兄者ポエム

轟　洋介 @watanabecco

今ちまたで人気急上昇中のスクールアイドルユニット"μ's"> そのメンバーの一人である園田海未ちゃんが僕の彼女だ。 海未ちゃんとは楽しくお付き合いしていたが、最近些細なことで喧嘩してしまった。 もう一週間は口を聞いてくれない。 ああもう、なんでこんなつまらないことで喧嘩なんか・・

轟　洋介 @watanabecco

早く仲直りしなきゃ。 些細な喧嘩はいくつもあった。 けどすぐに仲直りしてきた。 しかし一週間も口を聞いてくれないような事態は今回が初めてだ。

轟　洋介 @watanabecco

そしてよりによって時期も悪い。 だって、もうすぐ、『２月１４日（バレンタインデー）』なんだぜ

轟　洋介 @watanabecco

今日の放課後、弓道場に来てください バレンタインデー当日、結局海未ちゃんと仲直りできないまま重い足取りで学校に向かう僕。 学校につき下駄箱を開けると、そう記された手紙が入っていた。 「ど・・・どういうこと・・・？」 授業中僕は完全に上の空だった。授業の内容など頭に入ってこなかった

轟　洋介 @watanabecco

弓道場で何を言われるんだろう。 仲直りの話？、それともチョコレートを渡してくれるのかな・・・？いや、今は喧嘩中でろくに話すらしていない。 まさか、嫌いになったから別れる・・・ そんなことを考えると、不安で一杯になり授業に集中などできるわけがなかった。

轟　洋介 @watanabecco

放課後、僕は一目散に弓道場に向かった。 不安で足取りは重かった。 けど、 弓道場に"来て"ください 彼女からの久しぶりのメッセージとお願い。 僕が行かない理由なんてないだろう？

轟　洋介 @watanabecco

「海未ちゃん!!」 僕は勢いよく弓道場の扉を開ける。 そこには弓道着を着て正座して待っている海未ちゃんがいた。 久しぶりに彼女の顔を見た僕は安堵した。 が、それもすぐ不安に塗りつぶされた。 彼女は瞳を閉じたままうつむき、重苦しい表情をしていたのだった

轟　洋介 @watanabecco

「う、海未ちゃん・・・」 やっぱりまだ怒ってるんだ。 「僕、いつも海未ちゃんを怒らせてるけど」 もう僕にあきれたんだ。 「今回みたいな長い間口きいてくれないの初めてだけど」 嫌いに、なったんだ

轟　洋介 @watanabecco

「別れるなんて言わ」 「兄者さん」 え・・・ 僕は混乱した 「バレンタインデーチョコレート」 だって別れを切り出されると思ってたのに、海未ちゃんが僕に 「受け取ってください」 上目遣いで微笑みながら、僕にチョコレートをくれたんだから

轟　洋介 @watanabecco

「え、僕のこと嫌いに、てっきり別れるのかと、え、え、ヒッ・・・ヒグッ・・・」 「あ、あ、あ、兄者さん!泣かないでください!」 不安、驚き、嬉しさ、いろんな感情が混ざり合って僕は泣いてしまった。 「大体なんで兄者さんと別れたりしなきゃ!・・・///」

轟　洋介 @watanabecco

「ヒグッ・・・だって、こんなに長い間口聞いてもらえなかったの初めてだから・・・ウウッ」 「これはニコの提案なんですよ・・・」 「え？」 「丁度バレンタインが近いから、サプライズにもなるし、仲直りにもなるし一石二鳥!って」 「そ、そうだったんだ・・・」

轟　洋介 @watanabecco

「ほんとは私も辛かったんですよ・・・でも、まさかここまで辛い思いをさせてるとは思ってなかった・・・」 「本当にご、ごめんなさい・・・うっ・・・ひぐっ・・・あ、兄者さん・・・ぐすっ」

轟　洋介 @watanabecco

海未ちゃんまで泣いてしまった 僕に辛い思いをさせてたのが辛かった その涙の理由を知った瞬間僕の体は、勝手に海未ちゃんを抱きしめていた。 「え!？あ、兄者さん？」 「いいんだよ海未ちゃん。チョコレートありがとう」 「いえ・・・私こそ・・・」 「そして僕を好きでいてくれてありがとう」

轟　洋介 @watanabecco

２月14日、バレンタインデー。 いろいろあったが僕は無事彼女から初めてのチョコレートをもらい 「兄者さん・・・」 初めてのキスをするこことなった。 終わり http://t.co/WdQydJsnbe　2:19～2:23秒のお話

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轟　洋介 @watanabecco

っていうのを兄者からスカイプで送られてきたんだけど・・・