東日本大震災体験談 郡山市 【IWJ百人百話】第63話「上前晶子さん」 2013年07月18日

東日本大震災体験談 【IWJ百人百話】第63話「上前晶子さん」震災時は郡山在住、震災後に台湾へ移住 ジャーナリスト 岩上安身 @iwakamiyasumi
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岩上安身 @iwakamiyasumi

実況、感謝! 以下、連投リツィート。RT @wakuwakuchizuru: 【IWJ百人百話】第63話「上前晶子さん」の実況ツイートをはじめます。 @iwakamiyasumi

2013-07-18 22:49:18
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投2 RT 【IWJ百人百話】1.上前晶子さん:郡山在住、いまは台湾の台中に住んでいる。郡山ではおもちゃやさん。生まれは京都府。京都の高校を卒業後、大阪の保育科のある大学に進学。大学卒業後は保育士として働き、豊中市の公立保育園に。保育士生活17年。

2013-07-18 22:50:12
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投2 RT 【IWJ百人百話】2.上前さん:結婚を機に夫の転勤に伴い郡山に。そこでおもちゃ屋を開く。福島ではしばらく専業主婦。その後、教育委員会から小学校のこどもたちの指導員を依頼され、それをきっかけに、公民館に1年ほど嘱託で務めた。郡山はほどほど便利。

2013-07-18 22:50:47
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投3 RT 【IWJ百人百話】3.上前さん:夫の勤務先(住宅メーカー)に勧められ、家を建てた。子どもが育つまでは郡山で暮らせば良いと考えていた。福島の人は人見知りの人が多いが、いったん知り合うと、とても暖かく、公民館で働いているときも、心地よかった

2013-07-18 22:51:19
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投4 RT 【IWJ百人百話】4.上前さん:自宅から見える安達太良山の風景が好きだった。温泉もよく巡った。地元で取れた野菜を近所の人が何気なく届けてくれた。子育て中の母親たちとも知り合った。NPO団体に入って人形劇もやった。いろいろな経験をした8年間。

2013-07-18 22:52:49
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投5 RT : 【IWJ百人百話】5.上前さん:多くの人と繋がって、濃縮した8年間だった。福島に移り住んですぐ、保育士として働けばと勧められたが、大阪時代は共働きで忙しかったので、しばらくじっくり自分の子どもをみたいと考え自宅にいた。その後おもちゃ屋を始めることに。

2013-07-18 22:53:17
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投6 RT : 【IWJ百人百話】6.上前さん:扱うおもちゃは主に木製のもの。子どもが自分から働きかけて遊べる玩具。お母さんたちからは、ネットでは分からない、手にとって初めて分かる、子どもの反応も分かる、そういうおもちゃ屋さんがほしいと言われ、ならばと自分で作った。

2013-07-18 22:53:45
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投7 RT 【IWJ百人百話】7.上前さん:ドイツなど外国産の高価なおもちゃではなく、国産の比較的手頃なもの。住宅街だったが、子育て中のおかあさんたちがほしいと言っていたとおり、遠方からもお客さんは来てくれ、テレビでも取り上げられたりした。子どもは娘がふたり。

2013-07-18 22:54:46
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投訂正 RT 訂正【IWJ百人百話】7.上前さん:ドイツなど外国産の高価なおもちゃではなく、国産の比較的手頃なもの。住宅街だったが、子育て中のおかあさんたちがほしいと言っていたとおり、遠方からもお客さんは来てくれ、テレビでも取り上げられたりした。子どもはふたり。

2013-07-18 23:44:04
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投8 RT:【IWJ百人百話】8.上前さん:福島の学校は、どちらかというとガッチリかためられる感じ。こどもたちもはみ出すこと無く、学校の方針に素直に従う。とくに中学ではみな歩調を合わせる雰囲気で、そこで3年間を過ごした長女は、埼玉県の自由の森学園に進学した。

2013-07-18 22:55:30
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投9 RT @wakuwakuchizuru: 【IWJ百人百話】9.上前さん:下の子どもも個性的で、ザリガニ取りに熱中するなど、自然と親しむ生活をしていた。当初住宅メーカーに勤めていた夫は、その後退職し、会社を立ち上げ単身赴任をしていた。そうしたなかで3.11を迎えた。

2013-07-18 22:56:39
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投10 RT : 【IWJ百人百話】10.上前さん:激しい揺れにマンションが潰れるかと思った。慌てて外に出て、揺れが収まるのを待っていた。駐車場の貯水タンクから水がバッサバッサと外にあふれ出ていた。学校にいる息子が心配で、迎えに行った。埼玉の娘とは連絡が取れず。

