8th全会場回ったから感想書く　2.千早・ミンゴス編

スイP📝 @SuiAshe

千早とミンゴスについてあらためて考えるきっかけになったのは、蒼い鳥と眠り姫を比較したことからで。 なぜ、何年も前に収録した蒼い鳥が、いまの眠り姫に比べて見劣りしないのか。それが不思議だったんですよ。

スイP📝 @SuiAshe

例えば春香であれば、同じ太陽のジェラシーでも、収録するたびにまるで別人のような成長が見られます。ほかのアイドルも大体がそうだと思います。

スイP📝 @SuiAshe

でも、オレにとって如月千早は違う。 蒼い鳥、目が逢う瞬間、arcadia、眠り姫、そしてTVアレンジの蒼い鳥、約束。 千早は持ち歌であれば、昔の音源と聴き比べても見劣りしないんです。

スイP📝 @SuiAshe

手元に音源あるならぜひ彼女の歌を聴いてみてほしいところですが、少なくともオレは千早の持ち歌に明らかな「差」はないと思っていつも聴いています。

スイP📝 @SuiAshe

さっきと違うこと言ってるように聞こえるかもだけど、オレが千早を見るときは基本こう思ってて。 先にいってしまえば、「その時にしかだせかった魅力」というものが彼女にはある。

スイP📝 @SuiAshe

では最初から千早は歌が上手かったか。そう問われれば、答えはノーです。アーケード時代の音源（とくに持ち歌以外）を聴けばわかりますが、「歌姫という千早の立ち位置」、当時ゲーム内で求められたものまでは歌唱力が追いついていないんですよ。

スイP📝 @SuiAshe

最初期の、まだアイマス曲が10曲しかない中では、蒼い鳥はひと際異彩を放っていたと思います。だから「歌姫」の設定であっても、まだ何とかなっていたのかもしれません。千早Pのひいき目でみても、当時の千早の歌ってそういうレベルだと思うんですよ。

スイP📝 @SuiAshe

それも、蒼い鳥はまだ持ち歌だからいいんです。他の曲だと、「歌姫」というほど突出したものはなく、むしろ不安定な曲すらあります。 アニマスの完成された千早だけを知っているひとがアケマスの千早の曲を聞いたら、ともすれば「これが千早？」という感想を抱くかもしれません。

スイP📝 @SuiAshe

そのなかで、如月千早は「歌姫」としての役割を与えられていました。つまり言いかえれば、「如月千早」という人物に「今井麻美」の歌唱力が追いついていなかったんです。スタートのその時点では、ミンゴスには如月千早を表現しきることができないかったと。

スイP📝 @SuiAshe

大変だったと思います。声優の仕事としては、求められるものが大きすぎますから。「如月千早」は、今も昔も「歌姫（という設定）」であることに変わりはありません。ですから、「今井麻美」が彼女に追いつくしかなかったんです。

スイP📝 @SuiAshe

いまいきなりミンゴスの代わりを用意して、「歌姫と呼ばれる如月千早を演じてみろ」と言われたと考えれば少しは想像がつくかもしれません。キングや早見さんのような逸材ならまだしも、普通はこれ、無理難題ですよ。

スイP📝 @SuiAshe

如月千早は、もともと歌の素質があって、プロデューサーがついてそれを磨けば、輝く原石だった。という、つくられた物語の話です。今井さんは、それを地で、現実で、リアルで再現しなければいけなかった。これが、どれだけ大変なことか。

スイP📝 @SuiAshe

どれほど努力したか、想像することしかできませんが、その一つの結晶が「THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 05 如月千早」に収録された蒼い鳥だったのではないかと。

スイP📝 @SuiAshe

正確には、蒼い鳥M@STER VERの千早ソロは歌姫楽園のCDが最初だったはずなので、2006年でしょうか。準備期間を考えると、３年以上「歌姫・如月千早」を追い続けたことになります。

スイP📝 @SuiAshe

（１年前の自分の表現が乱暴すぎて張っててはらはらするマン これ方々にキレられるかもしれないけど千早Pの戯言だから最後まで我慢してね(>ω <｀)）

スイP📝 @SuiAshe

ちなみに、蒼い鳥のM@STER VERの最初の収録はMASTERPIECE 05であずさ、律子とのトリオですが、この時点では、まだまだ不安定なところがあります。

スイP📝 @SuiAshe

はっきり言ってあずささんの方が上手いです。歌詞の表現力、声の強弱の安定感（初期千早はここが不安定で、単に声が大きかったり小さかったりします）、そしてビブラートも。今の千早の、綺麗に伸ばしたあとにかすかに揺らすという形が完成していません。

スイP📝 @SuiAshe

もちろん悪くはないんですが、厳しい見方をするとそうなります。

スイP📝 @SuiAshe

そして、それに比べてソロの蒼い鳥。これが全然違うんです。ほんとうに飛躍的に上手くなっている。自身をもって如月千早の代表曲だと言えるものに仕上がっている。

スイP📝 @SuiAshe

歌詞の強弱、ブレス、ビブラート、またビブラートを抑えて声を伸ばすところ、どれをとってもすべてが数段上なんです。癖の強い歌い方さえ、如月千早を表現する大事なパーツとして歌の中に存在している。

スイP📝 @SuiAshe

この時点ではじめて、今井麻美が如月千早に追いつきました。 今井さんの言う、「千早を自身の身に降ろす」という歌い方ができるようになったのは、まさにこの時点だったのではないかとオレは予想します。

スイP📝 @SuiAshe

しかしながら、千早（ミンゴス）の歌が観客を圧倒できるようになるのは2009年のarcadiaを待ってから。そして満場一致で観客を魅了できるようになったのは、さらに一年あとの眠り姫からだと思います。

スイP📝 @SuiAshe

360のリレ、L4Uのマイソンと、どんどん良くはなってきていますが、「歌姫」というにはやはり抜きんでるほどのものが必要です。SPの隣に…でもまだ完成しきっていないところを見る限り、やはり本格的にミンゴスの歌唱力が伸びたのはarcadia以降からかと。

スイP📝 @SuiAshe

そう考えると、2006年の時点で如月千早が「完成」というのは早すぎるという気もします。気もしますが、千早が、持ち歌だけは他の追随を一切許さないというクオリティで歌を世に出してきたことだけは確かです。