『恋の渦』感想（4回目）

中山涙＠死んだ目でダブルピース @shindame

「恋の渦」で、ナオキとカオリのセックスは、わざとギャグっぽく描かれている。でも個人的には、もっとリアルに生々しく撮ってほしかったなー。「モテキ」であんなリアルなキスを撮ってくれたんだから。

中山涙＠死んだ目でダブルピース @shindame

「恋の渦」、ちょっとわかんなかったのは、タカシについて。田舎に帰る直前、タカシはユウタに抱きついてキスするんだけど、あれは、実はゲイだったってことなのかな？カオリにしつこくアプローチし続けたのは、ユウタの気を引くため、あるいは自分の本当の感情を抑止するためだったのかな？

ムー @muu

@shindame 初めて聞く解釈で面白い…と思いつつ、まあそれはないかなーと。同居までした男同士の友情の高ぶりを表す愛情表現でしかないのでは。で、あのベッドでのキスというとタカシ＆カオリが行われた場所であり、腹を立てた相手の男と何故かキスしてるユウタ…というギャグにもなっている

ムー @muu

『恋の渦』は相手に会いに走り出したり交通機関に乗り込んだりまたは燃えるようなセックスそのものや第三者が現れて殴りあう修羅場のようなシーンはほぼなくて、それは普通の恋愛ドラマに求めとけばいいからだろう。普通の恋愛ドラマで描かない、コミュニケーションのリアルさに重きを置いている、と

ムー @muu

そう言えば、セックスとか潮噴くとかフェラとかデリヘルとかのキーワードが、出つつ、年齢制限のない映画なんだな『恋の渦』って。でもそれは『モテキ』も一緒か？『ゴッドタン』でカリビアンドットコムとか言ってるようなもんか？携帯を忘れたドットコム！（と言うネタは、実際にはなかったとか）

ムー @muu

ユウコの「携帯を忘れた侍」、でもあれ、改めて観ると聞き取りにくいかも。ぼくは一回目で聞き取れたんだけど、そんとき周りの反応がちゃんと笑ってたんだよね。それによって、今の台詞面白かったな？…と遅れて気づくような不思議さがあり、笑いがなければ気づかないかも？という劇場で観る面白さが

ムー @muu

タカシの中の人エピソードが面白かった。まんまタカシみたいな人らしく、地元長野で15からホストやっててNo.2まで上り詰めたから「極めた」っつって東京行ったとか。一番よりNo.2！ホル・ホースかw 東京のディオには敵わなかったわけねw

ムー @muu

グルーヴ感ある繋ぎ方の例。「言わねーとフェラとかしてくんねーし。潮時だよ。あいつ潮も噴かねーしさ」からの「ていうか塩っ気足りなくない？あたしコウちゃんにもっと塩足せとかよく言われる」「そんなこと言われるの？じゃあセックスについても？」「でもリクエストには応えてる」で一周してたりw

ムー @muu

今のシオは韻も踏んでて、他にもナオキとカオリが「浮気」の話した直後にオサムとユウコで「脇はだめだよ」。画的な踏み方（?）だと、オサムの部屋には四つん這いで尻を強調した杉原杏里ポスターがあんのね。オサムユウコのキスで四つん這いあるし、オサムが最後に泣きながら謝るシーンも四つん這いで

ムー @muu

前田敦子が撮影現場観にきてたって話があったけど、あっちゃんは何処を観たんだろうね。グラビアポスター群は篠田麻里子とか大島優子とか河西智美とかドキュメンタリーAKBとかはあったけど私のソロのはないのかよ？とか考えてたんかなw 「前田敦子似」というブスが出て来なくて良かったな、とか

ムー @muu

一昨日の舞台挨拶で広島出身の若井さんが「トモコの携帯ストラップはカープ（コラボ）の（ONE PIECE）チョッパーなんですよ」と仰ってたので改めてよくよく観るとバットを構えたチョッパーであることはわかった。室内のスナップ写真とかもちょっと気になったり。いつ頃のトモコだろ、とか…w

ムー @muu

複数回観てると意味のないシーンや演技なんて全然ないなと思えてくる。サトミが「女の人たちは皆ショップ店員」と部屋コン「後」にナオキから聞いて「あー…」となるのは、ユウコまで揃って自己紹介しようとした瞬間、正にその3人組の内輪なノリによってガン無視されたのを思い出してるんだよね…

