艦載機としての水上機 発進&収容

自分用まとめ。 追記: 艦むすの場合は手があるのでデリックで収容するよりはるかに手軽に艦載機を回収できそうである。
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CF型マシニーカhir @hir_CF

鳳翔お母ちゃんの水上機講座見たので語ってない部分をつらつらと書き連ねてみる。 そもそも艦載機としての水上機は調子の悪いことで有名な利根ちゃんのカタパルトを例に出すまでもなく、カタパルトから射出される。 このカタパルトは戦艦や巡洋艦などでは火薬式、潜水艦は空気圧式であった #艦これ

2013-09-29 19:09:26
CF型マシニーカhir @hir_CF

カタパルトから射出する際に必要な風力はどうやって確保していたかというと、艦の進行方向とカタパルトの向き、自然の風を合わせた合成風力が適切になるよう、飛行長と射出指揮官が要求する。また、機が離脱する際に水平が保たれるようにするのは射出指揮官の仕事であった #艦これ

2013-09-29 19:12:01
CF型マシニーカhir @hir_CF

大型艦は動揺が少なく、軽巡など小型艦は動揺が大きい。また、これらの艦艇の射出器は水面からかなり高い位置にあった。 一方、潜水艦の射出カタパルトは水面から1mほどしかなく、波のうねりをモロに喰らうために射出器には2度ほどの仰角がつけられていたという。 #艦これ

2013-09-29 19:14:04
CF型マシニーカhir @hir_CF

さて実際に射出される場合、Gはどれくらいかかるかというと3~4Gだったそうである。体重が3倍になって襲い掛かってくる瞬間!このGによって、わずか20mの射出で必要な速度が得られるわけだ。最初はゆるく、射出時間の真ん中あたりで最高潮に達し、そしてその後緩やかに弱まる #艦これ

2013-09-29 19:16:30
CF型マシニーカhir @hir_CF

さて。射出されて飛び出したからには任務を遂行しなければならない。だがその後にこそ最大の受難が待っている。 そう。艦への収容である。 水上機は水面に着水する能力があるが、波が荒れていると着水できない。 ではどうするか? 母艦が波を消すのである。 #艦これ

2013-09-29 19:18:13
CF型マシニーカhir @hir_CF

水上機の着水点を中心に、母艦は最初横風を受けて高速で走り、そして90度くらいで回頭して、風上に向かって変針する。この時できる白く泡立った水面へと降り立つわけだ。夜間や薄暮では文字通り命がけの作業である。 間違っても私はやりたくない。 #艦これ

2013-09-29 19:20:24
CF型マシニーカhir @hir_CF

無事着水した水上機は、水上滑走で艦の揚収舷側に近づき、艦から直角に出たデリックで機をひっかけて収容する。 水上滑走には7~8分、もちろんその間艦は無防備である。 機の方では、デリックの下に近づく前に後席の者が翼上へと昇り、機上にぶら下がったフックを機体へと引っ掛ける #艦これ

2013-09-29 19:24:27
CF型マシニーカhir @hir_CF

この際、艦の動揺や機体のわずかな変針ミス、風向、波等でやり直す事もあり、酷い時にはぶら下げられた状態で艦に激突、破壊されることもある。滑走台に収容されるまでは油断などまったくできない危険な作業であったのだ。 こうなってようやく、艦は通常の行動に移る。 #艦これ

2013-09-29 19:26:20
CF型マシニーカhir @hir_CF

というわけで、水上機の発進と収容をおおざっぱに説明してみたわけだが、まだまだ自分も勉強が足りないので間違いも多々あると思われる。参考程度にしてもらえると嬉しい。とりあえずは以上で説明を終える #艦これ

2013-09-29 19:27:37