五航戦の加賀さん プロローグ

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オムニ P @OMNI_P

提督「五航戦に編入された加賀さんが翔鶴姉妹と紆余曲折がありながらも心を通わせていくSSを考えたので誰か」 天龍「お前が書け」

2013-07-21 23:01:24
オムニ P @OMNI_P

提督「加賀君、君は今日から五航戦に編入になった」 加賀「……すみません。良く聞き取れなかったのでもう一度お願いしてもよろしいでしょうか」 提督「加賀型一番艦 正規空母加賀 本日付で第五航空戦隊への編入を命ず」 加賀「承服しかねます」 提督「これは命令だ。復唱したまえ」(続く)

2013-07-21 23:05:51
オムニ P @OMNI_P

加賀「……正規空母加賀 本日付で第五航空戦隊への編入を命ぜられました……私に何か落ち度でも?」 提督「いや……別にそういうわけではないよ。ただ五航戦は出来たばかりだ、運用ノウハウに長けた正規空母の力がどうしても必要になる」 加賀「その任を私に持ってくるのですか」(続く)

2013-07-21 23:08:12
オムニ P @OMNI_P

提督「期待しているよ。退出したまえ」 加賀「了解しました」 鳳翔「……随分むすっとしていましたね」 提督「そりゃあそうでしょう……加賀君プライド高いし。でもこれで良かったんですか? 蒼龍や飛龍でも別によかったんですが」 鳳翔「これでいいんです。大丈夫、きっとなんとかなりますよ」

2013-07-21 23:10:34
オムニ P @OMNI_P

加賀「本日付で配属になった加賀です。宜しく」 翔鶴「翔鶴です。ご指導ご鞭撻、宜しくおねがいします」 瑞鶴「瑞鶴です。同じ『五航戦』として、よ・ろ・し・く お願いします」 翔鶴(こら、そんな喧嘩腰になってはいけませんよ) 瑞鶴(だってあの人いっつも私たちのこと馬鹿にしてたじゃない)

2013-07-21 23:18:11
オムニ P @OMNI_P

加賀「それでは、提督からは訓練を言い渡されているので、さっそく始めましょうか」 翔鶴・瑞鶴「はい!」 加賀「艦戦・艦攻・艦爆……状況によっては艦偵も入りますが。私たちの武器はこれら艦載機、これ柔軟に運用することが空母の絶対条件です。与えられる任務は多く、そして厳しい」(続く)

2013-07-21 23:30:35
オムニ P @OMNI_P

加賀「まず第一に、偵察。敵を発見する目は何にも増して重要です。奇襲を受けるよりは雷に撃たれた方がマシだという話もありますが、敵が見えなければどうしようもありません」 瑞鶴「まあ私たちが被雷すると、それは大事だけどねー」 翔鶴「こら瑞鶴……すみません」 加賀「……」 (続く)

2013-07-21 23:37:02
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加賀「偵察機に限った話ではないですが、何を、どれだけ、どうやって運用するか。それが私たち空母に最も求められる能力ですね」 翔鶴「なるほど、参考になります」 瑞鶴「説明はいいからさー。早くやってみせてよー」 翔鶴「瑞鶴!」 瑞鶴「……ちぇっ」

2013-07-21 23:46:07
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加賀「五航戦の実戦投入? 脅威度によりますが、可能とは思います……勿論、完全編成が前提ですが」 提督「個々の艦を単独で他に編入するのは危険と?」 加賀「……翔鶴姉妹の空母としての性能は申し分ありません。ただし経験が……特に瑞鶴の方は少し調子が良すぎます」 提督「なるほど」

2013-07-21 23:54:47
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提督「つまり、お目付役として加賀君が必要ということか」 加賀「不本意ですが」 提督「まあそう言わないでくれ。というわけで五航戦の実戦投入は本決まりにしようと思う。場所は南西諸島 バシー島沖。任務は周辺に出没する通商破壊艦隊への警戒だ。空母三隻でやるには少し豪華だが」 加賀「了解」

2013-07-21 23:57:24
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羽黒「こ、今回は宜しくお願いします!」 不知火「宜しく」 曙「はあ、また面倒なところに配属されたわね……宜しく」 加賀「……今回の編成は私たちに加えて重巡1隻 駆逐艦2隻ですか」 翔鶴「正規空母三隻ですからね……節約したのかもしれません」 瑞鶴「まあ、なんとかなるでしょ」

2013-07-22 00:00:42
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羽黒「あの……お久しぶりです」 加賀「沖ノ島海域でご一緒して以来かしら。貴方も大変ね、こんな寄せ集め部隊の旗艦なんて」 羽黒「い、いえ、そんなことはないですよ。みんなベテランですし」 加賀「約二隻は除いて」 翔鶴「宜しくお願いします」 瑞鶴「随分な言いようね」 加賀「事実です」

