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双天戦旗フェーズ1 戦況報告
風蝕の荒れ地
開戦
個人イベント
トライアクス隊長、敗北
ワタシのナカ
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@soutensenki その後、どうやってスカイウォード側へ帰ったかはよく覚えていない。馬が無事だったのが幸いで、彼女の背に意識のない隊長を乗せてなんとか帰り着いた。 よっぽど酷い顔をしていたのだろう。隊長と一緒に後方へ運ばれそうになったのを拒むのが大変だった。 #双天戦旗
2013-09-05 10:46:47![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@soutensenki 違う、そうじゃない。僕は傷一つ負ってない。奴らは僕にそんなことをしない。 そんな風に言えるわけもなく、とにかく頑なに首を横に振りつづけ、向かった先は司令部・フォースアロー隊長副長両名のもと。 おぼろげな帰り道でたった一つの答えを告げに。 #双天戦旗
2013-09-05 10:47:08![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@soutensenki 「ーーー進撃を。 私たちはまだ戦える。 私たちは、戦わなきゃ」 そんなことをすれば魔族の思う壺でしかないことはアリスが一番わかっている。けれどそうでなければ、魔族に有益でなければ、この体が何をしてしまうかわからない。 #双天戦旗
2013-09-05 10:47:32![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@soutensenki 握りしめた拳に爪が食い込み、血が滲む。 二人の目を見ることができない。 「おねがい」 ーーー僕をゆるして。 #双天戦旗
2013-09-05 10:47:51トライアクス隊長敗北の後に
個人イベント
父の真実
紅天三番隊副長到着
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@soutensenki #双天戦旗 英ミチル、紅天を離れ戦場を走り、円卓の縁にて薄色の少女を求むる事 ミチルには、未だに目の前に広がる風景を現実的にとらえられない瞬間がある。 ほんの一月前までこの辺りには緑が… http://t.co/IpIYheANOn
2013-09-08 18:36:35![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@soutensenki @pa_dz @tetra45 ヴォルクが目を開いた時に最初に飛び込んできたのは本陣の天井。 そして少し疲れた表情の第三席のナンシー。 「まだ起きない方がいいよ隊長。アバラと骨が何本かやられてるわ」 #双天戦旗
2013-09-08 19:52:09![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@soutensenki @pa_dz @tetra45 体を起こそうとすると、体中を痛みが駆け抜ける。 思わず痛みに呻くと人の話を効かない隊長だね、と体を起こす手伝いをしてくれる。 #双天戦旗
2013-09-08 19:52:25![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@soutensenki @pa_dz @tetra45 「アリスは何処だ、あいつが割り込みで術を撃ってくれたのは覚えている」 「あの子ならフォースアローのところにいったよ。今後の事を話しにね。……トライアクスは、戦線の維持が最早不可能だ」 「………」 #双天戦旗
2013-09-08 19:53:14![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@soutensenki @pa_dz @tetra45 深い沈黙。あの一撃でしとめなければならなかった。 "アレ"を本隊とぶつける訳にはいかなかったのだ。 その為の一撃必殺、自らの全ての魔力を叩きつける攻撃を、あの魔族は片手で止めてしまったのだ。 #双天戦旗
2013-09-08 19:53:30![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@soutensenki @pa_dz @tetra45 「……恐らく撤退になるだろう。準備をさせろ」 「隊長、」 ナンシーが口を開きかけた時に、凛と響き渡る声が聞こえてくる。 #双天戦旗
2013-09-08 19:53:55![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@soutensenki @pa_dz @tetra45 「――こちらは紅天七曜、英ミチル。トライアクスの隊長と副隊長に御目通り願いたい。至急お伝えしたいことがありここまで駆けてきた。両人は何処か」 何故あの男が帝国最前線にいるのだ、と訝しがる前に次の言葉が紡がれる。 #双天戦旗
2013-09-08 19:54:55![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@soutensenki @pa_dz @tetra45 「我々は独自に魔族の調査を進めた。この情報が欲しくはないか」 目を見開く。あの男は今なんと言った? #双天戦旗
2013-09-08 19:55:17![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@soutensenki @pa_dz @tetra45 「隊長、ブラフだ。信じることはないよ」 「ナンシー、鎧を着るのを手伝ってくれ。紅天の副隊長殿に会うのに病人みてえな格好は失礼だろう」 「隊長!あんたねえ!」 #双天戦旗
2013-09-08 19:55:54![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@soutensenki @pa_dz @tetra45 「ナンシー、今俺をあいつらが暗殺した所で、あいつらが手にするのは"会談の場で相手を殺した"という汚名だけだぜ」 ナンシーは黙り込む。ヴォルクにだって解っている。戦争なんて勝った方が正義なのだ。 #双天戦旗
2013-09-08 19:56:33![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@soutensenki @pa_dz @tetra45 やがて彼女の方が諦めたのか、溜息をついてヴォルクに肩を貸し、鎧を着せる。 「隊長、マントは」 「それはあいつの仕事だ、やらなくていい」 #双天戦旗
2013-09-08 19:56:55![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@soutensenki @pa_dz @tetra45 ナンシーははぁ、とこれ見よがしに溜息をつき、本陣から出る。 恐らく声の主を迎えに行くのだろう。 ゆっくりと椅子に座りながら、大きく息を吐く。 彼の右腕は、まだ帰ってこない。 #双天戦旗
2013-09-08 19:57:26![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@soutensenki ナンシーたぶんこんなんhttp://t.co/SA9bLajuMe by こぺん #drawr
2013-09-08 20:56:26![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@soutensenki @kumatyanpantyu @pa_dz 迎えがきたのは、流石にえづいて喉を休めた時だった。見覚えのある顔だ。名前は思い出せないが、トライアクスでも隊長副隊長に次ぐ人物だろう。 #双天戦旗
2013-09-08 21:13:02![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@soutensenki @kumatyanpantyu @pa_dz 良い迎えがきた、とミチルは感じた。ヴォルクの意向は、それほど悪くないはずだ。一方の彼女は少々意外そうだった。顔を顰める。「まさか、あんた達だけじゃないよね?」「いいえ、これで全員よ」 #双天戦旗
2013-09-08 21:13:47