めうめうのお話まとめ

なんか突発的に自分の音ゲーに対するスタンスとめうめうかわいい!一番好きなひなビタ♪のキャラです!を書こうって気になったら急になんかTwitter上でやらかし始めた記録もといまとめ。 追々タンブラーあたりで再展開しようと思います。
3
前へ 1 ・・ 3 4
あさくら @vvalther

「ふぁーあ……あ、おはめうー」 同じ布団で寝てためうちゃんがもぞもぞと動き出したと思ったら大あくびと一緒に起きてきた 「あ、うん。おはよう」 たぶん6,7時間前にも同じやりとりをした気がする いやいや今はそんな悠長に朝の挨拶をしている場合ではなくて

2013-08-14 15:58:16
あさくら @vvalther

「なんでベッドに入ってるの」 「ここめうのベッドだめう」 ごもっともだ 「そんなことよりあの後ぜんっぜん起きなくてお布団敷けなかっためう!だからベッドで寝るしかなかっためうー!」 そしてこの怒られっぷりである 「あ、そっか……ごめん」 「朝ごはん作ってくれたら許すめう」

2013-08-14 15:59:40
あさくら @vvalther

そしてこの朝はめうちゃんの思惑通り僕が朝ごはんを作らなければならなくなったワケだ 作れる物は作ってあとはトーストでも焼いておけばいいかということになった 「わーい!あっさごっはんー♪」 「はいどうぞ、召し上がれ」 ここ数日の間に起きた、何度目の「どうしてこうなった」である

2013-08-14 16:02:26
あさくら @vvalther

思った以上に早くに起きてしまったせいで朝ごはんを作ってなお出発まで時間が余っていたので とりあえず時間まではめうちゃんとお話しながら過ごすことにした 「めうは夏休みー」 「なのに早起きなんだね」 「朝ごはんを作ってくれる人は朝しかいないめう!」 「さいですか……」

2013-08-14 16:06:15
あさくら @vvalther

「そういえば何のお仕事してるめう?」 「ボクかい?何と言うか……ハンコを作ってぺったんぺったんしてる会社に勤めてる」 「めう!?めうもそこに就職するー!!」 「いやまあ……印刷業なんだけどね」 「めう!?ハンコじゃないめう!それハンコじゃないめう!」 「ハンコがルーツだよ一応」

2013-08-14 16:08:14
あさくら @vvalther

久々にゆっくりと食事を摂れること以上に 誰かとお話をしながら朝食を摂れることに小さな幸福を感じていたボクは 特に何かをひた隠す気もなくありのまま自分のことを話していた そして 「そういえばめうちゃんって本名がめうだったんだね」 「めう!?なんでわかっためう!?」 「昨日の写真」

2013-08-14 16:09:46
あさくら @vvalther

これである 正直誰が聞いたって「めうめう」がハンドルネームじゃなくて本名だとは思わないだろう ボクだって最初はそう思った 「めめめめめめう!?!?!?!?ひっどーい!アレは企業秘密めうーーーー!!」 「いやいや、ごめんってば。一回知ったら忘れるのは結構むずかしいものでね」

2013-08-14 16:12:08
あさくら @vvalther

「ぶー……良いめう。そしたらそっちも本名を教えるめう」 そう来るか いやまあ……相手の本名知っちゃったしなあ こっちだけ名乗らないのもアレだし 「良いよ」 「良いめう!?」 「めうちゃんの本名知っちゃったのにこっちだけヒミツってのもなんだか釈然としないしね」

2013-08-14 16:14:57
あさくら @vvalther

仕方ないので一応本名を教えることにしたんだけど 「……へー」 この反応である 正直名前負けどころか名前1ラウンドKO負けする様な高尚な名前を付けられたせいでこの反応がデフォルトになってしまい いつの間にか慣れてしまっていた 「何だか難しい名前めう」 「そんなものだよ」

2013-08-14 16:18:12
あさくら @vvalther

「うーん……呼びづらいめう……何か良いあだ名は……」 めうちゃんは腕を組んで首を傾げる すごく難しそうな顔をしているところを見て嫌な予感がしたので牽制することにした 「じゃあハンドルネームで良いよ」 「それは面白くないめう」 人の呼び方って面白いっていう基準で決まるのか……

2013-08-14 16:20:11
あさくら @vvalther

「よーし!それじゃあよっちゃんって呼ぶめう!」 なんかイカ臭そうな名前だな いや全国のよっちゃん失敬 「めうちゃんがそう呼びたいならそれでもいいけど……なぜによっちゃん」 「呼びやすいから!」 「さいですか」 崇高な意味でつけられた名前は駄菓子並のあだ名に変貌したのであった

2013-08-14 16:31:31
あさくら @vvalther

さて……よっちゃんと呼ばれたボクは腕時計を見てハッとする 「あ、そろそろ出ないと」 「え~?もうお仕事行くめう?」 「社会人の辛いところさね」 残りのコーヒーを飲み干すとほとんど無いに等しい荷物を持って席を立つ 「それじゃあ見送ってあげるめう!」 とめうちゃんも立ち上がる

2013-08-18 19:18:28
あさくら @vvalther

「え?いやいやそこに停めてあるクルマまでだけど」 「もーう違うめう!」 玄関で靴を履きながらいそいそとしていると何故かめうちゃんに怒られた 何なのだろうかと立ち上がってみてそこでわかった 「んー」 ………… めうちゃんが背伸びして目を瞑ってちょっぴり唇をとがらせて待っている

2013-08-18 19:20:29
あさくら @vvalther

いや……だから…… 「それは行ってきますのちゅーか何か?」 「は~や~く~」 一体この子の精神構造はどうなっているのか たまに疑わしくなる 「いやちょっとそれは恥ずかしい……」 「してくれなきゃ承知しないめう」 それってつまりアレか 親御さんに言うとかそういうやつか

2013-08-18 19:22:01
あさくら @vvalther

「わ、わかった……でもほっぺで勘弁して」 「ふふん♪許してあげるめう」 あー何でボクは中学生の女の子のほっぺにちゅーをしなきゃならないのか…… しぶしぶと、そして何かとんでもないことをしているんじゃないかというドキドキ感を押さえながら触れたかどうかもわからないラインで済ませる

2013-08-18 19:24:06
あさくら @vvalther

「そ、それじゃあ行ってきます!」 「行ってらっしゃいめう~♪」 急に顔がアツくなってめうちゃんを直視する余裕すらないまま飛び出すように玄関の扉をくぐっていく そのままの足でクルマに飛び込むとすぐさまエンジンをかけて恥ずかしさを振り切るようにフルスロットルで職場に向かうのであった

2013-08-18 19:25:37
前へ 1 ・・ 3 4