女騎士(独身)なぜか赤子を引き受ける

もともと絵(同人まんが)にする予定なく脳内で転がし始めた話が予想以上にふくらみました。各自お好みの絵柄で想像して、お楽しみください。
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舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

洗濯機を廻し始めてから一日の天気予報を確認し、「ドロナワ」という言葉の意味を改めて噛みしめる。おはようございます。どうやら降りはしないが、厚手のモノは乾き切らない見通し。

2013-08-08 06:13:08
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

これは自分で作品(同人まんが)化する可能性はなさそうなので、頭を洗いながらふと思いついた「わけわからん誓いとか責務とかに縛られて、行軍中なぜか赤子の子育てをすることになった女騎士(独身)」について思いを馳せる。

2013-08-08 06:36:01
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

「引き受けたからには、私がこの赤子を立派なレディに育てあげる!」と力むもののてんで無力な女騎士とか。あやしかたもおしめの交換もよほど手慣れた、古参の石弓兵(男)とか。本当は女騎士のことが好きなのに「今の貴女に子育てなんか出来るわけない」と正論を吐いて嫌われてしまう参謀(男)とか。

2013-08-08 06:41:08
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

毎晩の夜泣きで眠れず、現地徴発した見習い魔女(都からついてきた専属魔女は戦死)に「眠りの呪文とか使えんのか」と泣きつく女騎士。「こんな小さな赤んぼ一人を少しだけ眠らせるサジ加減なんて私には無理です、半月は眠らせてしまいます」と半泣きの魔女見習い。眠ってる間に餓死ですな」と副官。

2013-08-08 06:48:56
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

副官=参謀(表記にブレがあった)の提案で、どこか立寄った村で引き取ってもらおうとするが、どこも窮乏やらモンスターの襲来やら邪教の救世主に祭り上げられそうになるやらで赤子を託す気になれず。各地の惨状がおのずと浮き彫りになり「吾が軍は一体なにをしているのだ」と凹む女騎士とか。

2013-08-08 06:56:32
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

邪教の救世主にスカウトされるだけあって、とつぜん黒い魔力を発動させそうになり軍団じゅうオタオタして必死に停めるとか。そんな夜に限って大型肉食種のモンスターが村の外に張った野営地に襲来して何とかしないと自分たちも村も全滅だとか。

2013-08-08 06:58:47
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

「赤子の黒魔力をそのまんまモンスターにぶつけらんね?」無茶ぶりする軍団兵に「そんなことしたら、そのまま闇堕ちしてしまいます!」と泣きべそをかく魔女見習いとか。村と軍団と女騎士を守るため自分が手を汚して赤子を処断しようとする参謀を「やめてくれ!◯◯!」と初めて名前で呼ぶ女騎士とか。

2013-08-08 07:12:03
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

よもやというところで、赤子の黒魔力発動がかろうじて止まるとか。「助かった…」「助かってない!!」巨大なモンスターが目前に迫っているとか。女騎士の指揮下、一丸となって立ち向かう軍団兵とか。ただし古参の石弓兵は子守りとか。

2013-08-08 07:17:37
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

魔女見習い、半憶えの攻撃魔法で誤爆連発とか。「もういい、お前は下がって回復に専念してろ!!」冷徹に後方に送った参謀(副官)に「危険な前線から外してくれた…?」と勘違いでラブしてしまう魔女見習いとか。

2013-08-08 07:19:21
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

もうちょっとだけ続けたいとか。

2013-08-08 07:41:29
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

後方支援に送られた見習い魔女、初陣&恋しちゃったかもハイでまたしても力加減ができず度が過ぎた回復魔法「十年前の戦いで受けた古傷が治った!?」「おいマルトのおっちゃん、あんたのハゲ頭にうっすら産毛が生えてるぞ!」赤子のような湯上りタマゴ肌になった兵士たちが歓喜の声をあげるとか。

2013-08-08 07:46:47
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

一回の(度が過ぎた)回復魔法で最後のMPを使い果たし、ぶっ倒れてしまう見習い魔女とか。戦いはむしろこれからがタケナワで、次々と運びこまれてくる負傷兵とか。怪我人の中には見習い魔女がラブしちゃった副官(参謀)もいるのに見習い魔女は絶賛気絶中とか。副官の怪我は女騎士をかばってだとか。

2013-08-08 07:53:13
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

わりと怒号が飛び交う阿鼻叫喚のなか、すやすや眠る赤子とか。古参兵、あやしながら「嬢ちゃんは将来、大物になるなあ」とか。

2013-08-08 07:55:40
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

いつもと違う電車で乗り換えに右往左往するとか。

2013-08-08 07:56:20
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

累々と横たわる巨大モンスターの死体、しらじらと明ける夜とか。「た、助かった…」「ありがたや…」と手を擦り合わせる村人たちの間を「おーい、この仔にミルクか柔らかい麦粥を出してやってくれんか」抱っこした赤子を揺すりながら古参兵の間延びした声が通り過ぎてゆくとか。

2013-08-08 08:02:40
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

戦闘中の急ごしらえでほどけかけた副官(参謀。幼馴染み。)の腕の包帯を巻き直してやる女騎士とか。「…悪かったな」ポツリと言ったのは、戦闘中かばわれたことか、自分の代わりに手を汚し赤子を処断させそうになったことにか、とか。

2013-08-08 08:23:46
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

「しかし先走ったお前も悪い」はい」隊の頭脳担当で剣術はカラキシなのに女騎士をかばって前に出た副官も(その少し前から)慣れない赤子に振り回されて平常の自分を失なっていたかも知れなかった。気まずく押し黙る二人はまだ若い。そして傍らで激寝中の見習い魔女に至っては、幼いの域であるとか。

2013-08-08 08:39:12
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

あと10分くらいしか、つぶやいてる余裕がないとか。

2013-08-08 08:40:01
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

やがて目覚めた見習い魔女の髪が真っ白でとか。ああああと嘆く少女に「一時に魔力を使い過ぎるからだ。じきに根元から色も戻ろう」声をかける副官、「それに正義の戦いで髪の色を失なったり、顔や肌に傷がついたからと、それを笑うような奴は男ではない」余計なことをつけくわえて更に惚れられるとか。

2013-08-08 08:47:08
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

実は女騎士の肩から美しい胸乳を横切り脇腹までモンスターの爪傷があり、副官は遠回しにそれを言ったのだが遠回し過ぎて女騎士には通じてないとか。そもそも水浴中の女騎士のそれをウッカリ見てしまったことは副官が墓場まで持っていく秘密なので、遠回しにも程があるとか。

2013-08-08 08:50:29
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

まだ言い足りないので数時間後に、もう少しだけ続くとか。

2013-08-08 08:51:18
舞村そうじ(RIMLAND) @radio_rimland

(これは後日の話であるが、一度は真っ白になった見習い魔女の髪が元の色を取り戻しはじめた頃、過ぎた回復魔法の効力も失せ「いたたた、また十年前の古傷が」とか。産毛は残ったものの、それ以上伸びることはなくマルトのおっちゃん、ほろ苦笑いとか。数時間後に、あと3回くらいで完結とか)

2013-08-08 10:40:35