8/18 #同題ssBSR まとめ お題「夕立」

同題ssBSR 8/18のお題分のまとめです。 ざっとまとめただけです。誰でも編集可能ですので、追加・削除などご自由にどうぞ。 作品冒頭にある【 】内はCP表記です。ただし、全ての腐要素のある作品に記されているとは限りませんので、地雷のある方は注意。→http://j.mp/Kcy03q 続きを読む
0
同題ss@BSR【改】 @ddibsr_s

8/18~8/21(22:00)  今回のお題は『夕立』  提案者は丸さんです。ありがとうございます。 #同題ssBSR

2013-08-18 22:00:46

はる @bluebruise

【関ヶ原】いつから生じていたのかは分からない。きっと小さなものが寄せ集まって今に繋がったのだろう。きっと気づかないうちから起こっていた。小さな塵が寄せ集まって出来たあの暗雲の如く、それは始まっていたのだ。低い温度の雫が頬を打つ。痛い、そして、冷たい。<夕立> #同題ssBSR

2013-08-18 22:06:54
喨々 @asagiparty00

「あれ?毛利さん…傘持ってないのー?」「うむ」 「もっ…毛利!傘忘れたのかよ…しょうがねえなぁ!俺の使えよ!ほら!拒むなよ!」「Ha!元就サン!傘無いんだって!俺のUmbrella使いませんか?」…「…って毛利がいねぇ!」「ごめーん!俺の傘貸しちゃった…」<夕立>#同題ssBSR

2013-08-18 22:16:12
森居 @ub_morry

【三吉】大粒の雨が鉛玉のように地面を穿つ。「急ぎやれ」紀之助に手を引かれて佐吉は茶屋の軒先に駆け込んだ。泥水の散った袴の裾を紀之助に拭われながら佐吉は落胆した。「秀吉様から賜ったものを汚してしまった」「この位、すぐに落としてやろ」紀之助が笑った。/夕立 #同題ssBSR

2013-08-18 22:17:42
千住なぎ @nagi_ddssbsr

【転生親就】突然の夕立に慌てて近くの家の軒下に入る。続けてまたひとり。「アンタも雨宿りかい?」掛けた声に返された冷たい視線にくらりと風景が歪む。此処ではない、何処かでこの峻烈な眼差しを見なかったか?「…っ」掛けようとした声は駈け出した背中には届かなかった。/夕立 #同題ssBSR

2013-08-18 22:20:57
このえ @konoe189

【親就/夕立】急に空が暗くなったかと思えば雷を伴って強く降り出した雨。これじゃあ帰れねェな。外を見ながら元親がぼやく。なァ止むまでいてもいいか?振り返りながら訊かれる。……好きにせよ。そう言えば奴の顔が綻んだ。せめて日輪が身を隠すまで降り続けばよいと秘かに願う。 #同題ssBSR

2013-08-18 22:37:24
イグアナくん @nkgmbs

【小太官】「ご苦労さん」書状を受け取った瞬間、湿った雨の香がした。赤茶けた髪の先にも雫が止まっている。「濡れなかったか?」風は黙って書状の宛名を指さす。字は滲んでいない。「そうじゃない、お前さんのことだよ」「……」特に変なことを聞いたつもりはないんだが。〈夕立〉 #同題ssBSR

2013-08-18 23:21:26
丸(まる) @ganmaru831

【今川+家康】ぽつり、と何がが頬に当たり空を見上げた。「竹千代、雨が降るぞよ! 稽古などやめて中へ……」義元の声に返事をしようとした矢先、ざあっと降り始める雨。「にゃんと! まろの化粧が落ちるでおじゃー!」一目散に屋敷へ走る義元の背に、思わず吹き出した。/夕立 #同題ssBSR

2013-08-19 00:16:53
@nadjagaga

【親就】昨夜、あ奴とひどい喧嘩をした。朝起きてから一言も交わしていない。何が逆鱗に触れたのか。気持ちを引きずったまま仕事を終わらせ急な雨に途方に暮れていた。「…傘忘れただろ、今迎えにいく」突然鳴った携帯の向こう側の声はぎこちなかったが我の心の雨はやんだ。〈夕立〉 #同題ssBSR

2013-08-19 18:57:23
@nadjagaga

【元親】強い雨音で目が覚めた。さっきまで晴れていた筈だが…ああ夕立か。ついうとうとしちまったらしい。「なぜ我に構う」蘇る声。「理由なんてねえ、気になるからだ」その答えでは不服だったらしい。「一体どうすれば満足するんだ」堂々巡りする思考を雨音がかき消した。〈夕立〉 #同題ssBSR

2013-08-19 18:57:58
@aoi_YKM

【伊達いつ】「Hum…遅れてきた武将、ねぇ」「知ってるか?昔むかし、お天道様とお月様と雷様が旅先の宿に泊まって、お天道様とお月様は朝早くに、雷様は夕方にお宿を発ったそうだ」「Ha!月日が立つのは早く、夕立の雷ってか。…ま、Heroは遅れてやってくるモンだ」/夕立 #同題ssBSR

