々に部下を労う将軍。
同じ「将軍」を部下に持つことからも少将以上で有ることが窺われる。
一方、ボムベロスについては「失態を犯して失敗」と重複表現まで使って非難した。
ファンニャーこそ戦線離脱させたが、狙いはあくまでベリュル。妥協はしないのだ。

しくじったダンナーザ…いやバンマーナに対しては「お許し」などというやや失礼な謝罪にも拘わらずに今回は許している。
更に「お許しください」の途中で「次は無いぞ」と許しに入ったと仮定すると許すのが早過ぎる気もする。
バンマーナが洗脳状態ゆえに扱いには特別気を使っているのかも知れないが、素直に謝れば許す寛大さも持っているとも考えられる。

それだけに作戦の特性上、成否にかかわらず謝罪など出来ようも無いボムベロスが哀れだが、部下の手前敢えて失敗と断じたのではないだろうか。
命を捨てるからには確実に目標を倒さなければ失敗なのだ。

そもそもデスオブイルカが失敗したというより、バンマーナ、いやダンナーザの妨害が原因である。
失敗というなら城の近くに落としたのが原因とも言えるが…そもそも前回も責めている。

ちなみにデスオブイルカは落下作戦の時点で健在である。
ことによると挽回のチャンスとして城を脱出する彼等の始末を命じていた、のではないか。
天使の羽によりゆっくりゆっくりと落下しているので無防備そうだが簡単に殺せそうだが、天使の力とかで近づけなかったのかも知れない。

ここで気になるのはバンマーナについては何も言っていない件。彼女は別に仲間では無かったのか？

ベリュル達を仇と狙うジュエルプリーズに対しての頼もしい、という評価。
やはり復讐心・手負いの獣は恐ろしいと認識しているのだ。

軟体人間ジュエルプリーズを派遣した直後、数話に渡りベリュルは地獄のバスに苦しめられ、ジュエルとの戦いはバスが178話で死んだ後のことであった。
将軍による死後の評価だが、実際７５話ぶりに登場した呪文で弱点を作り出されて倒される、など正に過信の隙を突かれた、と言え適切な評価であろう。

…その直後に手加減しろと言う発言はどうかと思われるが。
なおジュエルの出撃から交戦に間が空いているが、そもそも175-178話の間のイベント全てが夢で逢った可能性もある可能性もある。

ここで問題なのは地獄のバスは何者だったのか、ということ。彼が死んだ際には暗黒城が静まり返っている。
しかし地獄のバスが派遣される場面は無く謎である。

可能性としては：

①将軍の配下の実力者・地獄のバスによる独断専行
②バスは、ジュエルのスタンバイ中に偶然出くわした非将軍配下の魔物だがベリュルを倒せそうなので暗黒城は様子を見ていた

と言ったところか。