fu-fu

銀玲 @bitch_gorimayo

（とっ、とうとう今日、、、俺はトシと、、、）近藤は、先程からソワソワと落ち着かない様子で、隣でＴＶを見ている土方を横目に見る。（ああ、、、トシ可愛いなぁー意外に睫毛長かったりするんだよねー、、、って違う！いや！違わねぇけど！！）ずっとこの調子で百面相が止まらない。

銀玲 @bitch_gorimayo

今日は、近藤と土方が夫婦の契りを交わした日。そう、新婚初夜である。時に古風な所があり、近藤の強い希望で、まだ二人の間に身体の関係はない。数えきれない程の口付けを交わし、手を絡め抱き合った回数などもう分からない程だ。だが、その先へはまだ一度も進んだ事がない。

銀玲 @bitch_gorimayo

土方は、いつも物欲しげな顔をしていたが、近藤の気持ちを汲み取り、それ以上を望む事はなかった。近藤は、土方のそんないじらしい所が堪らなく愛おしかった。自惚れだと言われても良い。トシは俺に惚れている。近藤には自信があった。勿論、近藤も土方に心底惚れ込んでいる。だからこそ大切にしたい。

銀玲 @bitch_gorimayo

その結果、新婚初夜迄おあずけという何とも漫画の様な展開になってしまったのだ。（トシ、、、すげぇ普通だけど、今日が初夜って分かってるよね、、、？）隣で何食わぬ顔でＴＶを見る土方に、ふと不安が募る。（俺だけ？俺だけがこんなにドキドキしてるの、、、？）段々と悲しくなり目頭が熱くなる。

銀玲 @bitch_gorimayo

思わず両手で顔を覆いグスグスと涙と鼻を啜る。「オイ、、、近藤さん、、、アンタ、さっきから何一人でやってんだ？」「へっ、、、？」思わぬ土方の問い掛けに、手で覆っていた顔を上げるが、その顔は涙と鼻水でグチャグチャだ。「ちょっ！？アンタ何だその顔！あーもう！コッチ向け！！」

銀玲 @bitch_gorimayo

ティッシュを何枚か無造作に取り、近藤の顔を乱暴に拭き取る。「ちょっ！トシ！痛い！痛い痛い！！顔取れちゃうからそれぇー！！」「取れねぇよ！つか、何なんだよ一体、、、」土方は少し困った様な顔で近藤を見る。「だって！だってぇ！！トシ、今日俺達夫婦になったんだぞ？ちゃんと分かってる！？」

銀玲 @bitch_gorimayo

「はぁ！？アンタバカか！分かってるに決まってんだろ！！」「じゃあさ！今日が俺達のはっ、初めて、、、の日って、、、わっ、分かって、、、る、、、？」「ッ！？」言った近藤も、聞いた土方も、みるみると赤くなっていく。暫く、ＴＶの音だけが響く沈黙が続く。「わっ、分かってる、、、よ、、、」

銀玲 @bitch_gorimayo

先に口を開いたのは土方だった。「分かってるに決まってんだろ、、、！おっ、俺がどんだけ緊張してるか、、、」「えっ！？嘘ッ！だって、トシ普通にＴＶ見てたじゃん！！」「普通に見るしかねぇだろ！みっ、見てなきゃ、、、そればっかり考えちまう、、、」「トシ、、、」そう言う土方の顔は真っ赤だ。

銀玲 @bitch_gorimayo

土方も意識していたのだ。だが、それを悟られたくなくて、必死に素知らぬ振りをしていたのである。（そっか、、、俺だけじゃなかったんだ、、、）こんな気持ちでいるのが自分だけじゃないだろうかと、不安で締め付けられていた心が、スーッと楽になっていく。「トシ、、、長い事待たせちまったな」

銀玲 @bitch_gorimayo

優しく手を取り、真っ直ぐ土方の目を見る。「トシ、お前の初めて俺に捧げてくれるか？」「ッ、、、近藤、、、さッ、、、」「優しくする。お前の事は今生大切にする。だから、、、俺にお前の初めて下さい。」「ッ、、、！！」近藤の目は真剣そのもので、土方を捕らえて離さない。

銀玲 @bitch_gorimayo

「バッ、バカかアンタ！そ、んなの、、、当たり前だろ？じゃなきゃ、、、俺、アンタと結婚なんかしてねぇ、、、」真っ赤になった瞳からは涙が滲んでいる。「トシ、、、」「バカみたいだけど、どうしようもねぇ位、俺はアンタが好きなんだよ、、、今も心臓破裂しそうだ、、、」（どうしよう、、、）

銀玲 @bitch_gorimayo

目の前の土方の姿に、近藤の理性はどうにかなってしまいそうな程、正直限界が近かった。「すまんトシ、、、俺、もう我慢の限界、、、」「えっ、、、」言うや否や、土方を所謂お姫様抱っこで抱き上げる。「ちょっ！？近藤さん！！？」「今から、トシの初めて頂きます。」「ッ、、、！！？？」

