天国シリーズ1

やおよろず。作の天国シリーズ一作目
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バッティ @BATTY_KCM_CFM

#リレー小説 #1 主人公は闇を歩いていた…主人公はホモカップルの横を通りすぎ、従姉妹でパコパコしてる奴を蹴り飛ばし、猫耳はやした妖怪をガン無視しながらトイレをめざしていた…

2013-08-15 00:50:11
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #2 主人公はトイレに向かっていた、が、トイレとは隠語であり、それは天国を意味する。つまるところ、彼は現実に絶望し、死を選んだのだ。

2013-08-15 00:51:33
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #3 彼は右腕の無い黒猫に出会った。「お前は何故死を選ぶ。吾輩は右腕が無いが、必死に生きようとしているというのに」主人公は答えた。「僕が主人公だからだ。僕が死ねばこの物語は終わるんだ」

2013-08-15 00:54:07
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #4 「何故この物語を終わらせようとするのだ」埃塗れのカーネル・サンダース人形が問うた。「アマチュア小説書きの物語はどうせ完結しない。途中放棄か打ち切りだ。ならば、僕が死んで綺麗に物語を終わらせるしかないのだ」

2013-08-15 00:55:31
バッティ @BATTY_KCM_CFM

#リレー小説 #4 一方そのころひまわりオナニーしながらマリファナを吸引していた、パコパコ紫は

2013-08-15 00:55:49
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #5 「この小説はまだ始まって5レス目だが」黒猫は答えた。「ファーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」少年は顔を真っ赤にし、ナイル川に飛び込んだ。ピラニアに全身を喰い尽くされて尚、彼は笑っていた。

2013-08-15 00:56:33
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #6 「ここはどこだ」目を覚ました主人公は言葉を発した。前回で少年と称してしまったが彼は46歳のおっさんである。「ここは天国だよ」車両さんが答えた。耳が無かった。「そうか」主人公はナイフで首を切り裂いた。「天国で死んだら何処へ行く?」「さあ、しらないね」

2013-08-15 00:58:02
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #7 「ああ、血が溢れている。そうか、これが生きるということなのだな。俺は生きているのだ。不思議なものだ。この46年何もいいこともなかったが、今が一番楽しい」「きみはどこかおかしい」「知ってるさ。だから天国へ行くんだ」「ここが天国だ」「違うね、ここは」

2013-08-15 00:59:17
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #8 「ここは、病院だ」「そうだ、病院だ。首を切り裂いた君は意識を失い、病院へ運ばれたのだ、そして一命を取り留めたのだ」「そうだ。だから僕はもう一度死ぬのだ。ナイフだ。ナイフだ。ナイフが欲しい。自動販売機はどこだ」「ナイフは自動販売機にはないぞ」「問題ない」

2013-08-15 01:00:18
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #9 病院には患者がいなかった。不景気だからだろう。病院へいく金も無いのだ。患者が来ないので医者も儲からない。廊下で看護師が首を吊っていた。主人公はPSPでロープを切り裂いた。持っててよかったPSP

2013-08-15 01:01:21
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #10 「ああ、貴方がわたしをたすけてくれたのですか、なんてことを。私は死にたいのです。もう疲れたのです。ああ、殺してください」「俺も死にたい。だが、ナイフでなければだめだ。首を吊るなどとは逃げである。頸動脈切断、男ならこれ一筋だ」「私は女です」「そうか」

2013-08-15 01:02:15
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #11 男と女は行動を共にする事になった。車両は生き埋めになって死んだ。天国へ一足先に旅立ったのだろう。

2013-08-15 01:02:47
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #12 「自動販売機でナイフを買うのだ」「そうですね、それが一番です」男と女が病院の入口へ辿り着いた。そこはゲームセンターに改装されていた。不景気なのでゲームセンターが一番儲かるのだ。

2013-08-15 01:03:35
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #13 「おうおうねえちゃんちょっと楽しいことしようぜ」ゲームセンターなので当然不良もいる。看護婦はそのまま連れていかれ、そして二度と戻ってこなかった。

2013-08-15 01:04:22
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #14 「さて、天国へ行こう」無事にナイフを手に入れた男は、おつりの90円を飲み込み、そしてそれから頸動脈にナイフを突き立てた。不良から拍手喝さいが湧いた。悪い気分ではなかった。そして男は今度こそ天国へ行ったのだ。

2013-08-15 01:05:20
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #15 「ようこそ天国へ」「ようこそ天国へ」双子の幼女が裸で主人公を迎えた「そうか、ここが天国なのか」主人公は幼女を順番に犯した。それからPSPで頭蓋を粉砕した。「ようこそ天国へ」粉々になった頭蓋骨から音が漏れた。双子はロボットだった。

2013-08-15 01:06:22
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #16 「この物語を終わらせるには3つの秘宝を集め、エンディングを迎えなければならない」神は言った。「3つの秘宝とは何ですか」主人公が尋ねた。「双子のロボットと、看護師だ」「ファーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」既にもうない。

2013-08-15 01:07:34
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #17 「ならどうすれば終わるのだ。この物語は」「終わらないさ。永遠に終わりなどない。それが物語だ。打ち切られた後も書かれないだけで物語は続く。完結した物語も、放棄された物語も同じだ。読者の頭の中では自由に登場人物は動くのだ。」「なんということだ。」

2013-08-15 01:08:37
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #18 「お前が死んでもお前の弟の物語が始まるだけだ。自殺したお前は実は他殺だったのだという後付設定が追加されるだけだ。お前の自殺はただの伏線になるのだ。お前の痛みはただの文字列になるのだ。お前の存在はただのインクとタンパク室になるのだ」

2013-08-15 01:09:51
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #19 「なるほど、世界は終わらないのか。」「小説とはそういう物だ。」「そういうもんか。」「書く必要なんてないんだよ」「ああ、そうだったのか」「頭の中に思い描いた物語が既に完成品だ」「もういい黙れ、なら俺は俺の物語を作ろう。俺の都合のいい物語を」

2013-08-15 01:10:57
やおよろず。 @yaoyoro1111

#リレー小説 #20 こうして主人公には彼女が出来た。やがて結婚し、幸せな家庭を築いた。車両さんは実は彼女の父親だったのだ。これにてめでたく終わりである。

2013-08-15 01:11:57
バッティ @BATTY_KCM_CFM

色々思うところのある小説だった

2013-08-15 01:13:30
やおよろず。 @yaoyoro1111

つまりあれ、小説が完結しようと放棄されようとその一度編み出した世界が終わる事は無いってこと言いたかった だから別に途中で投げ出してもいいよねって事

2013-08-15 01:13:43