毎年7月7日は『ツイノベ祭』 2013/07/07お題「七夕」

七夕は、中国、台湾、日本、韓国、ベトナムなどでの節供、節日の一つ。旧暦の7月7日の夜だが、日本では明治改暦以降、お盆が7月と8月に分かれたように、7月7日か月遅れの8月7日に七夕祭りが行われる。
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萌葱[moegi] @hmoegi

年は晴れたね。うん。逢えたのかな。たぶんね。逢えてたら良いね。うん。ねえ、聞いてる? 聞いてるよ。嘘ばっかり、上の空って顔してる。そうかな。そうよ。そうか。もう。#twnovel 呆れる君と煮えきらない僕。背に握りこんだ小さな箱をいつ差し出して開こうか、星を見あげて考える。

2013-07-07 22:09:00
夢名 七志 @mumei7c

だ着いて無いんですか」乗組員が文句を言う。「何でこの航路だけ妙なイベントするんだよ」途中で起こされて短冊に願いを書くのだ。愚痴や悪態を口にしながら、意外に素直な男達だ。アルタイル星系は純情だとも言われている。ベガ星系まで7.214光年。航海の無事をと書いた。 #twnovel

2013-07-07 22:10:42
おりか @im_orika

ら、もっと飛ばしてちょうだい! ―これでも全速力です。出発時間を大幅に守れていなくてよく言いますね。 この衣装で大丈夫かしら、化粧はどうかしら、綺麗って思って頂けるかしら。なにせ久方ぶりに明るい空の下でお会いするのよ! ―聞いてませんね。ほら、早く! #七夕 #twnovel

2013-07-07 22:20:33
藍 真史 @shin1960

#twnovel 日は七夕まつりなんだよ。みんなで短冊っていう小さな紙に願い事を書くんだって。好きなことを書きなさいって言うからこう書いたんだ。早くここから出たいってね。もうすぐ食事の時間だ。大丈夫だよ。何だって一人でできるんだもん。あ、ちょっと、そこの杖とってくれないかなあ。

2013-07-07 22:20:35
いでゆのまち @ideimachi

#twnovel の葉さらさら。願い事を下げた枝を手に、頑固に星を待ちつづけた娘は眠ってしまった。頭をなでて妻は雨の夜空を見あげる。「ずっと昔はね、ベガが北極星だったんだって」織姫さまを真ん中に、くるくると回される星たち。やれやれ、とわが家のちいさな織姫を抱きあげて僕は苦笑い。

2013-07-07 22:30:09
ゆい @yu_i_ta

#twnovel スレタイ:彼女ねとられたったwww 本文: まじふざけんなちくしょう 1年に1回しか会えないし、住んでるところが15光年も離れてる遠距離恋愛だしで、最初は彼女も「がんばろうね」とかいってたんだよ なのにちくしょおおおおお「さみしかった」じゃねえよおおおお!!!

2013-07-07 22:54:45
夢名 七志 @mumei7c

きな川を挟んで対立する国がありました。長い年月続いた争いは、はじまりが何かも関係無く続いていました。橋はいつか落ち、行き来するのは砲弾だけでした。飛び交う火は毎日見られましたが、今日だけはぴたりと止むのでした。年に一度星空に願うのは、川の向う側に行ってみたい。 #twnovel

2013-07-07 22:56:08
tokoya @tokoya

#twnovel 宅すると庭に笹飾りが立っていた。何を願ったのか?と短冊を見てみると「お父さんが早く死にますように」と妻の字で書いてあった。七夕に逆の願いを書く風習、初めて聞いたときは驚いたな。妻の故郷では普通らしいが、調べても出てこないし、よっぽどローカルな風習なんだろうか?

2013-07-07 23:01:16
23時の夢物語 @23novel

#twnovelめでとうございます、彦星さま!苦節何千年、ついに待望のお子さまが誕生されるとか!」「ああ…」「おやおや、浮かない顔でございますね」「うん。ほら、僕たち、一年に一度しか会うことができないだろう?」「ええ」「日数が…合わないんだ……」

2013-07-07 23:06:57
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23時の夢物語 @23novel

#twnovel 星さまと織姫さまは、とても心優しい方たちでございます。年に一度お会いになることができる喜びの日に、皆さま方の願いを叶えてくださるのでございます。ただし彦星さまと織姫さまが幸せになりますようにという願いのみとか、そのような噂は、ええと、私の口からは、何とも…。

2013-07-07 23:11:32
白魚 京 @kujira_46

あ、今年は晴れたのね。恋人たちは数年ぶりに運命の再開をする。それなのに、どうして貴方は現れないの? 愛しい彦星。天の川は架かっているのに。貴方の織姫はここにいるのに。ずっとずっと、待っているのよ。なのに、どうして? #twnovel 散らばったコンペイトウにぽつり、一粒の雨。

2013-07-07 23:17:42
jun @Jun_wnk

京では七月に七夕をするんだ」卒業と同時に彼は道南の田舎町から東京へ行った。「何をお願いするの?」「本当は人に言っちゃいけないんだけど、君になら良いか」離れたことで七夕すらズレてしまった、寂しいな。「来年は君も七月に七夕をしないか?」道南の空に流れ星がきらり。 #twnovel