銀玲 @bitch_gorimayo

そのまま、二人で初めて過ごす寝室へ入り、大きなダブルベッドへ土方を下ろす。「心の準備出来た？」「で、きてねぇ、、、」「残念ですが、貴方の旦那様はもう我慢の限界です。って事で、目一杯愛してやるから覚悟しろよ？」「なッ、、、！！」有無を言わさぬ旦那様に、従うしかない妻なのであった。

銀玲 @bitch_gorimayo

大丈夫だぞトシ！今日の日の為に、俺はありとあらゆる準備を整えた！！お前に辛い思いさせるつもりないから、、、俺、頑張るから、、、（愛おしそうに土方の頬を撫で、少し震える土方の指に手を絡める）

真夜 @gin_mayo505

@bitch_gorimayo (自分を大切に思ってくれる近藤の気持ちが痛いほど指先から伝わってくる)近藤さん…ありがとな…(絡めた指にギュッと力をこめ)あんたにとっても初めてだろ？だから…俺も、頑張る…(指に口付け)優しくしてくれよ？(恥ずかしさに目も合わせられず)…旦那さま…

銀玲 @bitch_gorimayo

@gin_mayo505 トシぃ、、、（今から、この目の前にいる健気にも可愛い妻を抱くのかと思うと、感極まり涙腺が熱くなる）うん！でも、辛かったらちゃんと言うんだぞ？（恥ずかしがる土方に口付けようとした瞬間、聞こえた言葉に）えっ、えええ！？トシ？いっ、今、なんて、、、？旦那さま？

真夜 @gin_mayo505

@bitch_gorimayo だ、旦那なんだろ？俺の….(咄嗟に合った目線を、今度は逸らさず)俺だけの…！結婚したんだから、あんたは俺を自由にできる(絡めたままの手を自分の胸に当て)胸がこんなにドキドキうるせえのもあんたと居るからなんだぜ？察しろよ…(情欲で潤んだ目で見つめる)

銀玲 @bitch_gorimayo

@gin_mayo505 いや、旦那だけど！その、旦那さまって、、、その呼び方、、、はっ、反則でしょ～？（真剣な顔の土方とは対象的にあまりの事に顔がフニャリと緩んでしまう）トシ、、、そうだ、俺はお前だけの旦那だ。お前も俺だけの奥さんだからな？愛してる、、、（優しく唇を食み口付ける

真夜 @gin_mayo505

@bitch_gorimayo (近藤の嬉しそうな顔に自分もつられ笑い)あんたが幸せならそれでいい…(近藤からの告白とキスに、一生懸命保っていた理性が崩れ始める) あ…近藤さん、俺も…！俺も好き…だ…！(ギュッと抱きしめ柔らかなキスに酔い)…ん…ッ…う、ん…(段々と身体の力が抜け

銀玲 @bitch_gorimayo

@gin_mayo505 トシッ、、、！（今迄に何度も重ねた唇だが今日は一層甘く柔らかく感じ、いつもよりもより深く味わう様に蹂躙する）キスだけで気持ち良くなっちゃった？（背に回した手を細い腰に移しシャツの中に手を滑り込ませ、その滑らかな肌をゆっくりと撫で上げる）

真夜 @gin_mayo505

@bitch_gorimayo (深く濃厚なキスに頭の芯が痺れ、益々思考を鈍くしていく)はッ…あ、やッ…(肌に直接触れられゾクゾクと快感が駆け上る)あんたの手…くすぐったい…！は、ん…(そのまま身体を預けながら近藤の耳朶を甘噛みする)

銀玲 @bitch_gorimayo

@gin_mayo505 トシ、可愛い、、、（ビクビクと快感に震える土方が愛おしくて、口の緩みが止まらない）ンッ、、、クソッ！お前エロ過ぎだろッ、、、！（耳朶を甘噛みしてくる土方の姿に頭に血が上り、土方の首筋へと顔を埋め噛む様に吸い付き痕を散らし夢中で名を呟く）トシッ、トシ、、、

真夜 @gin_mayo505

@bitch_gorimayo エ、エロくなんて、ねえ…ッ…！あッ…(首筋に熱い唇で吸い付かれ更なる快感に襲われる)近藤、さん…ッ！！お、俺…(感じてしまった身体に気づかれまいと少し身を捩って離れる)ごめ…ん(恥ずかしさに言葉が続かず近藤の肩に額をつけて俯く)

銀玲 @bitch_gorimayo

@gin_mayo505 めちゃくちゃエロイですぅー、、、（チュッチュとわざと音を立てるが、身を捩り離れる土方に気付き）ん？どうしたトシ？何で謝るんだ？（優しく微笑み俯く土方の顔を覗き込む）やっぱり恥ずかしいか？うーん、、、俺も実は恥ずかしい、、、（ハハッと笑い土方の背を摩る）

真夜 @gin_mayo505

@bitch_gorimayo や…音、やめ…(身を離したのは自分のくせに、何故か淋しくなり)わかんねえ、けど…近藤さんも？…(背を摩られて落ち着いてくる)恥ずかしいのはお互い様だよな…(今度は自分から口付けにいく)…ン…(段々深く、強請るように舌を絡めていく)…あ、ふ…ッ！！