- nonoyalib2
- 708
- 0
- 0
- 0
兎「虎徹さん、質問です。『Q.E.D』とはどういう意味でしょうか?」 虎「馬鹿にすんなよバニー。俺だってソレくらい知ってるぞ!」 兎「では、どういう意味です?」 虎「Q きゅうり E エリンギ D 電動歯ブラシ」 兎「どこのお使いメモですか!」/ Q.E.D
2013-07-03 20:27:14虎「冗談だって、そんな怒んなよー。ちゃんと知ってるって」 兎「本当ですか?」 虎「Q『急に呼び出してゴメンな』」 兎「?」 虎「E『映画でも行かねえかな、って思ってさ』」 兎「!・・D、Dはなんですか?///」 虎「『電動歯ブラシ』」 兎「貴様、肩すかしかああ!!」/ Q.E.D
2013-07-03 20:27:25「大きくなったらバーナビーのお嫁さんになる!」僕が助けた少女は、そう言って瞳を輝かせた。「そうかあ」その頭を撫でながら虎徹さんが笑う。「でもな、こいつは俺の嫁さんだからダメー」「ちょっ、子ども相手に何言ってるんですか貴方!」プロポーズの言葉すらくれなかったくせに! #独占欲おじ
2013-07-05 00:33:03左手の薬指にするりと嵌められた銀の指輪。慣れない感触に戸惑いと嬉しさを隠しきれずにいると、すっと指先を持ち上げられた。「改めてよろしくな、バニー」指輪越しに落ちる柔らかな感触。くすぐったさと、彼の左手の儀式が僕にも与えられた嬉しさに少し涙が滲んだ。 #キスの日TB
2013-07-06 21:24:13虎徹さんは意外と嫉妬心と独占欲が強い。今も視線が熱く絡み付く。「なあバニー、もうそろそろ・・いいだろ?」その声音に小さく息を飲み、逃れる様に顔を背けた。「・・ヤです」 「嫌じゃねえよ、俺が預かった子猫だぞ!お触りは5モフまでっつっただろ!」「ずるい!もっとモフらせて下さいよ!」
2013-07-07 00:42:58虎「ねっ、ちゅうしよ?」兎「可愛く言ってもダメですよ」虎「(むー…あ!)いいか、バニー。笹の下では誰にキスしてもいいという言い伝えがあってだな!」兎「それ、ヤドリギですよね⁈」炎「アラ、キスしていいの?じゃあアタシが」虎「お前じゃねえ!」/ねっちゅう #同題二次TB #七夕TB
2013-07-07 13:41:56「タナバタ?」耳慣れない言葉を言いにくそうに呟いて、バーナビーは首を傾げた。目の前には青々とした葉をたっぷりと繁らせた一本の竹。中華料理店でフェイクは見たことがあるが、本物をみるのは始めてだ。「そー、七夕。コッチではしねえだろ?」笹の下で虎徹が楽しげな笑みを浮かべた。 #七夕TB
2013-07-07 13:47:30「また貴方という人は勝手な事を」呆れたように大きく息をついてみせれば、「まあまあハンサム」と宥めてきたのは意外にもファイヤーエンブレムだった。「こういうお祭りっていうのも、たまにはいいんじゃない?」しなだれかかる長身を押し返せば、今度は小柄な少女に腕を取られた。 #七夕TB
2013-07-07 13:48:09「バーナビーもやろうよ、楽しいよ!」「ドラゴンキッドさん」困惑してくるりと周りを見回せば、他の仲間達も一様に笑みを浮かべている。「やれやれ。どうやら皆さん、このおじさんに懐柔されずみの様ですね。…なら、仕方ないな」苦笑して両手をあげれば、虎徹が嬉しそうに破顔した。 #七夕TB
2013-07-07 13:48:52虎「…で、川が渡れねえ織姫が可哀想だーっつうんで、カササギがこう羽広げて橋作ってな。彦星んとこに渡してやんだよ」 兎「鳥を踏みつけて川を渡るんですか?!動物愛護団体からクレームがきますよ!」 虎「話づれえ!」 #七夕TB
2013-07-07 15:17:15実家から届いた荷物の中に一枚の絵。するりと赤いリボンをほどけば、愛娘の力作が現れる。勿論早速電話だ。「楓、絵ありがとな!すっごい上手!この織姫と彦星は、パパとママか?でもパパ、金髪でもないし眼鏡もかけてないぞぅ?」『バーナビーに決まってるでしょ!渡しといてね♪』 #七夕TB
2013-07-07 19:25:05物語の終盤近く、スクリーンに映し出された雪降る墓地のシーン。カットの声がかかっても涙が止まらなかったあの撮影現場を思いだす。俺はタダの俳優で、アンタの人生をなぞっただけで。それでも涙が止まらなくて。願わくばバーナビー、今のアンタが幸せに笑っていますように。/カット #同題二次TB