2013-07-18 22:57:06
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投11 RT 【IWJ百人百話】11.上前さん:当初、震源地も分からなかったので、娘がいる埼玉の被害が心配だった。車のなかで聴いたラジオで、水の側から離れるようにというアナウンサーの注意が、イメージできなかった。自分としては、津波より原発の方が気がかりだった。

2013-07-18 22:57:56
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投11 RT : 【IWJ百人百話】11.上前さん:当初、震源地も分からなかったので、娘がいる埼玉の被害が心配だった。車のなかで聴いたラジオで、水の側から離れるようにというアナウンサーの注意が、イメージできなかった。自分としては、津波より原発の方が気がかりだった。 

2013-07-18 23:00:09
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投12 RT 【IWJ百人百話】12.上前さん:最初メールは不通だったが、ツイッターは繋がった。山梨にいる友人が、どこにいる?津波が来るから、水から離れるように、と連絡をくれた。夜になって一度メールが繋がり、学校の寮にいるから大丈夫という娘の安全を確認した。

2013-07-18 23:02:01
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投13 RT 【IWJ百人百話】13.上前さん:仙台は揺れが横揺れが大きく、夫が単身赴任で住んでいたマンションは、温水器が倒れて水漏れしていた。町のショーウインドーのような上から下までのガラスは、すべて割れていた。息子は、死ぬかと思った、と言っていた。

2013-07-18 23:02:56
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投14 RT 【IWJ百人百話】14.上前さん:原発に詳しかったわけではないが、福島に原発があること、一時止めていたこと、3号機がプルサーマルということも知っていた。プルサーマルが始まることになったとき、あっさり許して良いのか、とおもちゃ屋のブログに書いていた。

2013-07-18 23:04:41
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投15 RT 【IWJ百人百話】15.上前さん:大阪で保育士をしている時代から、自分でHPも作っていたし、3.11前からネットには親しんでいた。ネットはデマが多いといった声は聴いていたが、気にしていなかった。自分でやってみないと分からないことは多いから。

2013-07-18 23:05:07
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投16 RT @wakuwakuchizuru: 【IWJ百人百話】16.上前さん:阪神淡路大震災を経験したので、お風呂の水は、新しい水を入れるまで抜かないようにしていた。その水でトイレを流した。夫のマンションはオール電化だったが、常備していたカセットコンロで調理をし、

2013-07-18 23:05:30
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投17 RT 【IWJ百人百話】17.上前さん:お皿にはラップをひいて洗わなく済むようにしていた。ただ、余震が怖かったので、貴重品をもって数日間は車の中で寝ていた。車のガソリンは半分。気になっていたのは、郡山の家の状況。そのとき北上すれば良かったのだが。

2013-07-18 23:06:39
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投18 RT 【IWJ百人百話】18.上前さん:阪神淡路大震災の経験を活かして家事はできたが、やはりパニック状態だったと思う。宮城県は長い間停電していたので、山形や新潟に移動すれば、停電も無く、連絡も取れたのに、そこまで気が回らなかった。ネットが通じるまでに数日。

2013-07-18 23:07:11
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投19 RT 【IWJ百人百話】19.上前さん:停電の間、携帯電話の充電が切れたが、知り合いの太陽光発電の店が、充電させてくれた。そうして何とか情報を得ていた。原発が爆発したときは、子どもに外に出ないように言い、換気扇を閉めていた。水が最後まで出なかった。

2013-07-18 23:08:34
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投20 RT 【IWJ百人百話】20.上前さん:モニタリングをしている人から詳しい情報を得ていた。連絡がつき始め、自宅は大丈夫だが、給湯器が傾いていると近所の人が教えてくれた。その給湯器が心配で、夫の元職場の人に様子を見てくれと依頼したところ、近隣の人たちは 

2013-07-18 23:09:06
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投21 RT : 【IWJ百人百話】21.上前さん:何も知らないのに、元職場の人たちは皆あぶないと言って逃げたと聴いた。大丈夫だという近所の人との対応の違いが気になった。もしかしたら情報が操作されているのではないかと思った。IWJの情報は早い時点で得ていた。

2013-07-18 23:10:37
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投22 RT: 【IWJ百人百話】22.上前さん:IWJで見る東電の会見などと、テレビなどでの情報の違いにもすぐに気付いた。富谷町を出たのは、娘と息子と自分の3人。夫は会社が心配だからだと残った。こどもたちを乗せ、新潟を経由して京都府の実家に数日かけてたどり着いた。

2013-07-18 23:11:09