過去ログ（3）

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槙島「これは君のだろう狡噛慎也（横溝正史の本を返す」狡噛「そうだが、よくわかったな」槙島「他に誰がいる」槙島の抱えた本のタイトルを見る狡噛「そっちのは深見真の「猟犬」か、なんだ皮肉か自虐か」槙島「さあね、まだ未読だからなんとも言えないな」狡噛「読んだら貸してくれ」槙島「夜に渡す」

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食堂】槙島「このドレッシングはいいね」縢「あ〜それはカンタン。玉ねぎと醤油と砂糖と大量の胡麻をミキサーで混ぜるだけ、玉ねぎは炒めてもいいけどねぇ」槙島「単純だが配合が難しそうだ」縢「俺は適当だけどね」槙島「やはり君には才能があるんだろうね」朱「…女子力」志恩「…女子力」弥生「…」

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朱「わ、雨！」縢「朱ちゃん、車に戻ったほうがいいかも」朱「そうですね、槙島さんも戻りましょう」槙島「わかった」縢「っていうかマッキーさあ、その裾丈はそれでいいわけ？」朱「槙島丈ですね」 http://t.co/i1E3pcXuX3

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槙島「そうだね…まるで聖女の流血のような真紅のネクタイもいいかもしれないね」朱「どうしたんですか」槙島「とあるイラストを見てね、ネクタイを変えようかと思案している」朱「赤もいいですが縢くんとかぶっちゃいますね」縢「別にいいけど？」朱「みんな黒が多いですね」佐々山「ちらっちらっ」

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佐々山「あー、なんだか暑いなー（ネクタイを緩める」朱「狡噛さんも基本は黒っぽいですね」狡噛「あまり派手なのは好みじゃないからな」朱「宜野座さんは…黒だけどブランドものですよね、それ」ギノ「身につけているものは己を表す、気を引き締めているんだこれで」縢「へえ」佐々山「わくわく」

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朱「六合塚さんも黒ですね」弥生「仕事はこれが楽だから」槙島「執行官は申請しないとネクタイすら自由に買えないところが面倒ではある」朱「あ、そういえばそうですね」征陸「はっは、俺のネクタイは昔父の日に息子から貰ったものだ」一係「えええ！」ギノ「ぎくっ」槙島「ふふ」佐々山「……ぐっ」

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佐々山「（そろそろ、こいっ」槙島「ああ、ところで」佐々山「っ！？」槙島「狡噛、今朝の約束だ（本を渡す」狡噛「深見真の『猟犬』もう読んだのか」槙島「一日一冊が僕の日常だ」縢「ふわああ、もうこんな時間か」朱「遅番の人以外は帰宅しましょう」ギノ「ドキドキ」征陸「ニヤニヤ」佐々山「ねる」

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コミッサ「槙島執行官の仲良し係数だよ。グソン196良き相棒？常守120良き上司？縢110趣味友？征陸98良き先輩？宜野座87メガネ？志恩76大人の付き合い？六合塚41良き同僚？佐々山35煩い？ 狡噛エラー計測不能、至急メンテナンス要求」

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局長執務室】ギノ「なんでしょうか」禾生「実はね（君たちのせいで）公安局のイメージが落ちている。そこでまずは身なりから見直してはどうかね。頭髪検査にて（襟足長い者は）散髪し、服装は（裾丈）を統一しろ。これは局長命令だ」ギノ「頭髪検査……」禾生「何か質問は」ギノ「前髪だけは免除に…」

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説明を受ける一係）ギノ「ということだ、該当する者は速やかに改善するように」縢「はーい、髪の色はいいんですかぁ？」ギノ「できれば、黒にしたほうが…」佐々山「俺はセーフだな」弥生「格好だけは普通」佐々山「っん、なんか棘のある言い方だな」志恩「私は外回りないからいいでしょお」ギノ「…」

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縢「そんなこと言ったらギノさんだって前髪アウトじゃん」ギノ「ぎくぎく」狡噛「この際だからさっぱり切ったらどうだギノ」ギノ「こ、これはファッションなんだ！一部で流行っているんだ」弥生「どの雑誌でも見たことないけど」縢「ファッションだったら俺だって免除でいいじゃんねえ」朱「うーん」

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槙島「諸君、その心配は無用だ。局長の狙いはおそらく僕だからね。単に嫌がらせだよ」ギノ「そ、そうなのか？」槙島「身なりを統一したところで犯罪係数が下がるわけでもない」ギノ「そうれはそうだが」縢「でもマッキーの裾丈は長くしたほうがいいと思いまーす」狡噛「ダサいって言われていたぞ槙島」

