2013年7月13日NTC4時間耐久レース参戦記
その後はごめん。 あんまり覚えてない。 大好き!さんが帰ってきて、俺の番二回目が来たのよ。 とにかく、俺より少し速い奴に抜かれても、食らいつくつもりでがんばった。 でも、一番の敵は、他チームじゃなかったね。
2013-07-20 23:04:29暑さよ、暑さ。 その日も猛暑日だったと思う。俺と、大好き!さんの走るのは、最高気温の時間帯。 もう、尋常じゃないのよ。 暑いじゃないの、熱いの。 マジシャンズ・レッドか、つーの。
2013-07-20 23:05:58限界を迎えて、戻ってきた俺は、マジで死を意識するぐらい、意識飛びかけてた。 自分の限界まで、車なり、バイクなり、カートなり乗ったことがない人には、絶対わかんないけど、乗ってるのってとんでもなく全身使うわけ。 俺も残り五分ぐらいは、マジでぜーぜー言ってるのを意識しながら走ってた。
2013-07-20 23:08:34だから、監督には悪いと思ったけど、すぐに冷房が利いた事務所?に逃げ込んだ。 本当にやばかったから、スーツをパンツ丸出しになるまで下ろして、大腿部を露わにした。 いや、俺に露出の趣味はねーよ。 大腿部の太い血管をとにかく冷やしたかったの。
2013-07-20 23:11:36事務所には、レース場を見ている坊やしかいなかったしね。 俺の番が来るまで引っ込んでたかったんだけど、デトに悪いと思って10分で戻ったね。
2013-07-20 23:12:39もしかしたら、この前の大好き!さんの番だったかもしれないんだけど、戻ってきた俺をある奴が襲ってきたわけ。 そう。 プリティーエンジェルAちゃんね。 インタビューね。 イケメソはつれーわwwwwwwwwwwwwww
2013-07-20 23:14:19毎回、満面の笑みで聞いてくるのさ。 調子はどうですか?って。 俺は、言ったね。 そろそろわからせてやろうと思ってたんだ。 タイヤ取れるのはねーよ。
2013-07-20 23:15:31心の中ではっきり言ってやった。 ざまあwwwwwwwwwwww という本音はおくびにも出さず、俺らはエース、デトのことね、につなげるまで、差を広げないようにするのが仕事。 ここまでは、そこそこ頑張れてる。 と、めっちゃ笑顔で答えたよ。 さすが、サラリーマン歴15年。俺テラ紳士。
2013-07-20 23:17:52実際、タイヤ取れてなかったら、俺も大好き!さんも真ん中ぐらいでラップを重ねてた。 絶好調と言って良いぐらい戦えてたのさ。 で、マイエンジェルのインタビューも終わりを迎える頃、エンジェルが言う訳よ。 最後の方にもう一回来ますね、と。
2013-07-20 23:20:14あいつ、マジ俺に惚れてるわ、と思ったね。うは、俺遅いもて期到来wwwwwwww とか、思いつつ、 チームの雰囲気沈んでたら、こないでね(ニッコリ)と言ったのに、 いや、来ますから~(はあと) と、きやがった。案外押しが強いね。 将来、うちの会社で営業やってくれ。
2013-07-20 23:22:43で、インタビューされた、とかつぶやこうと思って、マイスマートフォンとったらさ、デトが写真付きで、俺のインタビューされっぷりつぶやいてんの。 おまえは、大好き!さんのレースを注視してろ。
2013-07-20 23:24:36で、最後の俺の番がやってきた。 重戦車軍団の俺らはハンデストップの回数が少ないこともあって、順位は8位ぐらいまであげてたかな? 本当は、俺が変わる前に給油で三分の予定だったんだけど、ここでデトが動いたね。 ちなみに、三分ってのはルールでとにかく待たされんのさ。
2013-07-20 23:27:41デトは言った。 今日、セーフティーカーはまだ出ていない。 レースも終盤だ。 そろそろ出てもおかしくないから、ここは通常のペナルティを消化して一分待って出よう。 給油は次の交代の時だ。 かっこいい。 こいつ、ちゃんとレース見てたんだ、と感心した。
2013-07-20 23:30:06そして、俺は出た。 バイザー下げてから、親指を立てて合図する、Zガンダムのオープニングでカミーユがやる仕草だ。 俺、かっこよすwwwwwwwwwwwwww でも、このtweet見るまで、デトも大好き!さんもきづかなったであろうことも、俺は知っている。
2013-07-20 23:32:07