2013-07-08 11:48:46彼は押し倒した男の長い白髭を毟り取ると、下から現れた顔に目を輝かせた。「恋人がサンタクロースって本当だったんですね!」「ばれちまったか。メリークリスマスバニー!プレゼントは俺ってことで」「メリークリスマスバカップル。続きは家でして頂戴!」とFEは店から2人を追い出した/メリバ
2013-07-09 13:58:381.「え⁈お前バイトした事ねえの⁈」「空いてる時間は少しでもウロボロスの捜索に使いたかったですし、別に金銭面で困る事もありませんでしたから。…アルバイトをした事ないって、そんなに驚く事ですか?」大仰に天を仰ぐ虎徹を見て、バーナビーは不思議そうに首を傾げた。
2013-07-10 14:09:352.バーナビーの境遇を考えれば、確かにバイトなどする必要も、心の余裕もなかっただろう。だがしかし。「皆さんはされた事あるんですか?」急に不安を覚えたのか、バーナビーは仲間達をクルリと見回した。すると、パオリンを除き全員から一斉に首肯が返る。「俺は飲食店だな」「あ、あたしはバーで」
2013-07-10 14:09:443.「拙者は忍者グッズの店で」「私は犬の散歩代行だ!」「アタシは…、ウフ、聞きたい?」なんだか自分がとてつもない世間知らずのように思えてきた。「ちなみにオレは」「あ、虎徹さんはいいです」「聞けよ!」喚く虎徹はほうっておき、バーナビーは軽く思考の海に沈んだ。
2013-07-10 14:09:494.ヒーローとして仕事をしている以上、今更バイトなどする必要はない。しかし、いろんな事を経験しておくというのは大事なのではないか。ヒーローという仕事しか知らない自分は、ひょっとしてものすごく世界の狭い人間ではないだろうか。大体虎徹ですら、バイトをした事があるというのに!!
2013-07-10 14:10:015.「虎徹さん!」「お、おう!」勢いよく両肩を掴まれて、虎徹は目を白黒させた。「虎徹さん、…僕、今度バイトをしてみようと思います。いいですか、いいですよね⁈」はい、と言わなければお前をとって喰うと言わんばかりの勢いで迫られ、虎徹は壊れた扇風機の様に勢いよく上下に首を振った。
2013-07-10 14:10:076.「その企画、HEROTVが頂いたわ!」「アニエス、お前どこから!」「一般市民に混じってバイトをするヒーロー。親しみと好感度も急上昇よ!帰って早速企画練らなきゃ!」「マジか!」こうして、バーナビーの『やってみよう!楽しいアルバイト体験!』企画が始動する事になったのである。
2013-07-10 14:10:11実は僕、元天使なんです。ほら、この背中の所、翼の名残があるでしょう?なぜ人に?地上を翔る青い光に魅かれたんです。それで雲から身を乗り出したら、あっという間に真っ逆さま。貴方の所為ですよ?憧れのWT。「ーって夢みてさ!お前天使だったの?!」「寝言言う間に仕事して下さい」/憧れの
2013-07-10 23:34:36始業式の持ち物。成績表、上靴、宿題、そして。「ん?…コレって、もしかして」「楓ちゃんおはよー!どうしたの?顔笑ってるよ?」「なんでもない!」父が朝から妙にソワソワしていたのはこれか。始業式の持ち物。成績表、上靴、宿題、そして、…縫い目のガタガタな雑巾二枚。/ぞう #同題二次TB
2013-07-11 13:31:02見上げれば鳥影光る夏の空 手を伸ばしても 今日も貴方は落ちてこない 白昼夢にすら現れないとはつれない人だと 軽口めいた恨み言を口にしてみる 遠い異国の空の下/夏空
2013-07-12 13:56:37彼女は力強い眼差しで前を見た。歩けない硝子の靴は脱ぎ捨てて。守られる時代は終わりを告げた。これからは自分の足で地を踏みしめ歩くのだ。例え、何も履かない足が傷だらけになったとしても。『お待たせしました!ヒーロー界のニューアイドル、BRの登場だあ!』/はかないあし #同題二次TB
2013-07-14 01:03:57虎「バニーちゃん、生足魅惑のマーメイドするのは俺の前だけにしてな?悩殺ものすぎて超危険だから」 兎「ちょっと何言ってるんですか、貴方!//」/はかないあし #同題二次TB
2013-07-14 01:12:12