#架空職業 記録11(メマメ～)

和伊啓太 @waikeita

「お前が今回の相棒か。警察の通信機ではなく運び屋に自前の機器を運ばせるとは、随分と慎重じゃないか」「慎重派の探り出した情報は信用できませんか？」「間違いないから提供してるんだろ？」「もちろんです。テロリストは目の前の廃ビルの四階にいます」 #チョット危険な初仕事 #架空職業

和伊啓太 @waikeita

「あいよ。そこまでわかってりゃあ、この仕事、もう終わったも当然だな」モニターに映る男、始末屋は廃ビルに向かって歩き出す。「気をつけてください。署に仕掛けられた盗聴器からあなたが来ることはバレてます。罠があるはずです」「なあに、大丈夫さ」 #チョット危険な初仕事 #架空職業

和伊啓太 @waikeita

始末屋の姿が、モニターの奥の廃ビルに消える。「通信は、生きてますか？」「ああ、明瞭な声だぜ」スピーカーからわずかに足音がする。「一階クリアー、何もない。テロリストはまだここから逃げてないんだな？」「まだ、その四階で署のシステムを閲覧しています」 #チョット危険な初仕事 #架空職業

和伊啓太 @waikeita

「了解。二階もクリアー。上の階にも気配はない。テロリストは全員四階かな」「人がいなくてもトラップがある可能性はあります。気をつけてください」「ああ、当然だ。それにしても、やたら心配してくれるんだな。署の連中の話とは大違いだ」 #チョット危険な初仕事 #架空職業

和伊啓太 @waikeita

原はペットボトルのお茶を飲む。それから小さく深呼吸する。「くだらないことを言ってないで先に進んでください」「怒るなよ、進んでるよ。三階クリアー。確かに上の階に気配がある。少人数だな。ひとりかふたり、その可能性もある」 #チョット危険な初仕事 #架空職業

和伊啓太 @waikeita

廃ビルの三階から四階への踊り場で、始末屋は足を止めた。階段を上がったところに四階大部屋の扉がある。それを見て、始末屋は奥歯を噛み締めた。 『いらっしゃいませご主人様！ 温かい葛根湯を用意してます。 気軽にどうぞ☆』 #チョット危険な初仕事 #架空職業

和伊啓太 @waikeita

始末屋はゆっくりと慎重に階段を登る。可愛らしく飾り立てられた扉の前で小さく深呼吸する。それから、襟のマイクを口に寄せる。「どうやら歓迎されてるみたいだ」「状況を教えてください」イヤホンからの声を無視して、始末屋は腰を落とした。 #チョット危険な初仕事 #架空職業

和伊啓太 @waikeita

扉に向かって拳を軽く握る。「大丈夫だ。俺の技は姉御の直伝だ。扉ごと、トラップごと、テロリストを吹き飛ばせば良い。簡単だ」口の中で呟くと、始末屋はさらに腰を落とす。「ライトニングと飛燕、あれほどには及ばなくてもッ！！」 #チョット危険な初仕事 #架空職業

和伊啓太 @waikeita

とりあへず今日はここまで。

日魚ときお @tokyosanfish

ちょっと１８個ナックル設定見直してくる

日魚ときお @tokyosanfish

ああ、うん。(確認)

和伊啓太 @waikeita

@tokyosanfish うむ。

日魚ときお @tokyosanfish

@waikeita 楽しみにしてます。

和伊啓太 @waikeita

@tokyosanfish ハードルを上げてしまふた＞＜

日魚ときお @tokyosanfish

@waikeita はっはっはw

和伊啓太 @waikeita

@tokyosanfish 正直、このエピソードは最後まで決まつてるんですけどねｗ

日魚ときお @tokyosanfish

監視屋人気だなぁw(何度目かのつぶやき)

和伊啓太 @waikeita

@tokyosanfish 私にとつて動かしやすいのが監視屋ときお。次が護り屋ヒロマル。修復屋ケイタはさうでもないｗ

眼鏡 @boy___a

メイは馬鹿って事を生かして線引きをきちんとする奴です。

木船田ヒロマル @hiromaru712

鉄扇を盾にして、無数の銃弾を防ぐ。この少女がいなければ防ぎながら跳躍し場所を変えるのだが、今朝まで普通の家庭で過ごしてきた少女だ。可哀相に、銃声に怯えて動けなくなっている。 ( @waikeita さんよりの一節目 )

木船田ヒロマル @hiromaru712

アズサはまだ来ない。銀星会の下っ端達は「法王を八つ裂きにしてでも」自首した組の金庫番…会計士の娘を連れ去るつもりだ。扇のストックはあと二本。このままではジリ貧だが、討って出れば少女を危険に晒す。しかもチンピラ達は数に物を言わせ、じわじわと包囲の輪を縮めつつあった。

日魚ときお @tokyosanfish

@waikeita そうなのん？www

木船田ヒロマル @hiromaru712

「ぱぱ…ぱぱ…」幼子は泣きながらそう繰り返す。この子を奴らに渡すわけには行かない。「…仕方ねぇ」追い詰められたのは自分の責任だ。俺にはこの子を護る義務がある。職業倫理的にも、仁義の上でも、何より信条の上で。一命に替えても、だ。

木船田ヒロマル @hiromaru712

「久美」少女は答えない。嗚咽を漏らすばかりだ。「これからおじちゃんは二人に増える。一人が時間を稼ぐから、もう一人と逃げるんだ。一緒に行くおじちゃんは、途中で急に消えるかもしれない。その時はとにかく走れ。全力で。走れなくなるまで、だ。いいね」少女は赤い目でヒロマルを見上げた。