2013-08-19 20:52:42
ぷぅは褌をドロップする @puu0625

【三吉】周囲に立ち込める暗雲、遠雷が響く。「刑部、貴様が私を裏切っていたなど。訳があったのだろう?」固く強張った三成の声が、座したわれの頭上に降り注ぐ。「なぁに。常通り。全て義の為ぬしの為よ。」目を見ずに二枚舌を動かす。全て偽の為ゆえに…。涙雨が降る。【夕立】 #同題ssBSR

2013-08-20 21:49:38
閑井嵩 @syusizu

【慶孫】暮れの空が昏く染まる。思ったより強い雨足に目を細めたとき「…からすが傘を持って来るという話は聴いた事がないな」「これ以上なっちゃ参っちゃうからさ」水も滴るいいおんな、に。その背を叩き歩き出す。傘が当然のように一本だった事には気づいたが黙っていた。<夕立> #同題ssBSR

2013-08-21 22:22:43
深芭 @hukaba_pivoine

戦が始まってから二刻半が経過したころ、蒼天を厚く雲が覆い、雷と白雨がけたたましく地を叩いた。視界が不明瞭になる。しかしこの男は、隻の瞳を更に光らせ、不敵な笑みを零した。「雷に雨…竜にはお似合いじゃねえか」(政宗/夕立) #同題ssBSR

2013-08-24 22:07:41
うえち @d2oub3lock

【蒼紅】よく晴れた日ほど夕方に酷い雨が降る。四半刻もすれば上がってしまう短い雨。しかし、痛いほどの大きな粒で瞬く間に大地を濡らす激しさも、同時に轟く雷鳴も、戦場の竜を思わせて。「明日も暑くなるな」そしてまた雨を連れて来いと、群青の空に残る入道雲を見る。/夕立 #同題ssBSR

2013-08-24 23:55:34
@xsan_title

親就】些細な事で口論になった。お互い半分は半分は八つ当たり。暑さの所為も相まってお互い引っ込みつかなくて。真夏の空下で睨み合い。けれど。突然降った夕立に二人でただ立ち尽くす。そうして二人で噴出した。「返ろうぜ?」優しい手が差し出され我は素直に手を取った。【夕立】 #同題ssBSR

2013-08-26 22:48:23
くちなわちゃん @ETetSS

【慶+秀(+半)】桶をひっくり返したような雨に街が煙る。(「雨は良い」「涼しくなるねぇ」「ああ。――それに、風が潤う」)塵も埃も地を流されて、しっとり冷えた夕風がやわらかく喉を撫でる。(優しさが残ってる。ぶん殴って謝らせられるはずだ)小猿がキキィと鳴いた。/夕立 #同題ssBSR

2013-08-27 18:13:29
白山りき@bsr用 @rikis_b

【吉三】雨は嫌いだ、そう呟いた言葉が頭を過ぎる。傘を届けてやらねば。だが小姓を遣わそうともいらんと言いかねぬ。やはりわれがと外に出た所でずぶ濡れの男が怒鳴りつけてきた。「身体を濡らすなと言ったろう!」やれシンセツのつもりが、だが、何故か嫌な気はせなんだ。<夕立>#同題ssBSR

2013-08-28 01:56:59
白山りき@bsr用 @rikis_b

【小政】かんかん照りが続いた後の夕立に思わず頬がゆるむ。これで畑の野菜たちも元気になる。そして…。「Come on! 小十郎!」昼の暑さに茹だっていた主が、ずぶ濡れになりながら久し振りにはしゃぐ姿に、己も年を忘れ思わず裸足で庭に降りた。 <夕立>#同題ssBSR

2013-08-28 01:58:03
祀之 @shino_1009

【親就】ザッと雨粒が強く叩きつけてくる中で、瀬戸内の両雄は睨みあい武器を構えた。「我の動きを読む頭があったとはな…!」元就は雨を予測し、敵軍自慢の火力が弱まる時に奇襲をしたつもりであった。待ち構えられ却って高揚する己に苦笑し、雨の中を鬼に向かい駆けた。<夕立> #同題ssBSR

2013-09-10 19:27:28
えすのじ @_uradonko

【現/親+佐】雨の音は潮騒に似てる、と友人は窓際に立つ。「懐かしいような…誰かを、思い出しそうになるんだけどな…」分からねぇんだ、と困ったように笑う姿を見るのは何度目か。「返すのはいつでもいいぜ」突然の雨に用意された傘は、果たして自分が借りて良いものか<夕立> #同題ssBSR

2013-09-15 20:49:50
えすのじ @_uradonko

【現/佐+就】「迂闊…」「久々に聴けたよその台詞」いつからいたのか、足元に屈んでいた新聞部員の声に眉を顰めた。「何の話だ」問う声に、んーん?と、立ち上がる「昔の話」ポン、と手渡された傘に顔を上げると、既に背を向けヒラリと手を振り「それ、元親に返しておいて<夕立> #同題ssBSR

2013-09-15 20:50:05