- Jono_japan
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@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove 「おい!警備員!そいつの上着を寄越せ!寄越せ!そいつは退場だ!」 舞台上から突然怒鳴りつけられた警備員は、ひとりの観客から上着を取り上げ、アクセルに手渡しました。
2013-08-29 22:49:33@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove アクセルは不愉快そうにその上着を眺めると、鼻をかんでから投げ捨てました。 一説によるとそこには「アクセル、お前は最低だ」と書かれていたそうです。 楽団は出鼻をくじかれました。
2013-08-29 22:51:13@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove そこからは悪夢でした。 動揺した楽団の演奏はふらつき、曲の展開を見失い、『おお、神よ』という曲では、当のアクセル自身も曲が終わっても歌い続けるという失態を演じます。
2013-08-29 22:53:26@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove その日、アクセルはイヤモニという魔法を使う魔法使いを雇っていました。 楽団の演奏をそのまま脳内に響かせるという魔法です。 万全を期してその魔法のお世話になる事にしたのです。
2013-08-29 22:55:48@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove しかし、不運な事に雇った魔法使いは未熟でした。 楽団の演奏は満足に聴こえず、アクセルは序盤から気にするそぶりを見せていました。 ぬかりない準備が仇となってしまったのです。
2013-08-29 22:57:55@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove のちに『夢街道』というどうでもいい曲名に改題される『哀しみ』という仮題が付けられた新曲を演奏している時、ついにアクセルの怒りが限界を突破しました。
2013-08-29 23:00:26@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove 哀愁に満ちた旋律を歌いながらも憤怒に満ちた鬼の形相で魔法使いを睨みつけたアクセル。はっと 我に返り、楽団員達に「大丈夫。気にするな」とフォローしましたが完全に後の祭りでした。
2013-08-29 23:02:47@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove 大丈夫でないのは誰の目にも明らかでした。 哀れな魔法使いは恐怖のあまり舞台袖で絶命していたのです。 これは「OK、ネバーマインド事件」として永く語り継がれる事になります。
2013-08-29 23:05:56@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove 肝心な大舞台で悪戦苦闘していた楽団でしたが、希望が感じられる場面もありました。 『俺の女になれたのに』の演奏中、楽団が完全に演奏を見失った場面です。
2013-08-29 23:08:03@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove 困惑するリュート隊と太鼓叩き。 このままでは演奏が破綻してしまいます。 その窮地を救ったのは短髪痩躯のバス弾きでした。 すぐに太鼓叩きへ近付き指示を飛ばします。
2013-08-29 23:10:16@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove 太鼓叩きは次の展開へ繋がるリズムを叩き出し、曲はようやく軌道に乗ります。 楽団はたしかに急造でしたが、僅かではありますが確実に絆が芽吹き始めていたのです。
2013-08-29 23:12:04@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove 同じような場面は翌年にもありました。 日出ずる国のShimizuという召喚魔法使いがアクセルの召喚に成功した時です。 その舞台でも事件は起こりました。
2013-08-29 23:13:32@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove 演奏予定だった『おお、神よ』という曲が上手く走り出さなかったのです。 あまりの窮地に固まる太鼓叩き。 そこに現れたのはまたしても短髪痩躯のバス弾きでした。
2013-08-29 23:15:07@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove 彼は瞬時に『おお、神よ』を諦め、次の『君にゾッコン』に切り替える判断を下しました。 その判断のおかげで公演は成功し、聴衆は満足して帰路につく事ができたのです。
2013-08-29 23:17:37@R__Y__O @shiratamaniax @Jono_japan @aintitlove 君にゾッコンwwwww!!一瞬何の曲か考えましたwwww
2013-08-29 23:20:20@GTNekoZombie @R__Y__O @shiratamaniax @aintitlove ゾッコンやめろwwwwwwww
2013-08-29 23:25:11@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove 実に頼り甲斐のある『交代要員』という名の楽団から来た短髪痩躯のバス弾きトミーは交代要員以上の役割を持つ楽団員となっていました。
2013-09-01 22:24:15@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove 前任のバス弾きと同じ反骨心を持ち、経験に裏打ちされた舞台での立ち振る舞い。必然的に彼は急造楽団の要になったのです。
2013-09-01 22:26:00@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove 演奏は上手くいったとは言い難い出来でしたが、アクセルは全世界に新しく生まれ変わった楽団を印象づける必要がありました。手始めに脱退した楽団員たちを「昔の友達」と貶めました。
2013-09-01 22:27:24@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove そして、旧友のリュート弾きポールについては「ポールがいなかったらこの楽団はもう存在していなかっただろう」と最大限の褒めそやしぶりでその重要性を強調したのです。
2013-09-01 22:28:11@shiratamaniax @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove ポールは今までは『ズルい女』などの共作者として知られていましたが、今後はアクセルの精神的な拠り所として活躍していくのだろう。 アクセルの口ぶりはそのように物語っていました。
2013-09-01 22:28:55@R__Y__O @GTNekoZombie @Jono_japan @aintitlove まって、ズルい女ってどの曲だろwww
2013-09-01 22:31:17@shiratamaniax @R__Y__O @Jono_japan @aintitlove どうしよう全くわからないですwwwwwwww
2013-09-01 22:32:38@shiratamaniax @R__Y__O @GTNekoZombie @aintitlove 「Bye-Bye ありがとう さよぉなら〜」って歌詞しか浮かばないんですが(´・_・`)
2013-09-01 22:32:39