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朱「ひゃあ！」征陸「けっこう近いとこに落ちたな、こりゃあ今日は外に出ない方がいい」朱「ああ、今夜は盆踊りだったのになあ」槙島「宜野座監視官は？」縢「あれ？」狡噛「机の下だ」ギノ「貴様ら、なにをぼんやり突っ立っている！早く隠れろ！」朱「宜野座さん……ここは大丈夫ですよ」

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グソン「旦那、やっぱりこの丈はやめたほうが…」槙島「なんだ、君もか」グソン「引っ張りたくなっちまう」 http://t.co/rmtxV8FBr4

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禾生「聖護くん、いや槙島執行官、宜野座監視官から注意を受けなかったか」槙島「聞いたよ、彼はちゃんと仕事をしている。それでも変更しなかったのは僕の意志だ」禾生「なるほど、君にも仲間意識が芽生えてきているのかな」槙島「仲間？さあね、まあ警察というのは昔から身内には甘いものだろう」

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佐々山「なあいいだろ」槙島「…」佐々山「キスぐらい」槙島「…」佐々山「そんな俯くなよ」槙島「…」佐々山「のんちゃん…」槙島「佐々山執行官、その宜野座ぬいぐるみを返してくれないか、お気に入りなんでね」佐々山「俺だって好きでやってるわけじゃねえよ…」槙島「ならやらなければいい」

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槙島「君はシビュラがなければ今頃はいろんな女性と付き合えたかもしれないね」佐々山「そうだな、そう思うと今のままでいいわ」槙島「なぜ」佐々山「泣く女が減るだろ」槙島「…君を泣かす女性、の間違いでは」佐々山「それでもイイ！やっぱり自由がいい」槙島「ふむ…」

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佐々山「そういや今度の休みでいいから、俺と」槙島「断る」佐々山「いやいや最後まで聞いて？　モデルになってほしいんだわ」槙島「カメラの被写体ということか」佐々山「そいうこと」槙島「なぜ僕」佐々山「やぱり絵になるんだよお前、芸術家は美しいものが好きなんだぜ」槙島「わからないでもない」

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朱「ふぅ…」槙島「常守監視官、忙しそうだが…夕食は摂ったほうがいい」朱「あ、巷で噂のラーメンバーガー！どうしたんですかこれ」槙島「食堂で本日限定発売だった。君が前からチェックしていたのを思い出したんだ」朱「ありがとうございます、ふふ、槙島さんに夕飯いただくのって変な感じです」

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槙島「さっきから何を作っているんだい」朱「広報部からの要請で…過去のイベント及び事件をまとめてネットにあげろって」槙島「公安のイメージアップか」朱「そのようです。ネットと言ってもどうすれば…」槙島「僕がやってあげよう」朱「え、それは助かります」槙島「うん（グソンにやらせるけど」

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グソン「旦那、ここに馴染んできていますね」槙島「そうか？」グソン「ええ、他人に優しくできる人だったんですねえ」槙島「……僕の優しさはあらゆる書物の模倣でしかない。どういうときにどんな言動をすればいいのか全てパターン化されているだけだ」グソン「……」槙島「それは優しさはではない」

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槙島（さてそろそろ僕も寝よう。明日は早いんでね。実は本編にコメディが少なくて補完するようにこの執行官槙島を作った。あの踊るのコメディターンのように…今思えば本編にコメディがなくてよかったとも思う。それではおやすみ）

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槙島「今日は朝から泉宮寺会長の護衛だ。いわゆるSPという仕事だな。僕が誰かを守るために己の肉体を捧げることになるとはね。脳をシビュラに取られるよりマシだと思わなければ。では行ってくる」

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食堂】槙島「征陸執行官、頼みがある」征陸「あ、なんだ珍しいな」槙島「イラストを描いてもらいたい」征陸「別に構わんが、どんな？」槙島「喘いでいる狡噛の顔だ」征陸「は？」槙島「喘いでいる狡噛の顔だ」征陸「…」聞き耳を立てるギノ（無理に決まっ）征陸「アニメ塗りとエロゲ塗りどっちだ」

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征陸「昼休みにやっちまうか、まだ時間あるしな」槙島「ありがたい、細かい加工はグソンに任せる。素材だけ描いてくれればいい」征陸「了解。まさかお前からそんな依頼がくるとはな」槙島「最近、少し気になっているフォロワーがいてね」征陸「Twitter民か槙島は」ギノ「…（箸を床に落とす」