女騎士(独身)なぜか赤子を引き受ける

舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

モンスターから村を救った御礼にと長老が差し出した古びた革装の書物。「神聖語なので儂らには読めませなんだが、その赤子の黒魔法化を食い止める手がかりになるかもですじゃ」それを早く出せよ！軍団兵たちの総ツッコミに「でも私も神聖語は落第続きでっ」と涙目の見習い魔女とか。前途多難とか。

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昼飯とか。

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魔力はないがインテリのたしなみとして神聖語が読める(詠めない)副官が軍務の合間に手ほどきしてくれることになり、見習い魔女、大歓喜とか。副官は鈍感なので全然そのへん分かってないとか。

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それにしても昨晩は何故あやうい処で赤子の黒魔力化が止まったのか。「それは女騎士さまの愛！愛の力です！」瞳キラキラで言う見習い魔女に思わず「うぇっ!?」と奇声をあげた女騎士、真っ赤になりながら「そ、そうとも愛の力だとも！恥ずかしいことなんか何にもないぞ！わっ、笑うな軍団兵！」とか。

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そして行軍は続く。赤子の運命は知れず、軍団内に爆弾を抱えたようなものだが「まあ黒魔力化についてはどうにかなるでしょう、貴女の愛の力もあることですし」「そうです、愛です！」「茶化すな副官！それと見習い魔女、お前はさっさと神聖語を習得しろ！」何だかんだで和気あいあいな三人とか。

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しかし黒魔力化と無関係な夜泣きは愛の力ではどうにもならず「古参兵！古参兵はどうした、助けてくれ！」「奴は今夜は斥候に出て帰って来ません＞＜」女騎士と軍団兵たちの戦いは続くのであったとか。(終わりというか、これで気が済んだとか。おしまい！)