ムー @muu

コウジはタカシトモコが手繋いだりしてんにイラつくけど、タカシはコウジの拒絶モードのせいでユウタの仲に入りにくいから他に行ってるだけ。カオリは「彼女ほったらかしてひどい」というナオキ悪口に乗るけど「関係ないっしょ」でアプローチかけたお前がそれいうかって言うね。わかってんだろうけどw

ムー @muu

いきなりのキス後に「歯磨いて来て良いかな？そういうのちゃんとしたいし」ってタカシが言うけど、それはチュッパチャプス舐めてたカオリにこそ磨いて来いと思わなくもないのがちょっと可笑しい。まーカオリにとっちゃ飴の代わりみたいなもんだろーけどね、タカシなんて…口さみしいだけだろ！みたいな

ムー @muu

ホテルでまだちょっと暇なので『恋の渦』ツイートを再開するが、広島の上映は終わってしまい、しばらく観れずに離れてしまったらそれが失われていくのもまた早いんじゃないかと思うんですね、連日観たこの3日間がまるで夢だったかのように…。それを埋めるためにも今書けるだけ書いときたい

ムー @muu

というスラムダンクパロは置いといて、先日ちょっと宣言したとあるフレーズのカウントに挑戦したんですね、トイレに続いて。それは、『恋の渦』における、「全然」という返事！思いついておきながら「これ無理だろう」と突っ込みたいが拾えるだけ拾ってみよう、と

ムー @muu

「全然」ってのは「全然そんなことない」の略で、ただ「そんなこと」は何にも適用可能ながらも具体的に何を指すのか名言しなくとも使えちゃうという、曖昧さが良い方向にも悪い方向にも機能する恐ろしいワードだなと、『恋の渦』をみながら気づかされますね

ムー @muu

例えばタカシがカオリを部屋に呼ぶ電話。カオリが何を言ったかわからないけどタカシは「良いよ、全然」と言う。お前の部屋じゃねーのにお前が「全然（問題ない）」（と捉えたくなる「全然」）と言えるほどかよ！？と言う、ユウタの心の声が聞こえてくるよね

ムー @muu

コウジがナオキに「彼女ほったらかしでまずくなかった？」と聞くと「全然大丈夫」と返し、オサムが「彼女どうだった？」と聞けば「全然、普通に可愛かった」と答える。この辺は大して強い意味を持たせず「全然」の一言で緩い同調の保持に努めてる印象。無難な返事。食事の約束も緩くOK出してるよね

ムー @muu

「全然」は「全然全然」「全然全然全然全然」と重ねることも出来る。「無駄無駄」「じぇじぇじぇ」に通じる語感の良さ。間に「いやいや」「そんなことないです」「大丈夫」などコンボを繋ぎやすいワードも挟める。で、コンボで膨らませやすいってことは、そんだけ意味も虚ろになりがちってことでもある

ムー @muu

下手したら愛想やノリだけでも使ってしまう。オサムの部屋で「ごめんなさい汚なくて」と先手を打たれたら、後手のユウコは「いえ全然」ととりあえず言うしかない。言いながらじわじわと汚なすぎる部屋が見えてきて自分の発言が後から嘘になって行く。求められてもない即答になるのも「全然」の危うさ！

ムー @muu

『恋の渦』に限らずだけど「自分は怒っている」と認識されるのを忌避する心情ってあるよね。まるで怒ること自体が逆ギレと同レベルなくらい恥ずかしいこととでも思われそうで嫌がってるというか。「キレてねぇよ」もそう。これは友人や恋人同士という関係性を失うのが怖いという心理かも知れない

ムー @muu

なので、怒っているにも関わらず、相手がひとまずの謝意を示したら、それだけで「別に良いけど、全然」と返して怒りの矛を収めざるを得ない「全然」ケースもある。でも本当はまだ怒ってる。許してない。トモコは素直だからコウジの「全然」で毎回ほっとして、そんでまた怒られるっていうね…

ムー @muu

「全然」の曖昧さ故にコウジに振り回されたトモコだったが、コウジ「何かごめん今まで気づけなくて」トモコ「ううん、全然全然！」と、別れ話に使われる「全然」は関係性を絶とうとしてる厳しさを和らげもするしそれがまたコウジにとっては鈍い痛みがゆっくりと伝わってくるようでもあり、残酷ですわよ

ムー @muu

あ、修羅場はないって書いたけどトモコの新しい男が来てるとこはコウジVS男だ。異種格闘技戦で対話という自分のフィールドに持ってった「男」の圧勝だけどw あれはナオキVS妊婦サトミの名人戦とはまた別の名勝負。スターバックスをスタバと略さない「男」には、コウジでなくとも少しは怯むかとw