映画『キャプテン・ハーロック』著名人の感想
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しかもそのハーロックさんの失敗というのが、約束違反に怒って相手を皆殺しにしたあげく惑星ひとつ不毛の地にしてしまうという、観てる方が引いてしまうほどの凶悪さ。ハーロックさんもさすがに反省していたようだけど、その反省の結果が「全部なかったことに」というのはどうなのか。
2013-09-14 02:58:23神谷純 @junkamiya
アニメーション監督。 最新作は『やくならマグカップも 二番窯』 10月から放送スタート! 日常は怪獣とハロプロのことばかり考えて生きてます。 『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』、7月からTSUBURAYA IMAGINATIONにて配信中!
『キャプテンハーロック』観てきた。映像が素晴らしかった! 日本初の映画でこんな映像が、しかもキャラクターもので観ることが出来るようになろうとは! 美術・モデリングなど圧巻だった。雲海を突き破って現れるアルカディア号の何とカッコイイことよ!
2013-09-11 22:41:20『キャプテンハーロック』ただ、ドラマとしては微妙だったなあ。いや、見終わった感じとしてはものすごく『松本零士』してるんですよ。実はそういった意味も含めて、そもそも松本作品って漫画以外のメディアにコンバートするのってものすごく難しいんです。
2013-09-11 22:43:47@junkamiya ハーロックでドラマ作るのって難しいですよね。漫画では雰囲気だけで押し通すことも出来なくはないですけど。
2013-09-11 22:47:28@junkamiya @MASH_nishikawa 渋る大泉の御大に「まゆというオリジナルキャラクターを出さないと、一年間の物語は作れない」と直談判しに行ったりんたろう監督と上原正三さんは偉かった……って事でしょうか?
2013-09-11 23:00:17松本作品は、松本宇宙の松本バイアスの中でのみ成立しうるドラマなので、そこに一般的なドラマのテイストを持ち込もうとすると相互崩壊起こしかねない。成功した例としてはやはり劇場版『銀河鉄道999』あたりだろうか。
2013-09-11 22:46:14『キャプテンハーロック』は、松本世界において『出来上がっている』キャラクターだ。ハーロックには鉄の信念があり揺らぐことはない。逆に言うと『それだけ』のキャラとも言える。つまり実はドラマを背負ったキャラデはなくシンボルなのだ。
2013-09-11 22:47:58だから『ハーロック』を描く場合、ハーロック自体が主人公になってしまうと実は難しい。キャラとしてすがるべき行動の根がないのだ。というか「ハーロック』を描くとしたら「悩む主人公を導く指標」などとでもしないと難しい。
2013-09-11 22:50:17今回の『キャプテンハーロック』は、TV版の台場に近い存在のヤマという青年が事実上の主人公だ。その点はいい。だが、今回の問題は『指針』たるハーロックも実は『孤独な迷子』として描かれていたということ。結果、映画の軸が見えないのだ。
2013-09-11 22:52:35@junkamiya 最後の最後ではっきりと世○交○してくれればこれはこれでありと思ったんですがそこまで踏み出せなかったのが実に惜しかったです、個人的に。
2013-09-11 23:07:04ただ、そうはいっても、それでも松本零士的世界を多分かなりの力技も使いつつ一般的なドラマの領域まで持ってきているのは、ある程度は成功している。そこは相当頑張ったのだと思う。見終わった後の印象もまさに『松本零士的だ!』だった。
2013-09-11 23:00:38@junkamiya ハーロックって松本先生の『父の背中』であり『理想の大人の象徴』なんですよね。だから話を構築する時、自分を投影させる少年が実質の主人公になるのだと思うんです。だから劇場版999が全てにおいて最強のハーロックになったのでは……と。RTしまくってすみません…orz
2013-09-11 23:17:12@meibis あ、いえいえありがとうございます(*^^*) ハーロックってやっぱり背中を見られる側のキャラの時が一番魅力的ですねー!
2013-09-11 23:25:43@junkamiya あの後、ダークマターの力でハーロックとヤマが合体し、艦内の雰囲気は明るくなり、ヤッタランはプラモ作りに精をだすという妄想を描きました。
2013-09-12 00:14:53