第7回twitter読書会(金曜会)スティーブンソン『ジキル博士とハイド氏』発言まとめ
#dks 多重人格。精神疾患として定着している感はありますが。ジキルの言う「二重人格」は、この物語の中においては、「二面性」レベルですよね。紳士らしからぬ不行跡をコソコソしていたという。
2010-02-13 02:03:50世の辛酸を嘗(な)めつくした中老の亜米利加(アメリカ)女と、坊ちゃん育ちで、我儘で天才的な若いスコットランド人との結婚生活が始まった。夫の病弱と妻の年齢とは、しかし、二人を、やがて、夫婦というよりも寧(むし)ろ、芸術家と其のマネージャアの如きものに変えて了った。 #dks
2010-02-13 02:04:19スティヴンスンに欠けている実際家的才能を多分に備えていたファニイは、彼のマネージャアとして確かに優秀であった。が、時に、優秀すぎる憾(うらみ)がないではなかった。殊に、彼女が、マネージャアの分を超えて批評家の域に入ろうとする時に。 #dks
2010-02-13 02:04:45#dks 中島敦の『光と風と夢』のなかにある、スティーブンソンと妻ファニーの性格描写。なかなか興味深いです。http://bit.ly/b9r3RT
2010-02-13 02:05:56#dks 古い男社会ノリでキモかったのは、「快楽…わかるだろ?(ニヤリ)」という、よく出て来る思わせぶりな箇所。まず当然、エロ。その他に暴力は出てきますが、時代背景を考えると残りは薬物だと思う。いろいろあるけど(検索除けに書きません)ホームズも常用してた例のヤツとか
2010-02-13 02:07:28#dks 結婚当時ファニーは11歳年上の42で、すでに子供が2人。ファニーがすごいのか、スティーブンソン先生がすごいのか…お子様な俺にはわからねえ…。
2010-02-13 02:10:03#dks 特に、前半に感じられる「友情」は気持ちよかったけど、だからこそ湧いてきた疑念が…狼男のような変身モノの体裁を取ってますが、実話に近いエピソードが作者の周囲にあったんじゃないでしょうか。(二重人格という類いでなく)薬物の影響か、病気の発症などで
2010-02-13 02:20:59『緋色の研究』が1887年発表だから、『ジキルとハイド』の翌年なのか。同じ時代背景か。そういえば、ホームズのパスティーシュものに、ジキルとハイドが出てくる作品があったような。 #dks
2010-02-13 02:21:13@hkanki 品行方正な友人が裏ではとんでもない悪行を…という出来事は、実際にありそうですよね。薬で人が変わる、というのは、救いがありますけれど。 #dks
2010-02-13 02:24:18#dks さて、そろそろ僕は退席します。本日以降も『ジキルとハイド』の感想書き込み、お待ちしております。今回はずいぶんと長かったですね。楽しかったです、ありがとうございました。
2010-02-13 02:28:26#dks あと次の次の回(3月12日)の課題図書の推薦もお待ちしてます。読むための時間も必要ですし、今回から1冊終わったら、1冊募集というかたちにしようかと思うので。
2010-02-13 02:30:28@yuya76 社会人の品行方正さ、職業人としての体裁か。富を得て脱出したスティーブンソンはいいけど、近代社会の恩恵を受ける他の人は、身体が拒否しても、それと向き合ってかなきゃいけないですよね。twitterのアカウントで問題になっていることと同じで。 #dks
2010-02-13 02:31:55