ベルギーワッフル賛歌

それ以上でも以下でもなし
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M-鈴木 甲28 @kapitan_black

小麦粉とバターと卵が絶妙なバランスで混ぜ合わされ、発酵した生地を独特の型で焼き上げたワッフル、香ばしくも芳しいその香りに鼻孔の奥を直撃される。焼きたてでサックリした熱々の生地は大きめに切ったバターを載せても負ける事が無い。さあ、メイプルシロップを用意しよう。

2013-07-09 00:47:58
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

溶け始めたバターがその生地に吸い込まれる瞬間、「だばぁ」と言っても過言では無い勢いで、たっぷりとかける。細く注がれるメイプルシロップが生地の凹凸を埋めて行き、皿に溢れる頃、ワッフルの生地に絶妙な染み込み方を見せる

2013-07-09 00:50:08
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

甘く香ばしい香りに切り込むようにナイフを入れる。たっぷりのシロップを吸いこんでなお手ごたえとサックリ感を失わない生地、フォークに刺して口に運ぶ。この、熱々のワッフルが、染み込むシロップとバターに負ける直前の、一瞬の至高の瞬間。素晴らしきかな、ベルギーワッフル

2013-07-09 00:52:08
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

ああ、黄金の旋律、上質のワッフルと濃厚なバター、そして惜しげも無くつかわれるメイプルシロップ。例え口腔を火傷に苦しむ事になろうとも、その瞬間を味わうことを、人は躊躇わないだろう。

2013-07-09 01:10:48