――して。ようやっと外に出されたかと思うておったら、何だ。儂に前線に立って来いなどとは不躾よのう。(ふら、と黒い軽装に青の腰布を巻いた青年が呆れたような口振りでぼやき)
2013-07-08 16:39:16やれやれ。…軍策士に白兵を求められても困るんだが(わざとらしく肩をすくめて、一歩踏み出し) やるしかないなら仕方ないね。お相手、願うとしようか。そこの君(にこ)
2013-07-08 16:41:59ほう、策士と来たか。ぬしも前に立つ者ではないらしい……こうして表に駆り出されるとは難儀なことよ。(一歩踏み出した相手こそが、戦うべき対象なのだと認識しながらも緩い口調で青年を見遣り、腰に差した刀の柄頭へ手を添え口許を吊り上げ)致し方あるまいて。宜しく頼むぞ、若人よ。
2013-07-08 16:49:50(浮かべた淡い微笑みは崩さないまま。概念武装へと身を包み、深く息を吐き出して) ああ、そう構えないでくれ。僕はそう、強くないのだから(得物は構えずに、ゆるりと首を傾けて)
2013-07-08 16:52:56因みにのう、観衆の者共よ。儂は今、眠とうて眠とうて仕方ないのだが。善い眠気覚ましは知らぬか。戦が始まりでもすれば、儂とて目は醒めるで在ろうがなぁ(くあ、と欠伸を零し)
2013-07-08 16:53:57何を云うか。儂とてこうして対峙するは久しいのだぞ? 条件は似たようなものよのう、武士《もののふ》よ。普段はぬしのように、背後で踏ん反り返るのが仕事故なぁ(けたけたと大笑しながらも、鋭い目を緩めることはなく)しかし、な。あまり身体を動かさずにいては、儂も眠ってしまうわい。
2013-07-08 17:01:38随分と、戦い慣れた武人のようだがねえ(やれやれと肩をすくめ) おやおや。では、君が眠ってしまう前に始めるとしようか。それとも……いっそこのまま寝てくれるかい?(くす)
2013-07-08 17:04:36ほう、ぬしには儂がそう見えるか。大虚けと呼ばれていた儂の評価も大層変わったものよ!(その会話を愉しむように笑いを絶やさないまま、にたりと)まさか。此処まで駆り出されておいて徒労と云うのは儂もぬしも、互いの喚者も納得すまい? のう、南蛮人よ。ぬしの奇策、儂にとくと見せ遣れ。
2013-07-08 17:11:54先手をとれと? 僕に? 困ったねえ(眉尻を下げて、片手に剣を具現して。つ、と青い目を眇めて) ならばこの真名にかけてーー全力で向かわせてもらうとしようか(す、と。一歩踏み出して)
2013-07-08 17:16:08武士、ぬしの国で言わば騎士とやらなのだろう? ほれ、疾く斬り込んで来遣れ。臆しておる訳でもあるまい(ほれほれ、と安い挑発を繰り返しながら何とも楽しげに相手を煽りつつもしかと動きを見据え)
2013-07-08 17:28:10…(やれやれと、溜め息を零して) それじゃあ、仕方ない。少し、お相手を願うとしよう、かっ……!!(た、と走りだし。正眼から飾らず、剣を振り下ろして)
2013-07-08 17:30:29ほぉう、此れは中々!(間合いが縮まり、相手の刃が程近くまで迫ったところを居合いで引き抜いた刀身で受け止めたなら、それをするりと切っ先に添わせて滑らせることで逸らさんとしつつ、同時に腹部を蹴り付けんと足を上げて)よっ、と!
2013-07-08 17:41:30(逸らされた切っ先をそのままに流し、相手の足を体を逸らして避けてそのままに下がり)…いや、勝てる気がしないな、まったく。『ほら、私はこんなにも弱いんだ。少し手加減しておくれ』(構え直しながら、声に力を込めて語りかけ)
2013-07-08 17:43:58……成程、成程。それがぬしの宝具とやらか? 何とまあ奇天烈な妙技よ。それが正しいことのように感じるぞ(しかと己がその暗示にかかる感覚を味わいながらも、感心したように頷いて)しかしのう、儂のすてーたすとやらは低くて低くて仕方がない。ぬしが儂に押し負けるとは思えぬがなぁ。
2013-07-08 17:51:04(…全力でやってこの程度か。目を塞がないと、やはり効ききらないな)(舌打ちしたそうに顔をしかめながら)…『なにを言っているのやら。君の目の前にいるのは、ひょろひょろの、情けない男じゃないか。見ろ、剣を支えるのもやっとだろう』
2013-07-08 17:56:56……どうやら、思うたより儂に効き目がないと見えるな? ぬし、少ーしばかり焦っておろう?(先よりも長文で突き付けられた言葉に視界が歪み、錯覚を覚えながらも滔々と言葉を重ね)口にした言葉を暗示とする奇術か。本来ならばもっと効能があるはずとなると、条件が揃うてないか? ん?
2013-07-08 18:11:07『なにを言っているのやら、さっぱりだな』(このままやり続けても仕方がない。仕掛けないと、)(ゆっくりと、近づいていきながら)『君の目の前はゆがむ、ゆがむ、ゆがむ。なにも見えなくなってしまえ』(先ほどよりも強い口調で語りかけながら、走りだし)
2013-07-08 18:14:42……ほう。頃合いよな。(ぐらぐらと歪む視界。されど口許には余裕の笑みが浮かび、ゆらと妖刀を掲げ)――撃てェいッ!(パァン、)(こちらに相手が注意を向けている間に、突如出現した亡霊が足元へ牽制とばかりに火繩銃を撃ち放ち、その後も次々と亡霊が姿を現して)
2013-07-08 18:29:18……っ、?!(後ろに退き、小さく口の中で呪文を唱えて銃撃をなんとか防ぎ) 銃撃だって、ふざけんな(おもわず毒づき、亡霊の一体を斬りすてて) ぐ、宝具か!!
2013-07-08 18:37:39(斬り捨てられた亡霊は声もなく消滅するも、その態度には満足げで)遠からん者は音にも聞け、近くば寄って目にも見よ! 此れぞ我が軍。魔王が一、第六天織田弾正忠信長に従え生を賭した者共の夢の跡よ―――!(その声は高らかに、銃器を構えた100を優に超える亡霊が埋め尽くす中で呵呵と笑い)
2013-07-08 18:50:34@Orange_Ravens ……あーいや、これはちょっと、まずいなあ(空笑いを零して、僅かに金色がかった剣を撫でて) 君を、借りよう。我が王。僕ごときの力量では、この数に勝てそうにない(呟いて、構え直し。大軍へと駆け出して)
2013-07-08 18:56:49