ウガンダ反同性愛法案についての自分のツイートのまとめ

エミコヤマ @emigrl

その牧師はAIDSで親を亡くした子どものための孤児院や学校も運営している。ていうかその資金集めのために米国各地のユニタリアン教会を渡り歩いて講演しているらしい。

エミコヤマ @emigrl

本人は兄弟姉妹が９人いて、うち５人はAIDSで亡くなったと言っていた。それがウガンダ人にとっては普通の経験。８０年代のNYやLAやSFのゲイコミュニティを経験した人の話とかぶる。

エミコヤマ @emigrl

2001年にブッシュ大統領が就任してすぐ、米国の資金援助を受けている国際援助機関に対してコンドーム使用を奨励することが禁止された。ウガンダのHIV感染拡大の大きな責任は米国政府のその決定にあると言っていた。オバマ政権になってその規則は廃止されたので事態の好転を期待しているらしい。

エミコヤマ @emigrl

牧師はコンドームについてしか話をしていなかったけれども、ブッシュ政権が国際援助機関を縛ったのは３つあって、1) 中絶手術について一切触れてはいけない、 2) コンドームに触れてはいけない、 3) 売買春に明確に反対の立場を取らなければいけない。

エミコヤマ @emigrl

会場から「ルワンダのジェノサイドとウガンダにおけるゲイ迫害はどう違うのか」というきわどい質問があった。牧師は言葉を選びつつ、でも最終的には、それらは似通ったものだと言った。そう言わざるをえないと思う。けれども民族浄化とかジェノサイドという言葉が出てくるといろいろ面倒なことに。

エミコヤマ @emigrl

以前参加した「ウガンダの同性愛者の人権を守れ」みたいな集会には、リベラルな政治家が何人もメッセージをよせて、「同性愛者迫害法が成立したら、経済制裁すべきだ」みたいに言っていた。それにわたしは違和感があったのだけれど、ジェノサイドという言葉が出てしまうと何も言えなくなる空気がある。

エミコヤマ @emigrl

南アフリカに対するボイコットは、アパルトヘイトに抵抗している黒人たち自身が要求した。イスラエルに対するボイコットも、パレスチナ人たちが要請している。でもわたしの知る限りウガンダのゲイコミュニティは、経済制裁してくれとは言っていない。でも「言えないのだ」という可能性も確かにある。

エミコヤマ @emigrl

ウガンダが話題なので、 http://bit.ly/mj6Rb9 ウガンダについて英語で書いた文章（ユダヤ系雑誌Tikkun掲載）と、オレゴンで行なわれたウガンダ反同性愛法についての集会でわたしが配ったビラの文面を、英語ブログのほうにアップしておきました。

瀬戸マサキ @MasakiChitose

みなさまー。ウガンダの同じトピックについて、日本語で同じ筆者の文章があったですよー 。内容もかなり充実しているので、こっちもぜひ！ （っていうかこっちだけでもいいかも！本人の日本語だし！） http://bit.ly/ilLJvq

エミコヤマ @emigrl

そうだよ、そっちのほうが充実してるよ。紙の雑誌の原稿やビラの文面として書かれたものは、スペースの制約が大きいものね。 @cMasak みなさまー。ウガンダの同じトピックについて、日本語で同じ筆者の文章があったですよー 。 http://bit.ly/ilLJvq

エミコヤマ @emigrl

ウガンダでは、住民の数割がHIVに感染していて、ロクな治療も受けられずに毎日大勢死んでるのよ。それは放置しているのに、反同性愛法案で大騒ぎになる自分たち先進国人って。

エミコヤマ @emigrl

あと、現行法で同性愛は最高14年の刑期なのに、死刑になるかも！とか、死刑はやめろ！とか、なんだかなぁ。

🌻ﾅょωﾚよ″丶)ょぅすﾚﾅ🌻 @rna

@emigrl いや、それ言ったら死刑廃止運動とかも「なんだかなぁ」になっちゃわないか。

エミコヤマ @emigrl

@rna 死刑に反対だけど長期刑や無期刑に賛成、って人はいるでしょ。でも同性愛者を死刑にするのは反対で、１４年の禁固刑なら賛成、という人はいないと思う。

エミコヤマ @emigrl

ウガンダ関連の呼びかけ文で、「日本の国会に比べはるかに非民主主義的なウガンダ議会では」っていう文面を書いたのはどこの誰で、どういう根拠に基づくんだろうか。偏見でしょ。

エミコヤマ @emigrl

まあ何が非民主的かというと、国民と議員の圧倒的多数が支持する法案が、外国の圧力によって成立しなかったことかも。

エミコヤマ @emigrl

わたしが絶望を感じるのは、先進国のフェミニストやゲイ活動家が、善意から植民地主義に加担し、それによって「性器切除される第三世界の少女」「死刑の恐怖にさらされるウガンダの同性愛者たち」のために何か役立っていると思い込んでいる事実です。 @papsjp

エミコヤマ @emigrl

先進国フェミニズムは、９０年代の女性器切除をめぐるさまざまな論争において第三世界のフェミニストたちによる批判をうけ、ある程度なにが問題であったか学んだはずなのに、その教訓がウガンダの問題に活かされていないばかりか、そもそも記憶すらされていない。 @papsjp

滝野原南生🇹🇼 @takinohara

「殺すな」としか言えなかった。帝国主義的かもしれないけれども RT @emigrl わたしが絶望を感じるのは、先進国のフェミニストやゲイ活動家が、善意から植民地主義に加担し、それによって「死刑の恐怖にさらされるウガンダの同性愛者たち」のために何か役立っていると思い込んでいる事実

エミコヤマ @emigrl

「殺すな」と言う自分たち先進国社会が、一方ではAIDSの発症を抑える薬をウガンダの人たちの多くが入手できない状態は放置している、ということを、ちゃんと考えるべきだと思って発言しています。 @takinohara 「殺すな」としか言えなかった。帝国主義的かもしれないけれども

浜崎　伊南　HAMASAKI Ina @HAMASAKI_Ina

日本ではフェミニズム、左派、ゲイ運動は異なった歴史を辿った。お互いが学びあうプロセスは一部を除いて存在しなかった。この大きな理由は、かつての左派やフェミニズムがゲイの存在を黙殺してきたことに由来。「植民地支配への無頓着」の責任はゲイだけに還元できない。@emigrl 植民地主義

浜崎　伊南　HAMASAKI Ina @HAMASAKI_Ina

ウガンダ政府も国民も、エイズ治療アクセスの問題を放置などしていない。ウガンダのエイズ薬アクセス割合は５割を超え、ボツワナに次いでアフリカで２番目に高い。世界資本主義の限界の中でこれを可能にしたのは、ウガンダの人々の努力と先進国市民の国際連帯。RT @emigrl 薬を入手できない

エミコヤマ @emigrl

てか、それを言うなら「ウガンダ国民のホモフォビアはかれらの責任には還元できない」とも言えてしまう。かれらだけの責任ではないけど、責任が問われることは確か。「わたしたち」がそれを問う立場にあるのか、あるいはどのように問うべきなのかは別の課題としても。 @HAMASAKI_Ina

エミコヤマ @emigrl

ウガンダ政府や国民が放置しているとは一度も言っていないです。放置しているのは、先進国ゲイ運動。そもそも、米国などのゲイ団体は、HIV対策の政府や民間財団のグラントをアフリカと奪い合う競争的な立場にあるという事情があります。 @HAMASAKI_Ina