2013-07-07 23:24:35
秋陽 @houzuki_aki

#twnovel 日もあの夫婦は毎年のように喧嘩してるのかな?天の川にかかった橋を見る。アレ?違うみたい。空気がゆるゆるなんだけど…。そういえば、今年は珍しく晴れてるもんね。うんうん良いんじゃないのー?なんて、微笑ましく眺めてたら、バッチーン!!って鋭い音が聞こえた。 #七夕

2013-07-07 23:31:42
低脳夏冬 @warawaram9

#twnovel 「年の七夕も曇っちゃった」「天の川が見たかったんでしょ? じゃあ今日じゃなくていいじゃん。天の川は昨日より前に見れたし、明日より後でも見れるのに。なんで今日にこだわるの?」「今日じゃなきゃ駄目だったの」「?」「明日引っ越すの」「うん」「君と見たかったの」「ん」

2013-07-07 23:31:58
千早 @tatsuya_chi

には彦星なんていない。リア充織姫爆発しろー」天に放り投げた言葉は、雨になって返ってきた。天に唾した訳ではないが、これで奴らの逢瀬も邪魔できたけど、これでは私も帰れない。呆然とする私に差し出された傘。幼馴染の隣家のあいつ。追い越されてた身長にドキッとする。 #twnovel

2013-07-07 23:35:26
高山 環 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕(宝島社文庫)」より発売中 @Takuya11

#twnovel に帰ると笹飾りがあった。今日は七夕か。娘の字で短冊に願い事が書いてあった。「パパ、ナクナッテ」えっ?目をこすってもう一度読んでみる。「パパ、ナガイキシテ」びっくりした。疲れているのかな。休みを取って娘と遊ぼう。その時短冊が裏返しになり、さっきの願い事が現れた。

2013-07-07 23:37:23
神樂木 小夜音 @340_Lock

年に一回しか会えないなんてかわいそう」七夕の逸話を知った娘がぬいぐるみを抱えて、呟いた。「そうだね、でも会えないからこそ愛は深まるんだよ」夕食の支度をこなす妻を一瞥して、そう答えた。毎日一緒にいることで深まる愛もあることは、大人になってから教えてあげよう。 #twnovel

2013-07-07 23:44:03
@mimimdr

の家はうちより少し裕福だった。家族仲が良くて、夏休みはいつも旅行に行く。あの娘は僕より少し頭が良くて、少し運動もできて、少し可愛くて。沖縄土産の星の砂を貰った時、思わず地面にたたきつけた。道路に白い星の小さな天の川が出来る。ただ好きって言えば良かっただけなのに。#twnovel

2013-07-07 23:48:00
五十鈴スミレ @midori_tya

月七日、落とした耳飾りを拾ってくれたのは、昔なじみだった。「久しぶり」彼はそう言って、懐かしい笑顔を見せた。偶然の再会に舞い上がって、カフェで三時間粘った。別れの時、またねと言って爪先をよそに向けると、手首を掴まれた。「次に会えるのは一年後じゃないよね?」 #twnovel

2013-07-07 23:56:22
しーな@GO2完走 @xsheeenax

価」を払って契約した悪魔がはたはたとうちわを使いながら空を眺めている。「何か願いごとでもしてるの?」「願いごと?」……ああそうか、悪魔に七夕もへったくれもないか。かいつまんで説明すると、怪訝な顔をする。「対価もなしに誰かの願いを叶えるなど、酔狂にも程が有る」 #twnovel

2013-07-07 23:56:25
しーな@GO2完走 @xsheeenax

価」を払って契約した悪魔がこつこつとあたしの額を小突いた。「で、お前は何か願いごとをしたのか」何で若干不機嫌?「え、別に?」「そうか」あ、ちょっと機嫌直った。……あー、そうか。そういうことか。「あたしの願いごとはあんたが叶えてくれるんでしょ?」「当たり前だ」 #twnovel

2013-07-08 00:15:12
tokoya @tokoya

#twnovel 宅すると庭に笹が立っていた。七夕か、と思いながら短冊を見ると、娘の字で「しんでね パパ」と書いてある。驚いて読み直したが、同じだ。なぜ…目の前が真っ暗になりかけた時、風が吹いて短冊が裏返しになった。そこには「いつまでもげんきで、じんせいたの」と書かれていた。

2013-07-08 00:15:46
ついのべデー子(デコ) @twnvday

夕になると我が家ではご馳走が出てくる。ケーキもステーキも出てくる。クリスマスとかお誕生日会よりも豪華で、母はいつも以上によく笑う。「ママはなんでたなばたがすきなのー?」幼い頃に聞いた事がある。「願い事が叶うから♪」我が家の歴史は短冊の中から芽生えたのだった。 #twnovel

2013-07-08 01:01:12
Parsley @Parsley_Liter

ぬるい風が抜けたベランダに、短冊がどこからともなくやってきた。それを拾い上げて一瞥し、その願いの切実さに触れたような気になる。ポケットからライターを取り出し、下から炙り鈍い鬼火となって空へと舞っていく。煙草と接吻させることで言葉を吸い込む。日付は回っていた。 #twnovel

2013-07-08 02:38:26