- L_O_Nihilum
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それで黒服を撒くらしい。礼拝の振りをする、と。 『確かに、礼拝堂の中なら、襲ってこないかもしれないわ。月人なら、一定以上は教団に敬意を払っているはずよ』 「決まったら呼んで、ワタシはいつでも行ける」 正直、彼女の執念周囲はこの件で何とかなる気がする… 何故リース√は…w
2013-07-05 21:15:52作戦会議…のあと、リースが去る フィーナは腰かけ、達哉に身を傾ける 達哉は無言でフィーナを撫でた。 『達哉…』 「俺はいつでもそばにいる」 『達哉…有難う』
2013-07-05 21:18:11傾けていた身を離し、フィーナが少しずついつもの覇気を取り戻し始める 『…負けられないわね』「ああ。こんなところで諦めていたら、俺たちらしくない どんな困難に遭っても戦い続けるって、約束しただろ」
2013-07-05 21:20:12『あなたと一緒なら、きっと大丈夫』 http://t.co/XwjYqEpXQF
2013-07-05 21:21:19リースに「戻れなくなるかもしれない」と言われた家を、出る フィーナはドレスのまま向かうそうだ 改まった礼拝に見えるように、という配慮らしい 達哉もタクシーを呼んでおいてくれた
2013-07-05 21:22:30「フィーナ…やり残したことがある …手紙を残そう」 親父と同じことをしないように。達哉の、皆への配慮だった
2013-07-05 21:24:56”皆への書置きを忘れていたなんて、俺はどうかしてる。思えば、俺たちの周りには、何時も皆がいてくれた。嬉しい時も、悲しい時も、辛い時も―――皆がそばにいてくれた。だから俺たちは、今まで頑張ってこれたのだと思う。” http://t.co/emf4AdXNPp
2013-07-05 21:27:59”俺は、ペンを走らす。遺跡調査の事。セフィリアさんの事。親父の事。黒服の事。事の経緯を、なるべく簡潔にわかりやすく書いた。”
2013-07-05 21:30:07”皆笑っている。 誰一人として、嫌な顔をしている人はいない。 俺の心に住む皆は、 笑ってくれている。 こんな人たちに囲まれて生きてこられたことが、とてもうれしい。 胸が熱くなった。”
2013-07-05 21:36:27『字が震えているわ、しっかりして…』 優しい声をかけて、フィーナが励ます。 経緯を書き終え、突然家を出て行くこと、バイトを休むことを詫びた。 そして最後に…
2013-07-05 21:37:50必ず帰ってくると、 余白一杯に書いた。 「後は、名前…と」 しっかりと自分の名前を書き、フィーナにペンを渡す。 『有難う』 達哉の名前の横に、流麗な文字でフィーナの名が記された。 『これは封筒に入れて、置いておきましょう』 と、そこにリースも加わる。
2013-07-05 21:39:28「これも 入れて」 リースもメモを書いていた。達哉はそれを受取り、同じ封筒に入れた。 書き慣れない文字で「ありがとう リース」と書いてあった 『良く出来たわね』「家族、…嫌いじゃない」 リースはいつものように、帽子を基に戻した。
2013-07-05 21:40:59フィーナが封筒を閉じて、蝋で封をした。 『これで完成よ』 ちょうどそこで、クラクションが鳴る 『行きましょう』 「ああ」
2013-07-05 21:44:01『姫様、どちらへ?』 ミアが階段から降りてきた。 『礼拝に行くわ』 『ドレスで行かれるのですか?』 「今日は、ちょっと改まった礼拝なんだ」 フィーナの手を取ってそぶりを見せる。 『成程、ご報告ですね』 http://t.co/DK1hZ4cQGn
2013-07-05 21:45:58