- MaricaYM_zs
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@ZS_YuryMinakata @ononono_zs 外で使う予定の新しい名前も決まり、数日前に焔煬に話があるとも言われたので、再び焔煬の塒を訪ねることにする。たまたま今日は病院を午前中で抜けることができた。冬海にもついてきてもらおうと思い塒に戻る。「ただいま、冬海」
2013-07-01 20:14:35@MaricaYM_zs @ZS_YuryMinakata 「お帰りなさい、紫苑さん」いつものように玄関へと迎えに出た。「今日は早かったね?これから何か用事でも?」
2013-07-01 20:16:19@ononono_zs @ZS_YuryMinakata 「これからいろいろ相談しに焔煬のところに行こうと思うのだけれど、ついてきてくれる?」
2013-07-01 20:17:18@MaricaYM_zs @ZS_YuryMinakata 「あ、焔煬さんのところへ。うん、わかった。マックスはどうする?イッチおじさんにお願いしたほうがいいかな」
2013-07-01 20:19:20@ononono_zs @ZS_YuryMinakata 「そうだね。ほっといてもいいとは思うけれど、イッチさんさえ良かったら散歩をお願いしておくのはいいかも」そう言って微笑む。「じゃ、マックスを預けに上に行って、それですぐ行こうか」
2013-07-01 20:22:32@MaricaYM_zs @ZS_YuryMinakata 元自分の塒で現在はイッチおじさんが使っているところを訪ね、マックスをお願いすると快諾してくれたので、礼を言ってマンションを出る。「焔煬さんの新しい塒、僕は行くの初めてだったかな。紫苑さんに場所を教えた覚えはあるけど」
2013-07-01 20:27:23@ononono_zs @ZS_YuryMinakata 「私も1回行ったきり。しかも会ったのはビルの屋上だったから、中に入れてもらったわけではないよ」と、その時のことを思い出して、ちょっとだけ眉をひそめた。やつの機嫌が今日は悪くなければいいが。(続)
2013-07-01 20:31:02@ononono_zs @ZS_YuryMinakata 2人で話しつつ歩いていると、目的地に着いた。北通り。オフィス街の雑居ビル。そこが彼の塒だ。ビルにたどり着き、2人で、非常階段を昇り始める。
2013-07-01 20:34:02@MaricaYM_zs @ononono_zs 相変わらずそのビルは路地を一つ入った所にある。3F迄上がると、クワーレが出迎えた。無言で二人に部屋の中を指し示す。会釈して入ると、衝立の向こうから珈琲と煙草の匂いがした。
2013-07-01 20:38:26@ZS_YuryMinakata @ononono_zs 「こんにちわ、焔煬。今日は冬海を連れて来た。今、少しいいかい?」
2013-07-01 20:40:13@MaricaYM_zs @ononono_zs ははあ、そろそろ来る頃合いかと思っていた。勘が当たったね。と言うより、嗅ぎ付けて来たかい?丁度珈琲が入っている。ま…来て掛け給えよ。(衝立の向こうから【紅焔煬】
2013-07-01 20:41:35@ZS_YuryMinakata @ononono_zs 「そうかもしれないね」とくすりと笑う。珈琲の香りが鼻をくすぐって、自然に笑顔になった。勧められた席に2人で座る。この3人で話すのは実は初めてだ。「相変わらずいい香りだな。本当に良いタイミングで来た」
2013-07-01 20:45:24@MaricaYM_zs @ononono_zs (ステンレスのカップを二つ追加して注ぎながら)で…今回はどういったご相談で?お客様方。(勧めて【紅焔煬】
2013-07-01 20:47:05@ZS_YuryMinakata @ononono_zs 「ありがとう」と注がれた珈琲にお礼を言う。なんとなくいつもより焔煬の態度が他人行儀な気がするのが冬海がいるせいだろうか。「新しい名前が決まったから伝えにきたのと、今後についての相談を。花乃さんが何やら画策しているようだが」
2013-07-01 20:52:19@MaricaYM_zs @ononono_zs そりゃ画策はするとも。そういう話だったのだもの。尤も、未だ固めてはいない、案を出している最中だな。何しろ君等の意向を伺わない事には。ま、名前が決まったって?先ずはそれから聞こうか。でないと動かない物事もあるんでね。【紅焔煬】
2013-07-01 20:54:20@ZS_YuryMinakata @ononono_zs 冬海の方をちらりと見て、まず私が言ってもいいかな、と目で確認を取る。「私の新しい名前は『結城咲弥』。名字は結ぶ城、下の名前は花が咲くの咲くに、弥栄の弥だ」そこまで言って、いったん言葉を切った。
2013-07-01 20:59:18@MaricaYM_zs @ZS_YuryMinakata 言葉を切った紫苑さんに続いて、「それで、僕が『結城道琉』です。道のりの道に、琉球の琉、です」と答えた。
2013-07-01 21:02:56@ononono_zs @MaricaYM_zs ゆうきさくや…ゆうきみちる…(復唱して)…了解した。それで一つ二つ駒を進められる。ま、何が進捗したかは都度知らせるよ。さて、今度はこっちの話だ。今後についてざっくり説明して、意見を聞こうと思うがいいかね?【紅焔煬】
2013-07-01 21:05:16@ZS_YuryMinakata @ononono_zs 珈琲を一口飲んで微笑み、「どうぞ」と頷いた。
2013-07-01 21:07:04@MaricaYM_zs @ononono_zs 先ず確定している事柄から。君等には「対外的には失踪したシナリオ」を演じて貰う…その後は、極力人目を避けて、脱出の手筈が整う迄待機して貰う、有り体に言えば隠遁だ。それは了解して貰って良いかな?(二人を見て【紅焔煬】
2013-07-01 21:09:12@ZS_YuryMinakata @ononono_zs 「隠遁することは覚悟している。それ自体はかまわない。シナリオについては言いたいこともあるし、他の選択もあると思うが、それは他のことを聞いてからこちらの意見をいうことにする」
2013-07-01 21:15:08@ZS_YuryMinakata @MaricaYM_zs 「隠遁については了解です。他の事柄については言いたいことがあれば言わせてもらいますけれど、基本的に僕は紫苑さんの意見に沿う形で」そう言いながら、珈琲を頂く。しまった、苦い。しかしそう言える雰囲気でもないので黙っておく。
2013-07-01 21:19:17