2013-07-22 00:08:00
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曙「そーいえば、何で五航戦に飛ばされた訳?」 加賀「知りません。提督に聞いて下さい」 曙「あのクソ提督ならやりそうか-」 不知火「お喋りもいいですが、警戒は怠らないよう」 曙「はいはい、判ってます」 翔鶴「そろそろ、敵艦隊が良く出没する海域ですね」 加賀「偵察を出しましょう」

2013-07-22 00:14:47
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瑞鶴「あーあー、いいなー、そっちには彩雲があって」 翔鶴「貴重な機体ですから、全空母には回らないでしょう」 加賀「そもそもそこまで大量に投入するような機体ではありません。その分そっちには艦攻が多い……自分の役割を見失わないように」 瑞鶴「はいはい」

2013-07-22 00:19:14
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曙「暇ー。いっそ敵さんでも来てくれないかしら」 羽黒「で、出来れば来て欲しくないかなあ」 曙「旗艦のアンタがビビってどうすんのよ」 不知火「まあ、何事もないならそれに越したことは……」 翔鶴「艦載機より入電。敵艦隊見ユ」 瑞鶴「噂をすればなんとやらね!」 羽黒「か、艦隊戦用意!」

2013-07-22 00:22:15
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不知火「敵艦隊の編成は!?」 翔鶴「ええと……戦艦1 空母2 重巡1 駆逐2!」 曙「うげ」 加賀「これは中々」 羽黒「ううう、ど、どうしよう!?」 曙「あんたがビビってどーすんのよ! 指示出しなさいよ!」 羽黒「は、はい!私を中心に右舷不知火ちゃん、左舷曙ちゃん。空母は後ろへ」

2013-07-22 00:33:38
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不知火「了解」 羽黒「空母の皆さんは出来るだけ航空攻撃で敵部隊を削って下さい。敵には戦艦が居るので砲戦は不利です。航空部隊で敵の足並みを乱してもらえれば、私たちが雷撃距離に持ち込めます」 曙「戦艦だって、酸素魚雷を喰らえば一撃よ!」

2013-07-22 00:35:33
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瑞鶴「へー、なんか頼りなさそうとおもっていたけど、結構やるのね」 加賀「それは勿論、貴方よりは大分修羅場をくぐっていますから。それよりも無駄口を叩いている暇があったら早く発艦させなさい」 瑞鶴「そんなこと言われなくてもわかってます!」 翔鶴「全航空隊、発艦はじめ!」

2013-07-22 00:40:06
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加賀「敵には空母が二隻居ます。重視すべきは航空優勢の確保。特に艦攻は敵戦闘機の良い的ですから」 翔鶴「了解!」 瑞鶴「りょーかい!」 加賀(艦戦の数ではこちらが上。となれば制空権とまではいかなくても優勢は取れる。後は初撃で如何に敵の戦力を削げるか……) 加賀「……ままよ」

2013-07-22 00:49:43
オムニ P @OMNI_P

瑞鶴「よっし! 航空優勢確保っ!」 加賀「敵機の全てを撃墜したわけではありません。敵機、来ます」 羽黒「全艦、回避してくださーい!」 曙「急降下爆撃は引きつけてっと!」 不知火「取り舵一杯」 瑞鶴「こっちは大したことないわね」 翔鶴「問題は、敵艦隊の損害でしょうか」

2013-07-22 00:56:00
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加賀「彩雲より入電。駆逐艦2 撃沈 重巡1 中破 空母1 小破 以上」 瑞鶴「やったぁ!」 曙「何をやったのよ! 敵戦艦無傷でしょーが!」 翔鶴「確かに」 加賀「く……」 不知火「敵戦艦、接近! 砲戦距離圏内!」 羽黒「ほ、砲撃、来ます!」

2013-07-22 00:59:23
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曙「近付こうったって、こうも砲撃が激しいとっ!」 不知火「厳しいですね。もう少し引きつけて貰えれば」 羽黒「わ、私が敵戦艦を引きつけます! その隙に攻撃を!」 曙「……おっけー!」 不知火「了解」 加賀「羽黒さんに直援を、戦艦の攻撃に加えて航空攻撃では持ちません」 翔鶴「了解!」

2013-07-22 01:31:04
オムニ P @OMNI_P

加賀さんが五航戦入りする話、真面目にSS書こうかなあ

2013-07-23 08:53:40
オムニ P @OMNI_P

『五航戦の加賀さん』 執筆開始

2013-07-23 12:10:24